イオンモバイルはお得?概要からメリット・デメリット、他携帯会社との違いを徹底解説

交差点前のスーパー
この記事は約12分で読めます。

スマホ代は月々の出費の中でも大きなものなので、できるだけ費用を抑えたいですよね。そこで検討したいのが格安モバイルですが、種類が多いので、どれを選べば良いか悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか。

今回はその中から、イオンモバイルの概要やメリット・デメリット、他携帯会社との違いを徹底解説します。お買い物でおなじみのイオンが提供しているサービスなので、何かとお得な予感がしますよね。

携帯会社の選定に迷っている人やお得に契約したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事は下記のような人におすすめです!

  • イオンモバイルの概要、メリット・デメリットを知りたい
  • イオンモバイルについて他携帯会社との違いを知りたい
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1 イオンモバイルについて

スマホを確認している女性

「イオンモバイル」は、スーパーマーケットの「イオン」などを運営するイオンリテール株式会社が運営している格安SIM。

料金は、月額 税込528円(データ1GBプラン)~月額税込5,588円(シェア音声50GBプラン)までの、豊富なプランが用意されています。また、NTTドコモ回線とau回線を選ぶことができるので、さまざまな選択肢があることが魅力です。

全国の200店舗以上のイオンでイオンモバイルの申込み、料金プラン変更、故障修理受付等のアフターサービスに対応していているので、急なトラブルの際なども安心。店頭で設定サポートサービスなども行っています。

また、イオンモバイルには契約期間縛りや契約解除料金はないので、最新機種への乗り換えなどもいつでも好きなタイミングで行えるのもポイント。MNPに対応しているので、電話番号はそのままで他社から乗り換えることも可能です。

そして、SIMフリーの端末は設定が煩雑な場合もありますが、イオンモバイルは初期設定はイオンが行うので、すぐに使える状態で受け取れるのもうれしい点。NTTドコモ回線とau回線を使用しているので、電話もつながりやすいですよ。

イオンモバイルについて|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】

2 イオンモバイルのメリット

イオンモバイルの概要についてわかりました。では、ここからはイオンモバイルのメリットについて紹介していきます。

携帯会社に迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2-1 料金プランが豊富・安い

イオンモバイルは料金プランが豊富なため、自分に合ったプランを設定しやすいことがメリットです。

具体的には下記のようなプランがあります。

○音声プラン(音声通話付きのベーシックなプラン)

電話もネットも使えるおひとりさま向けプラン。毎月のデータ量を1GB単位で選べるので無駄がなく、スマホ料金の見直しもしやすいプランです。

音声プランには下記の2つのプランがあります。

<さいてきプラン>

  • 音声3GBプラン/月額980円(税込1,078円)(※0.5GBから10GBまでの設定あり)

<さいてきプラン MORIMORI>

  • 音声20GBプラン/月額1,780円(税込1,958円)(※20GBから50GBまでの設定あり)

○シェアプラン(データ容量を家族で分け合えるプラン)

最大5人までデータ容量をシェアできる「シェアプラン」。月額料金は「プランの基本月額料金」+「追加のSIMカード利用料金」となり、2枚目以降のSIMカードは1枚あたり220円(税込)が加算され、4枚目・5枚目のSIMカードは1枚あたり220円(税込)の追加料金がかかる仕組みになっています。

データ容量は1GBから50GBまで選択でき、家族が使用するデータ容量に合わせて細かく設定できるのが魅力。データは翌月に繰り越すこともでき、容量は毎月変更可能です。

○データプラン(データ通信のみのプラン)

データ通信専用のおひとりさまプランである「データプラン」。毎月のデータ容量を、1GB単位で選べます。

データプランには下記の2つのプランがあります。

<さいてきプラン>

  • データ3GBプラン/月額780円(税込858円)(※1GBから10GBまでの設定あり)

<さいてきプラン MORIMORI>

  • データ20GBプラン/月額1,580円(税込1,738円)(※20GBから50GBまでの設定あり)

○やさしいプラン(60歳以上の方限定のプラン)

60歳以上を対象とした「やさしいプラン」。スマホを気軽に利用できるさまざまなプランが用意されています。

<やさしい音声プランS.>

  • 電話もネットも使えるおひとりさまプラン
  • 3GBプラン/月額780円(税込858円)(※3GBから200GBまでの設定あり)

<やさしいシェア音声プランS.>

  • ご夫婦でシェアできるプラン
  • 夫婦で毎月ひとり1.5GBプラン/月額1,280円(税込1,408円)(※1.5GBから4GBまでの設定あり)

<やさしいデータプランS.>

  • ネットだけのプラン
  • 3GBプラン/月額580円(税込638円)(※3GBから8GBまでの設定あり)

2-2 店舗での申し込みが可能

格安モバイルでは、申し込みはネットのみしか対応していないところもありますが、イオンモバイルはお得な料金にも関わらず、店舗での申し込みが可能です。

イオンモバイルの店舗はスーパーの「イオン」の中にあるので、来店後、プランや端末を決定したらSIMが開通されるまでの間は店内で買い物や食事などを楽しみながら待つことができます。

いつものお買い物のついでに契約ができるというのはうれしいですよね。

2-3 最低利用期間や解約金の設定がない

スマートフォンを購入する際、最低利用期間や万が一の時の解約金などが設定されていることも多く、長く使う予定がないと、なかなか決断できない場合もありますよね。

しかし、イオンモバイルには最低利用期間や解約金の設定がないことがメリットです。いつでも解約することができ、最新機種への乗り換えなども簡単にできるので、気軽に購入できます。

その他の手数料についても、あわせてご紹介していきましょう。

  • MNP転出手数料…0円
  • 音声プラン

  ⇒データプランに変更する

  ⇒SMS付きデータプランに変更

  (SIMカード機能変更)     …3,300円(税込)

  • データプラン・SMS付きデータプラン

  ⇒音声プランに変更

  (SIMカード機能変更)     …3,300円(税込)

  • 同一SIMカード機能内での料金プラン変更…0円
  • シェア音声プランのSIMカード追加…3,300円(税込)

  (音声SIM 後日追加/データSIM 後日追加)

  ※シェア音声プランのSIMカード枚数は、利用中のSIMカードを含め、最大5枚

料金プラン|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】
やさしいプラン(60歳以上のお客さま)|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】
料金プラン|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】
店舗購入方法|店舗一覧|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】
最低利用期間や解約金の設定はありますか? | よくあるご質問|業界最安級 イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】
各種手数料|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】

3 イオンモバイルのデメリット

イオンモバイルのメリットについてわかりました。さまざまな料金プランが用意されていて、お得なイオンモバイルですが、デメリットはないのでしょうか。

ここからは、イオンモバイルのデメリットについて解説していきます。

3-1 通信速度が遅くなることがある

格安モバイルは大手通信キャリアの回線を借りているという形のため、利用できる回線の範囲が決まっています。そのため、昼休みにあたる12時台や夜間など利用者の多い時間帯は大手通信キャリアよりも通信速度が遅くなる可能性があるのです。イオンモバイルも、これに該当します。

しかし、イオンモバイルはNTTドコモ回線(NTTドコモ 3G/LTE エリア)とau回線(au 4G LTE エリア)の2つの大手通信キャリアの回線を使用していて、これらの回線は人口カバー率100%のため、つながらないストレスは低め。そのため、安心して利用できます。

3-2 低速で使用できるデータに制限がある

スマホで動画などを見過ぎてしまったり、容量の大きな写真などを送受信したりすると速度制限がかかってしまうことがありますよね。イオンモバイルの場合も、この速度制限があります。

イオンモバイルでは、契約しているプランで定められている容量を超えると速度が低速(200kbps)に制限されます。制限されるのは月末までで、翌月の1日には元に戻る仕組みです。

低速で使えるデータ量は3日間で366MBとなっていて、上限を超えるとさらに低速(30kbps〜60kbps)になってしまうので注意が必要

また、格安モバイルには、連続3日間で使えるデータ通信量が決められていて、上限を超えると速度制限が発生する「3日間制限」という仕組みがあることも多いですが、イオンモバイルでは「3日間制限」はありません。

なお、低速になってしまった時に当月中に高速通信に戻したい場合は、1GBあたり税込528円で高速データ通信容量を追加できます。反対に余ってしまったという場合は翌月に繰り越しすることも可能です。

イオンモバイルについて|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】
料金プラン|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】
高速通信のデータ通信容量を使い切ってしまったため、低速通信になってしまいました。当月中に高速通信に戻 | よくあるご質問|業界最安級 イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】

4 他格安モバイルとの違い

イオンモバイルのメリットとデメリットがわかりました。格安モバイルは、イオンモバイル以外にも20数社もの会社があります。イオンモバイルと他の格安モバイルとを比較した場合の違いは、どんな点なのでしょうか。

4-1 LINEMOとの違い

LINEMO(ラインモ)は、ソフトバンクが提供している格安モバイル。LINEMOとイオンモバイルのメリットやデメリットは下記のとおりです。

○LINEMO

<メリット>

  • 初期費用は0円
  • 3GBを月990円(税込)で使える(※イオンモバイルは1,078円(税込))
  • LINEアプリが使い放題
  • 通信速度が速い

<デメリット>

  • データの繰り越しができない
  • データ容量を節約できる「低速モード」の設定がない

○イオンモバイル

<メリット>

  • 豊富な料金プランから選択できる
  • 20GBを月1,958円(税込)で利用できる(※LINEMOよりもお得)
  • 低速モードに対応している
  • データの繰り越しができる

<デメリット>

  • 初期費用がかかる(3,300円)
  • 通信速度がLINEMOに比べると遅い
LINEMOが向いている人
  • 速度を重視している人
  • 3GB程度の容量を安く利用したいと考えている人
イオンモバイルが向いている人
  • 細かい設定のプランから選択したい人
  • データ容量が多い場合も格安で利用したい人

4-2 irumoとの違い

Irumoは、NTTドコモの新料金プラン。「OCNモバイルONE」の取り扱いが2023年6月26日で終了したため、OCNモバイルONEの後継という位置づけです。

irumoとイオンモバイルのメリットやデメリットは下記のとおり。

○irumo

<メリット>

  • 0.5GBで550円という低料金でドコモ回線を利用できる
  • dポイントが還元される
  • ドコモショップでサポートが受けられる

<デメリット>

  • 通信混雑時に速度制限される場合がある
  • ドコモメールを利用するには別途料金がかかる
  • 各種割引を適用しないと料金が割高になる
  • ドコモの「長期ありがとう特典」の対象外となる
  • ドコモオンラインショップで機種変更ができない(ドコモショップのみ)

○イオンモバイル

<メリット>

  • WEBサイト及び全国のイオン200店舗以上、その他イオンモバイル取扱い店でお申込み可能

<デメリット>

  • irumoと比べて速度が遅い
irumoが向いている人
  • ドコモの早い回線を利用したい人
  • できるだけ料金を抑えたい人
  • 現在ドコモ回線を利用している人
イオンモバイルが向いている人

  • 細かい設定のプランから選択したい人
  • WEBで申込みしたい人

4-3 楽天モバイルとの違い

楽天モバイルは楽天グループが提供している格安SIMサービス。楽天モバイルとイオンモバイルのメリットやデメリットは下記のとおりです。

○楽天モバイル

<メリット>

  • 初期費用は0円
  • データ無制限プランを月3,278円(税込)で利用できる
  • キャリアメールが利用可能

<デメリット>

  • 5Gエリアは限定
  • プラチナバンドを利用できない

○イオンモバイル

<メリット>

  • 豊富な料金プランから選択できる
  • 格安な料金

<デメリット>

  • 初期費用がかかる(3,300円)
  • 通信速度が楽天モバイルに比べると遅い
  • メールアドレスが提供されていない
楽天モバイルが向いている人
  • データ無制限でお得に利用したい人
  • 楽天のサービスを日頃から利用している人
イオンモバイルが向いている人
  • 自分に合ったプランを格安で利用したい人

5 イオンモバイルのQ&A

イオンモバイルと他の格安モバイルの違いがわかりました。ここからは、イオンモバイルに関する疑問に答えていきます。

5-1 イオンモバイルの回線はどこ?

イオンモバイルの回線は、NTTドコモとauの下記の回線を利用しています。

・NTTドコモ回線…NTTドコモ 3G/LTE エリア

・au回線…au 4G LTE エリア

いずれも人口カバー率が100%のため、つながりにくいといったストレスも感じないでしょう。

5-2 waonポイントはいつ貰える?

イオンモバイルはイオンが提供しているサービスのため、利用額に応じて電子マネーWAONポイントが貯まります

イオンモバイルの利用料金をイオンカードで支払う場合は、通常200円で2ポイントのところ、200円で4ポイント貯まるのでさらにお得ですよ。

カードで支払った場合、毎月11日~翌月10日の1か月分の利用金額に応じて、利用月の翌々月25日に一括で進呈される仕組みになっています。

なお、エントリーコードが書かれた紙パッケージ「エントリーパッケージ」で音声プランまたはシェア音声プランに申し込むと、WAONポイントが2,000ポイント貯まるお得なキャンペーンも開催されているので要チェックですよ。(2023年8月時点)

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まとめ

イオンモバイルについて、概要やメリット・デメリット、他携帯会社が提供している格安モバイルとの違いなどを紹介してきました。イオンモバイルは、豊富なプラン設定が魅力で、料金設定も細かいので、実際に自分が利用する量だけお得に契約できるのが魅力です。

携帯会社の選定に迷っている人やお得に契約したい方は、今回の記事を参考にイオンモバイルの利用を検討してみてくださいね。