ギフトの定番といえば「お花」。しかし、生花をプレゼントした場合、水を替える必要もあるので渡した相手に負担をかけないか心配になる場合もありますよね。
また、特に暑い季節であればすぐに枯れてしまうので、もっと長持ちするプレゼントをしたいと思う場合もあるでしょう。そんな時に便利なのが「プリザーブドフラワー」です。
「プリザーブドフラワー」とは、生花を長期間保存できるように特殊な加工を施したお花のこと。水やりも不要で、枯れることがないのでお手入れが簡単なのもポイントです。
しかし、この「プリザーブドフラワー」はプレゼントとしてふさわしいものなのか、不安になってしまうという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、プリザーブドフラワーをプレゼントしたいと考える場合、失礼にあたらないか、ふさわしいシーンはどういった場合かなどについて紹介します。プリザーブドフラワーの購入場所についてもお伝えするので、プレゼントとして検討している方は、参考にしてみてくださいね。
この記事は下記のような人におすすめです！
- プリザーブドフラワーのプレゼントが失礼にならないか心配
- プリザーブドフラワーの購入場所や選び方などを知りたい
1 プリザーブドフラワーとは
「プリザーブドフラワー」とは、生花を特殊な技術で水分を抜き、その代わりの液体を植物の細胞内に吸わせることで長期間、鮮やかな色合いをキープできるようにしたものです。
ドライフラワーとは違い、生花のやわらかさや形も、数か月～数年の期間保てます。
また、液体を植物内に吸わせる際に染料を加えることで、例えば、黒や青のバラなど、自然には存在しないカラーをつくることも可能。生花にはないデザインのバリエーションも広げてくれるのです。
そして、「プリザーブドフラワー」の大きな魅力は、お手入れに水や日光が不要なこと。水をあげると反対にカビなどの原因になってしまうので、そのまま、風通しの良い場所に置いておくだけで問題ありません。
日比谷花壇│プリザーブドフラワー＆アーティフィシャルフラワー
2 プリザーブドフラワーが失礼になるシーン
「プリザーブドフラワー」の概要についてわかりました。プリザーブドフラワーは生花が最もキレイな瞬間を長期間に渡ってキープでき、お手入れも不要といううれしいアイテムです。
プレゼントにも最適なものではありますが、シーンによっては失礼にあたる場合があります。どういった場合に気をつけると良いのでしょうか。
2-1 お供え・お悔みとして贈る場合
お葬式や祭壇に飾る供花や仏花は、生花を贈ることが一般的なマナーとされています。しかし、住んでいる地域独特の風習や宗教によってマナーは異なるものです。供花や仏花としてプリザーブドフラワーを贈ろうと考える場合は、贈る相手や宗教に合っているかどうかをしっかり確認しておきましょう。
しかし、プリザーブドフラワーは生花のように水やりなどのお手入れをする必要がないので、故人の好みのお花を贈りたいという場合もありますよね。
ご遺族に了承が得られた場合は、プリザーブドフラワーを贈っても問題ないでしょう。
2-2 入院中のお見舞い・退院祝いとして贈る場合
入院中に贈るお花は、「病を水に流す」という願いを込めて生花を選んだ方が良いとされています。そのため、プリザーブドフラワーは避けた方が良いでしょう。
また、プリザーブドフラワーは長持ちすることが特徴のため、退院祝いとして贈ると「病気が長く続く」という風に受け取られる可能性があります。そのため、退院祝いとしても避けた方が無難です。
2-3 風水を重視している人に贈る場合
プリザーブドフラワーは生花を加工したものであり、お花としての生命は止まっていると考えられるので「時が止まった花」や「死んだ花」として捉えられ、風水上は縁起の悪いものとされています。
そのため、日頃から風水を重視している方にプリザーブドフラワーを贈ることは避けましょう。また、風水を重視していない方でも、特に年配の方であれば生花でないものに否定的な気持ちを持つ方もいらっしゃるでしょう。
プリザーブドフラワーをプレゼントとして贈る際は、相手の価値観を考えることが大切です。
3 プリザーブドフラワーが喜ばれるシーン
プリザーブドフラワーをプレゼントとして贈るには失礼となるシーンがあることがわかりました。しかし、もちろん、プリザーブドフラワーが喜ばれるシーンもあります。
具体的に、どんな時に贈ると良いのでしょうか。
3-1 記念日
プリザーブドフラワーは誕生日や還暦祝い、母の日などの記念日のプレゼントとしてぴったりです。さまざまなカラーも表現できるプリザーブドフラワーは、生花に比べてオリジナリティを出しやすいため、贈る相手のイメージに合わせてお花をアレンジできるのが魅力だと言えるでしょう。
相手の顔を思い浮かべながら、ぴったりのプリザーブドフラワーを贈ってみましょう。
3-2 結婚祝い
プリザーブドフラワーは、生花が最も美しい状態を長ければ数年間に渡ってキープできるものです。長持ちすることから「永遠の愛」という意味を持つため、結婚祝いとしても最適だと考えられます。
また、アレンジが華やかなものが多いことも、結婚祝いに向いている理由です。
3-3 開業・開店祝い
開業・開店祝いとしてプリザーブドフラワーを贈るとお店が華やかになり、お店がオープンしたことをPRするのに役立ちます。
また、プリザーブドフラワーは香りが少ないため、特に飲食店に贈るのに向いているでしょう。水やりをする必要がないため、もらった側も負担になりにくいのもメリットです。
そして、デザインも多様なのでお店のコンセプトや雰囲気に合わせてアレンジしやすいのも利点だと考えられます。
3-4 多忙な日々を過ごす人に贈る場合
生花をプレゼントとして贈る場合、もらった相手がお花に詳しくない場合や多忙な人であれば、お花の手入れが負担に感じるかもしれません。
そのため、水やりや日に当てる必要のないプリザーブドフラワーがプレゼントとして最適です。受け取る側も気軽にもらうことができ、日々の暮らしの中で無理なくお花を楽しんでもらえるでしょう。
3-5 花粉アレルギーを持っている人に贈る場合
プリザーブドフラワーは特殊な加工がされていて花粉が出ないため、花粉アレルギーを持っている人に贈る場合にも向いています。
お花を贈りたいと考えている相手が花粉アレルギーの可能性がある場合は、プリザーブドフラワーを選ぶと良いでしょう。
4 プリザーブドフラワーのメリット
プリザーブドフラワーは、特定のシーンでは失礼になる可能性があるため注意する必要がありますが、誕生日や母の日の記念日など、多くのシーンでは喜ばれ、プレゼントにぴったりであることが分かりました。
ここからは、プリザーブドフラワーのメリットを説明します。贈る側も知っておくことで、プレゼント選びの参考になるかもしれませんよ。
4-1 現実にはないカラーも表現できる
プリザーブドフラワーは生花の水分を特殊な加工で抜き、保存用の液体を入れることで、長期間美しさを保てるような仕組みになっています。この保存用の液体に染料を加えることで、現実の生花にはないカラーも表現できることが特徴です。
そのため、贈る相手のイメージに合わせたカラーを幅広く選択できます。オーダーメイドができる場合もあるので、活用してみましょう。
4-2 長期間楽しめる
プリザーブドフラワーは、生花の最も美しい状態を特殊な加工でキープするものですが、観賞期間は一般的に2～3年と言われています。風通しの良い場所に置くなど、飾る環境に気をつけていれば、それよりも長い期間持つこともあるでしょう。
お祝いとしてもらったお花を長期間楽しめるというのはうれしいですよね。
4-3 お手入れ不要
生花であれば、水を替えたり日に当てたり、生け直したりと、さまざまなお手入れが必要です。しかし、プリザーブドフラワーの場合、こうしたお手入れが不要なので、室内にそのまま飾っておくことができます。
そのため、遠方のため生花を贈るのが難しい場合や、忙しい人、一人暮らしの人などへのプレゼントにぴったりです。
5 プリザーブドフラワーを購入しよう
プリザーブドフラワーのメリットについてわかりました。では、プリザーブドフラワーは実際にどこで購入すれば良いのでしょうか。
購入する際の選び方も含めて解説していきます。
5-1 どこで買える？
プリザーブドフラワーは主に「実店舗」「オンラインショップ」「ポイントサイトワラウ」3つの購入方法があります。それぞれの購入方法について説明していきましょう。
5-1-1 実店舗で購入する
プリザーブドフラワーをプレゼントとして用意する場合、特に当日中など急ぐ際は実店舗で購入すると確実に入手できます。
実店舗には、下記のようなお店があります。
〇お花屋さん
プリザーブドフラワーはもちろんお花なので、お花屋さんで販売されています。しかし、お花屋さんによっては取り扱いがない場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
また、お店によって置いているアイテムが異なるため、何店舗かを巡ると、イメージに合うものが見つかりやすいかもしれません。
〇デパート
デパート内にプリザーブドフラワーの専門のショップがテナントとして入っている場合があります。こうした専門店は種類も多く、専門知識を持つスタッフが在籍していることも多いので、さまざまな相談ができるでしょう。
また、デパート内のお花屋さんにプリザーブドフラワーを置いている場合もあります。
〇インテリアショップ・雑貨店
インテリアショップや雑貨店にもプリザーブドフラワーを置いている場合があります。「Francfranc」や「東急ハンズ」「ロフト」などでも販売されていて、母の日の時期などは特設コーナーが設置されていることも。こうしたショップでは、包装やパッケージも含めてギフトにぴったりな仕様になっている場合が多いので、そのままプレゼントとして渡せそうです。
また、東急ハンズではプリザーブドフラワー用の花材や溶剤も販売されているので、手作りすることもできますよ。
5-1-2 オンラインショップで購入する
オンラインショップであれば、さまざまな選択肢があるので、好みのものが見つかりやすいというのがメリット。プレゼントしたいタイミングまでに時間的余裕がある場合はオンラインショップが良いでしょう。
プリザーブドフラワーを販売しているオンラインショップはAmazonや楽天市場をはじめ、たくさんありますが、特におすすめなのがプリザーブドフラワー専門店「ベルビーフルール」です。
「ベルビーフルール」は13時までに注文すれば翌日配送が可能。プリザーブドフラワー専門店のため、扱っているアイテム数が多いことも魅力です。洋風や和風などのカテゴリーや価格帯別に検索できるので、探しやすいのもメリットでしょう。
5-1-3 ポイントサイト「ワラウ」を経由して購入する
上記で紹介した「ベルビーフルール」をはじめ、「e87.com」、「日比谷花壇」など有名なショップでプリザーブドフラワーを購入する際、ポイントサイト「ワラウ」を経由して購入すると、ワラウポイントが貯まるのでよりお得です。
＜例＞
- ベルビーフルール…商品代金の4％還元
- e87.com…商品代金の1％還元（2024年5月31日までは10％還元）
- 日比谷花壇…商品代金の4.2%還元
実際のサイトは以下より確認できます。
※すべて2024年4月23日時点の情報となります。
※あらかじめ「ワラウ」の無料会員登録が必要となります。
※ご利用時のポイント数や条件の詳細は、ワラウよりご確認ください。
ポイントサイト「ワラウ」は1999年にサービスを開始した老舗のポイントサイトで、オンラインショッピングを利用する際に「ワラウ」を経由することで、独自のポイントが貯まる仕組みになっています。
獲得したワラウポイントは、手数料無料でTポイント・PayPayポイント・dポイント・Pontaポイント コードなどに交換することができるので、活用方法が幅広いことも魅力です。交換先は38種類も選択可能なんですよ。
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いつものショッピングをお得に♪
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5-2 どのように選ぶ？
プリザーブドフラワーの購入場所についてわかりました。ここからは、プリザーブドフラワーをプレゼントとして購入する際のおすすめの選び方を紹介していきましょう。
5-2-1 花言葉で選ぶ
プリザーブドフラワーは、その寿命の長さから、本来の花言葉に「永遠」という意味合いを添えて使われることが一般的です。
これに加え、花言葉の意味に合わせてプレゼントするお花を決めるのはいかがでしょうか。贈る相手やシーンに合ったお花を選んでみるのも良いかもしれませんね。
例えば母の日には、定番の赤いカーネーションだけでなく、ピンクのカーネーションやバラ、ガーベラ、白いカスミソウをチョイスした場合も、下記のとおり素敵な花言葉を伝えることができます。
- 赤いカーネーション…永遠の（変わらない）母への愛情
- ピンクのカーネーション/バラ/ガーベラ、白いカスミソウ…永遠の（変わらない）感謝
また、結婚記念日には、赤いバラで「変わらぬ愛」を伝えるのも素敵ですね。他にも、上記で取り上げた「感謝」をあらわす花言葉で日ごろの感謝を伝えるのも、プレゼントする相手に喜んでもらえるのではないでしょうか。
ぜひご自身でいろいろな花言葉を調べて、贈るシーンに合ったものを見つけてみてくださいね。
5-2-2 カラーで選ぶ
花言葉で選ぶのが難しい場合は、カラーで選ぶことをおすすめします。贈る相手が好きなカラーや、持ち物の色の印象から好きな色を推測しましょう。
また、「元気を出してもらいたいからビタミンカラー」「安らいだ気持ちになってほしいからピンク」など、シーンに合わせてカラーを選ぶのも素敵ですね。
5-2-3 商品タイプで選ぶ
プリザーブドフラワーには、下記のようにさまざまな商品タイプがあります。プレゼントする相手の好みに合わせて選ぶようにしましょう。
① 置き型タイプ（陶器/ボックス型/オルゴール付き/ガラスドーム等）
テーブルや机、チェストなどに飾るタイプです。
②フレームタイプ
絵画を飾るように楽しめます。壁に飾るだけでなく、棚やオープンラックに置くことも可能です。
③リースタイプ
リースの形をしていて、壁にかけるだけで華やかな雰囲気を演出できます。
ベルビ－フルール│贈って喜ばれるプリザーブドフラワーギフトの選び方
日比谷花壇│プリザーブドフラワー＆アーティフィシャルフラワー
まとめ
美しいお花を長期間楽しめるプリザーブドフラワーは素敵なアイテムですが、プレゼントとして贈る場合、お供えやお見舞いなどは失礼になるので注意が必要です。しかし、記念日やお祝いなどにはぴったりな選択肢だと言えるでしょう。
プリザーブドフラワーは、実店舗やオンラインショップで購入可能です。オンラインショップの場合、ポイントサイト「ワラウ」を経由するとさらにポイントがたまる場合もあるので、活用してみてください。
大切な人に、プリザーブドフラワーの素敵なプレゼントを贈ってくださいね。
