歩数や移動距離によってポイントが貯まり、現金やギフト券などに交換できる「移動でポイントが貯まるポイ活アプリ」。買い物やサービスの利用でポイントを貯めるのと違い、お金を使うことなく、日常生活の中で自然とポイントが貯まるってお得ですよね。
今回はこの「移動でポイントが貯まるポイ活アプリ」のそれぞれの特徴について、メリット・デメリットを交えて詳しく紹介していきます。
いつもの移動時間にポイントを貯められてお得なため、使用していない人はぜひ使ってみてください。

この記事は下記のような人におすすめです!
・移動で貯めるおすすめのアプリを知りたい
・移動で貯まるポイ活アプリのそれぞれの特徴を知りたい
1 ポイ活について

ポイントを貯めたり、貯めたポイントを活用したりすることを「ポイ活」と呼びます。例えば、クレジットカードや電子マネーを利用して商品を購入するとポイントが貯まり、商品に交換したり購入金額の割引に使えたりしますよね。これがまさに「ポイ活」です。ポイントには、各サービスやショップ独自のポイントや、Tポイントや楽天ポイントなどの共通ポイントなどさまざまな種類がありますが、ポイントサイトを経由してポイントを貯める方法もあります。
その中でもおすすめなのが、移動することでポイントを貯める方法。通勤中など移動中にポイントを貯められるので、日常の中で自然にポイントが貯まるというメリットがあります。移動で貯まるポイ活アプリはいろいろな種類がありますが、詳しくは次の章で紹介していきます。
2 移動で貯まるポイ活アプリ

「移動で貯まるおすすめのポイ活アプリ」にはたくさんの種類があり、移動手段などによって使い分けるとよりお得になります。ここからは、おすすめのアプリを10種類紹介します。
2-1 トリマ
「トリマ」は、移動するだけでポイントが貯まるアプリ。移動した距離に応じてアプリの画面上にあるタンクが貯まり、貯まったタンクをマイルに交換、このマイルを他社のポイントなどに交換する仕組みになっています。
○貯まるポイント数・貯め方:
1タンク(約10キロ)=15マイル
動画を見て60マイルを獲得ボタンを押すと、広告視聴後に60マイル+ボーナスガチャ
○交換レート(例):30,000マイル⇒300マネー(ドットマネー)⇒各社ポイント300pt)
「トリマ」は、運営会社のジオテクノロジーズが作っている地図をより詳細に整備するため、利用者にポイントを還元する代わりに位置情報を収集する目的で運営されています。もちろん個人は特定されないように処理されているので、その点は安心してください。
「トリマ」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- 歩くだけでなく、自転車、車、電車で移動してもポイントが貯まる
- 移動しない日も、アンケートやゲーム、クイズ、買い物、ガチャ、スロットでポイントを貯めることができる
- 貯まったポイントの交換先が多数ある
(例:Amazonギフト券、楽天ポイント、dポイント、Apple Gift Card、Tポイント、Pontaポイント、銀行振り込み、各種商品券など)
〈デメリット〉
- 飛行機での移動はきちんと計測されない
- 「トリマ」アプリは位置情報を常に計測しているので、スマホの電池の減り方が早くなる
「トリマ」は、電車や車での移動が多い人にもおすすめです。移動に加え、アンケートやゲームなども積極的に活用すると、どんどんポイントが貯まりますよ。
2-2 ANA Pocket
「ANA Pocket」は、ANAグループのANA X株式会社が運営していて、飛行機や電車、徒歩などさまざまな移動手段でポイントが貯まるアプリです。貯めたポイント5,000ptごとにガチャを回せて、デジタルギフト券やお買物券に交換できる仕組みになっています。
○貯まるポイント数(1キロあたり):
徒歩50pt、自転車20pt、電車8pt、自動車6pt、飛行機0.8pt
※月額550円(税込)のANA Pocket Proの場合は、さらにポイントが貯まります。
「ANA Pocket」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- 飛行機の移動もポイントが貯まる
- 移動だけでなく全国の観光地や文化施設などにチェックインするだけでポイントが貯まる
〈デメリット〉
- ポイントの有効期限が30日間と短い
- マイルに交換するにはANA Pocket Pro(月額550円(税込))に登録する必要がある
「ANA Pocket」は飛行機での移動が多い人には特におすすめのアプリです。ただし、ポイント還元率は飛行機より徒歩や自転車などの方が高くなっているので、よりポイントを貯めたい場合は、エコで健康的な移動を選択しましょう。
2-3 aruku&
「aruku&(あるくと)」は、歩きながらゲーム感覚でポイントを貯められるウォーキングアプリです。アプリ内にいる架空の住人に話しかけて依頼された歩数を歩いたり、目標体重を達成したりすると「お宝カード」がもらえ、もらったカードの枚数に応じて地域の名産品などのプレゼントに応募することができます。
「お宝カード」だけでなく、歩数などにより「ヘルスケアカード」のスタンプが貯まり、Tポイントに交換できる仕組みもあります。
○貯め方:1日の目標歩数の達成または計測体重の登録を行うとスタンプが1日1個まで貯まる
⇒スタンプを7個以上貯めると「ヘルスケアカード」を獲得
⇒「ヘルスケアカード」1枚・・・Tポイント2pt、4枚・・・10pt(※申請が必要)
「aruku&」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- ゲーム性があるので楽しみながらポイ活ができる
- 地域の名産品だけでなくコンビニスイーツなども多数当選する
- Tポイントを貯められる
〈デメリット〉
- プレゼントの応募には住所の登録が必要
- Tポイントは月に最大10ptしか貯まらない
- ゲームの種類が多いので慣れるまでは何をすればいいかわかりにくい
「aruku&」は歩けば歩くほどお得になるアプリなので、普段からよく歩く人や、ゲーム好きの人におすすめです。
トップページ|【aruku& (あるくと)】 地域名産品が当たるウォーキングアプリ
aruku&とは?|【aruku& (あるくと)】 地域名産品が当たるウォーキングアプリ
注目賞品|【aruku& (あるくと)】 地域名産品が当たるウォーキングアプリ
【Tポイント】aruku&(あるくと)でTポイントが貯まる
2-4 Miles
「Miles(マイルズ)」は、徒歩や自転車、電車などあらゆる移動でマイルが貯まるアプリ。飛行機や船、スキーでもマイルが貯まることがポイントです。
○交換先:Amazonギフト券への交換、CokeONやAmazonギフト券への抽選に参加できる
○貯まるポイント数・貯め方(1マイル(約1.6キロ)ごと):
徒歩・ランニング・・・10マイル
自転車・・・5マイル
バス・電車・船・スキー・・・3マイル
相乗り・・・2マイル
車・・・1マイル
飛行機・・・0.1マイル )
「Miles」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- 月間ステータスによって貯まるマイルの数が増える
- 位置情報を「常に許可」に設定しておけば、アプリを開かなくても自動でマイルが貯まる
〈デメリット〉
- 交換できる特典が少ない
- スマホのバッテリーの消費量が多い
「Miles」はスマホを持って移動するだけでポイントが貯まるので、なるべく手間をかけずにポイ活したい人におすすめです。
2-5 クラシルリワード
「クラシルリワード」(旧:Hops)は、クッキングアプリとしてお馴染みの「クラシル」を手掛けるdely株式会社が開発したアプリです。移動するだけでコインが貯まり、貯まったコインは共通ポイントや、デジタルギフト券などの商品に交換できます。
○貯まるコイン数・貯め方:移動に応じてゲージが貯まり、1つのゲージがいっぱいになると15コインを獲得できる。ゲージ数は5個あり、1日で貯められるゲージ数の上限は100個。広告を閲覧することで4倍の60コインに。
○交換レート・交換先:ポイント、デジタルギフト券、コンビニ引換券に交換可能
《交換例》
Pontaポイント/えらべるPay/Amazonギフト券/Apple Gift Card/Google Playギフトコード/nanaco/Tマネー/dポイント/楽天ポイント
「クラシルリワード」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- コイン獲得の対象となる1日の移動上限が高い
- 自動車や電車など、歩行以外の移動も対象になる
- 移動の他にチラシの閲覧でもコインが貯まる
〈デメリット〉
- 移動ゲージがすぐに貯まるため、頻繁にコイン交換する必要がある
1日の移動距離が多い方、ポイントへの交換目的でアプリを探されている方に特におすすめです。
【iOS】クラシルリワード-移動・チラシ・レシートでポイントがたまる
【Android】クラシルリワード-移動・チラシ・レシートでポイントがたまる
2-6 dヘルスケア

「dヘルスケア」は、docomoの健康アプリです。歩数計測や体重記録などのミッションをクリアすると抽選でdポイントがもらえます(※有料会員は必ず当選します)。ミッション内容により獲得できるポイントが異なっているので、頑張ればたくさんのポイントをゲットすることも可能。貯まったdポイントは街のお店やdポイント提携サイトで利用できます。
「dヘルスケア」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- ドコモユーザー以外も利用可能
- 有料版(月330円)は専門家へのチャット相談が可能
〈デメリット〉
- 必ずミッションをクリアしなければならない
- 無料版はミッションをクリアしても抽選で外れることがある
「dヘルスケア」は毎日ミッションが届くので、三日坊主になりがちな人も手軽に始められるポイ活アプリです。
2-7 RenoBody
「RenoBody(リノボディ)」は歩数に応じてWAON POINTが貯まるアプリ。「smart WAON」と連携すると、一日8,000歩につき1WAON POINTが貯まります。ワイヤレス活動量計「Fitbit」や、「iOSヘルスケア」「Google Fit」と連携することもできるので、ウォーキングなどの結果を可視化することができます。
「RenoBody」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- 「いつまでに何kgやせたい」といった目標設定ができるので、健康管理ができ、ダイエットにも使える
〈デメリット〉
- 8000歩につき1ポイントなので、なかなかポイントが貯まらない
「RenoBody」は、ダイエットをしつつポイントを貯めたいWAONユーザーの人に特におすすめです。
2-8 STEPN
「STEPN(ステップン)」は歩数に応じて仮想通貨がもらえる、ブロックチェーン技術を利用したNFTゲームです。アプリ上でNFTスニーカーを購入し、そのスニーカーを使用して歩いたり走ったりすることで仮想通貨が貯まります。移動した距離とスニーカーごとの速度によって、「GST(仮想通貨)」を獲得できるという仕組みで、スニーカーの種類により、レベルアップの際に獲得できるポイント数が異なることも特徴です。
「STEPN」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- 「STEPN」をプレイすること自体が楽しい
- 少ない運動量でも仮想通貨がもらえる
〈デメリット〉
- 仮想通貨の仕組みを勉強しておく必要がある
- NFTスニーカーが高額。初期費用を回収するまでに数カ月ほどかかる
「STEPN」は、仮想通貨やNFTといった新たな仕組みを学びつつ、ポイントも貯めたい人におすすめです。なお、仮想通貨はリスクもあるので、しっかりと理解した上で始めましょう。
2-9 vebee
ここからは地域密着型のポイ活アプリを紹介します。使用できる地域は限定されてしまいますが、対象の地域に住んでいたり、よく行ったりする人は、ぜひ活用してみてください。
「vebee(ヴィービー)」はGPSをオンにして移動するだけでポイント(シルバーコインまたはゴールドコイン)が貯まるアプリです。
歩数や移動距離のほか、香川県内の飲食店やフィットネスなどvebeeスポットにチェックインするとコインが貯まります。貯まったコイン(ゴールドコイン)は飲食店の割引券など、クーポンに交換できます。
○貯まるポイント数・貯め方:
移動距離5km・・・シルバーコイン50枚
徒歩100歩・・・シルバーコイン10枚
アプリにログイン・・・シルバーコイン10枚(毎日1回)
⇒シルバーコイン100枚でゴールドコイン1枚に交換可能
お店などにチェックイン・・・ゴールドコインコイン1枚
※有料版(月額480円)は交換レートが2倍になります。
「vebee」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- 毎日の移動でいつの間にかコインが貯まるので無理なく続けられる
- 地域密着のアプリなので、香川県在住の場合はお得
〈デメリット〉
- 香川県内でしか利用できない
「vebee」は、香川県の飲食店のクーポンなどがもらえるポイ活アプリ。移動するだけでコインが貯まるので、香川の人はインストールしておいて損はないですよ。
ポイ活アプリ veBee(ヴィービー) コインを集めてクーポンGET!
2-10 うつのみや健康ポイント
「うつのみや健康ポイント」は宇都宮市役所が運営している健康アプリ。歩いたり自転車に乗ったりといった日常の運動や、健康診断の受診などでポイントが貯まります。
○貯まるポイント数・貯め方:
徒歩・・・2,700歩で2pt、その後は900歩毎に1pt貯まる
自転車・・・約4.1kmで2pt、約5.5kmで3pt、約6.8kmで4ptと距離に応じて貯まる
※徒歩、自転車ともに最大9pt/日 獲得可能
その他、1日の目標活動量の達成(3ポイント/毎日)、1週間の目標活動量の達成(10ポイント/毎週)、健康管理として体重の計測(5ポイント/毎週)、健康診断の受診(50ポイント/年)などでもポイントが貯まる
○交換レート・交換先:
図書カード(500ptごとに500円分の図書カード)、QUOカードの他、寄附や大浴場の回数券、宇都宮市の施設の回数券などに交換可能
※交換は5,000ポイントが上限。ポイントを獲得した次年度に交換可能
※3,000ポイントを達成すると次年度に協賛企業提供物品等(商品券やスポーツクラブの招待券など)と交換とできる「抽選への参加券」がもらえる
「うつのみや健康ポイント」のメリット・デメリットは下記のとおりです。
〈メリット〉
- 健康診断でもポイントが貯まるので、宇都宮市民はお得に活用できる
〈デメリット〉
- ポイントが年度末にリセットされ、翌年度に繰り越しができない
「うつのみや健康ポイント」は、宇都宮市が行っている事業なので、市民がお得に健康になれる仕組みが整っています。豪華なプレゼントも用意されているので、宇都宮市民の人はぜひ活用してみてください。
宇都宮市健康ポイント事業 | 歩いて・貯めて・使える健康で愉快だ宇都宮 公式サイト
3 効率的にポイントを貯める方法

「移動で貯まるポイ活アプリ(10選)」について紹介してきました。それぞれ、さまざまな特典があり、活用するとお得ですが、さらに効率よくポイントを貯める方法があります。一体、どのような方法なのでしょうか。
それは、「アプリを併用する」ことです。アプリによってポイントの貯まり方や対象となる移動手段なども異なるので、併用することで、同時に複数のポイントを貯められます。ポイ活アプリは、ひとつひとつは貯まるポイント数は多くないですが、複数のアプリで貯めると思った以上に貯まるものです。
ポイントの交換先やポイントの貯め方・貯まりやすさなど、自分がポイントを貯めやすいアプリを選び、より効率よくポイントを貯めましょう。
まとめ
移動でポイントが貯まるポイ活アプリについて、メリット・デメリットを含め、それぞれの特徴を詳しく紹介してきました。
日常の移動でいつの間にかポイントが貯まるので、いくつかのアプリをインストールしておけば、確実にポイントをゲットできます。移動手段などによって向いているアプリもさまざまなので、自分にあったアプリでポイントを貯めてみませんか。