昭和27年、とんこつラーメン発祥の地である久留米に、一切妥協を許さない究極のラーメンを喰わせる屋台があった。
それが「清陽軒」でした。
清陽軒初代の香月浩が作るラーメンは、永らく地元・久留米市民に親しまれましたが、平成18年に周りから惜しまれながらも暖簾をおろすことに…。
そして、閉店から2年後の平成20年5月…
1人の熱烈なファンが、清陽軒2代目の一木公冶に宛てた、
「あの味をもう一度」と願う手紙をきっかけに、かつての常連客達による『清陽軒復活プロジェクト』が始動しました。
平成21年…清陽軒復活へ
清陽軒は、そんな熱烈なファンたちの後押しを受け、平成21年5月に見事復活。
1人の常連客が復活を願う手紙を出した日から、ちょうど1年後のことでした。
初代の香月浩は清陽軒の復活を見届けるようにして永眠。
復活した清陽軒には、昔を懐かしむ常連客や噂を聞きつけた多くの方々が訪れ、いまでは久留米で押しも押されぬ大人気店となったのです。