近年、誰でも簡単に不用品の売却ができるフリマアプリ「メルカリ」を利用するユーザーが増えています。メルカリを通して、商品の取引をすることで知らないユーザー同士の取引でも安心して取引を行うことができます。
しかし、そんな誰でも安心して利用できるメルカリですが、利用する際にさまざまな手数料がかかります。ここでは、そんなメルカリを利用する上で知っておいた方が良い手数料や売上金を損することなく使う方法について解説していきます。
この記事は下記のような人におすすめです！
- メルカリ売上金の使い道の種類と特徴を知りたい
- メルカリの売上金を便利に使いたい
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1 メルカリ売上金とは？
メルカリの売上金は、自分が商品を出品しその商品が購入されたときに発生します。出品価格は、自分が出品したい商品の相場を調べ価格を自分で設定することができます。
メルカリの売上金は、決済時の手数料として販売価格の10％が差し引かれるため、販売価格の90％が売上金となります。
1-1 「売上金」は購入後すぐに反映されない
メルカリの売上金は、商品が購入されたあとすぐに反映されるわけではありません。メルカリで商品が購入されれば、当然ながら商品を発送しなければいけません。商品が購入されたあとすぐに売上金に反映されてしまうと、そのまま商品を発送しなかったとしても、売上金に反映されることになります。
そうなってしまうと、購入者と出品者の間でトラブルになってしまうこともあるため、出品者が商品を発送し、購入者の手元に商品が届くまでは、売上金はメルカリ側で管理されています。そのため、商品が購入されたと同時に売上金が反映されるわけではありません。
1-2 「売上金」が反映されるタイミングは？
メルカリで商品が購入されれば、メルカリから発送の依頼がきます。
そして、出品者が商品を発送し購入者がその商品を受け取り、お互いの評価を入力し、取引が完了したタイミングで売上金が反映されます。
購入者が商品を購入してから、商品を受け取るまでの間はその売上金はメルカリ側で管理されています。そのため、誰でも簡単に見ず知らずの人と取引ができるメルカリでも出品者と購入者がお互いに安心して取引をすることができます。
自分が商品を発送したのに購入者からなかなか受け取りの完了の評価がされない場合は、売上金に反映されないので、メルカリ側に問い合わせをして、対応してもらうといいと思います。
2 メルカリの売上金の使い方
メルカリの売上金の使い方は主に「メルペイとしてキャッシュレス決済で使う」「銀行口座に振り込みをして現金化する」「メルカリのポイントを購入する」の3つの使い方があります。
ここでは、それぞれの売上金の使い方について、それぞれの詳細の解説やメリット・デメリットについて解説をしていきます。自分には、どのメルカリの売上金の使い方が合っているかを考えながら下記の解説を参考にしてみてください。
2-1 メルペイとしてキャッシュレス決済で使う
メルカリの売上金は、株式会社メルカリが運営するキャッシュレス決済サービスである「メルペイ」として利用することができます。メルカリアプリにて、かんたん本人確認が完了しているユーザーや、お支払い用銀行口座の登録が完了しているユーザーは売上金が反映されたと同時に売上金がメルペイ残高に反映されます。
メルペイは、コンビニやドラッグストア、スーパーや飲食店など幅広く利用することができるので、メルカリの売上金を銀行口座に振替することなく簡単に利用することができるのは嬉しいポイントです。普段のショッピングなどで、メルペイの加盟店をよく利用する人にとっては、メルペイ残高として決済に利用するのも良いと思います。
2-2 銀行口座に振込をして現金化
メルカリの売上金は、指定した銀行口座に振込をして現金化することもできます。先ほど紹介したメルペイ残高としてキャッシュレス決済で街中で利用することもできますが、当然ながらメルペイ決済が利用できない店舗も多いです。そんな場所でも、現金化してしまえばどこでも利用することができ便利です。
メルカリに、振込申請用の銀行口座を登録することで売上金を指定の口座へ振込することができます。メルカリの売上金が指定の銀行口座に振込が完了するまでには、振込申請をしてから最短で4日かかります。しかし、緊急で現金が必要になったときなどは、お急ぎ便を選択することで最短に1日で振込が完了するので、急いで現金化したい人には便利です。
2-3 メルカリのポイントを購入する
メルカリの売上金は、メルカリのポイントに1円と1ポイントを等価交換することができ、交換の際の手数料もかかりません。メルカリのポイントは、1ポイント1円相当として、メルカリ内で商品を購入する際に利用できたり、メルペイの決済で利用したりすることができ便利です。
メルペイ残高として利用したり、銀行口座に振込をしたりする際には、本人確認や銀行口座の登録などが必要になります。しかし、メルカリのポイントへの交換はそういった手続きなしに簡単に行うことができます。銀行口座に振込をして現金化する際には、本人名義の口座にしか振込をすることができないので、銀行口座を持たない学生などは、メルカリのポイントに交換して、メルカリ内やメルペイ加盟店舗で利用すると良いでしょう。
3 ポイントは2種類ある
メルカリのポイントには、先ほどメルカリの売上金を交換することによって獲得できる「有償ポイント」と不定期に開催されているキャンペーンなどにより付与される「無償ポイント」があります。
これらのポイントには、1ポイントを1円相当で利用できるという点については違いがありません。しかし、有効期限や使用用途などに違いがあるため、ここからはこれらの2つのポイントの違いについて解説していきます。
3-1 無償ポイント
無償ポイントとは、メルカリで不定期に開催されているキャンペーンなどにより獲得できるポイントです。メルカリポイントには有効期限があり、無償ポイントの有効期限は、有償ポイントよりも有効期限が短いので注意が必要です。
この有効期限は、キャンペーンによって異なりますのでこの無償ポイントを獲得したらまずは有効期限を確認すると良いでしょう。
友人とご飯にいったときの割り勘に利用したり、家族に送金する際に使ったりもできるポイントを手数料無料で送金できる便利な機能である「おくる・もらう」では、この無償ポイントを利用することができません。この「おくる・もらう」で利用できるのは、メルペイ残高と有償ポイントだけになるので注意しましょう。
3-2 有償ポイント
有償ポイントとは、売上金と交換して獲得できるポイントのことです。有償ポイントは交換した日から365日の有効期限があります。Tポイントや楽天ポイントのように、ポイントを獲得するたびに全てのポイントの有効期限が延長されるということはなく、有効期限が過ぎてしまったポイントは失効となってしまいますので注意しましょう。
また、有償ポイントは無償ポイントと異なり「おくる・もらう」の機能を使ってポイントを友人などに送ることができます。ポイントを送りたい場合、月に5,000ポイントが上限になりますので、ちょっとした割り勘の際などには便利ですが、仕送りなどに利用するのは難しいかもしれません。
本人確認を実施すれば、メルペイ残高を送金することができるようになります。メルペイ残高なら、1日に10万円まで送金することができるので、月に5,000円分以上送金したい人は、本人確認を実施し、メルペイ残高で送金をするようにしましょう。
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4 メルカリの売上を現金化する際の注意点
メルカリの売上金は、メルペイやポイントに交換するだけでなく、自分の銀行口座に出金できますがこの現金化の際にいくつか注意点があります。
この注意点は大きく分けて「振込手数料がかかる」「現金化までに時間がかかる」「振込申請期限が設けられている」3点が挙げられます。ここからは、これらの注意点について一つ一つ詳しく解説していきます。
4-1 振込手数料がかかる
一つ目の注意点は、現金化するために銀行口座に振込をする際に、毎回振込手数料を負担しないといけないことです。振込の金額に関係なく、毎回税込200円の振込手数料がかかります。また、お急ぎ便で出金する際には、さらに200円の手数料がかかり合計400円の手数料がかかります。
この手数料は、売上金の中から差し引かれるため、200円以下の振込を行うことはできません。1回の振込で100万円まで振込が可能なので、なるべく手数料を抑えるためにもできるだけ売上金をまとめて振込することをおすすめします。
このように、売上金の現金化にはその都度手数料がかかってしまうので、できるだけメルカリの売上金は、メルペイやポイントとして利用した方が手数料を節約できるのでおすすめです。
4-2 現金化までに時間がかかる
2つ目の注意点は、申請をしてから振込までに時間がかかるということです。
メルカリの売上金の振込申請をしてから、実際に振り込まれるまでの時間は、振込申請をした金融機関によって異なります。振込申請をした機関がゆうちょ銀行であれば、申請時間が0時から8時59分までの間であれば申請完了日の2日後に振り込まれ、申請時間が9時から23時59分までの間であれば、申請完了日の3日後に振り込まれます。
また、振込申請をした機関がゆうちょ銀行以外の金融機関であれば、申請時間が0時から8時59分までの間であれば申請完了日の1日後に振り込まれ、申請時間が9時から23時59分までの間であれば、申請完了日の2日後に振り込まれます。
このように、ゆうちょ銀行へ振込をした方が時間がかかってしまうので、振込先の金融機関を指定する際は注意しましょう。
4-3 振込申請期限が設けられている
メルカリの売上金の振込申請期限は「180日」となっていて、この180日という期日を過ぎてしまうと売上金が失効してしまいます。
「支払い用の銀行口座」を登録してある場合は、振込申請期限を迎えると自動で振込がされる仕組みになっていますが、最大2回までとなります。
しかし、「お支払い用銀行口座」の登録または「アプリでかんたん本人確認」を実施しておくと売上金が自動でメルペイ残高になり、現金化のための振込期限も無制限になるので、頻繁にメルカリを利用する人は登録しておくと良いでしょう。
5 メルペイ×「iD」決済がおすすめ
メルペイを利用する際には、メルカリのアプリからQRコードを表示したり、QRコードを読み取ってもらったりすることで決済をすることができますが、全国の「iD」加盟店でも利用することができます。自分のスマートフォンなどに、Apple PayやGoogle Payに登録することで利用することができ便利です。
ここからは、そんなメルペイを「iD」決済で利用できることでのメリットについて解説をしていきます。
5-1 売上金をふだんの買い物で使える
メルペイを「iD」決済でも利用することができることによって、利用できる店舗数が増えます。メルカリの売上金を現金化することなく、ふだんの買い物で手軽に利用できるのは嬉しいポイントです。
また、メルペイ残高はメルカリの売上金だけでなく、銀行口座を登録して残高にチャージして利用することもできるので便利です。このように、街でのふだんの買い物で利用することで、現金化の手間や手数料を節約することができるのは嬉しいですね。
5-2 お得なクーポンと一緒に使える
メルペイでは、加盟店で利用できるお得なクーポンが定期的に配布されています。メルペイのQRコード支払いで利用できるだけでなく、「iD」決済で利用できるクーポンも配布されていますので、定期的にチェックしてみると良いでしょう。
そのクーポンによって、QRコード決済で利用できるクーポンか「iD」決済で利用できるクーポンかが異なるので、利用する際には注意しましょう。
過去には、「200円以上の決済で翌日200ポイント還元」などといった実質ほぼ無料で買い物ができるクーポンも配布されていたことがあるので、メルペイを使ってお得に買い物がしたい人は、ぜひチェックしてみてください。
5-3 非接触だから迅速＆安心して使える
「iD」決済は、メルカリのアプリをいちいち開く必要がなく、レジでの端末にかざすだけで決済が完了します。また、端末機器にも触れる必要がないので衛生的にも安心して決済を行うことができるのも嬉しいポイントです。
Apple Watchなどのスマートウォッチを利用すれば、スマートフォンすら出さずに決済を行うことができるので非常に便利です。
5-4 メルペイ×「iD」のはじめ方・使い方
メルペイを「iD」決済で利用するためには、事前に設定が必要になります。メルカリアプリのメルペイの画面から、「iD」のアイコンをタップすると1分ほどで設定が完了します。
利用の仕方は、各スマートフォンの種類によって異なりますが、iPhoneの場合は電源ボタンをダブルクリックするだけで決済を行うことができ便利です。詳しくは、自分のスマートフォンの「iD」決済の利用方法についてチェックしてみてください。
5-5 iD決済が利用できるお店を探す
メルペイの設定が完了したら、さっそくiD決済ができるお店で使ってみましょう！
対象のお店がiD決済に対応しているかどうかは、お店のレジに「iD」のマークがあるかどうかで判別できます。
これから行くお店でiDが使えるか知りたい、という場合は以下の公式サイトからiDに対応しているお店の一覧が確認できます。
GPSを使って検索できる機能もあるため、今近くで使えるお店があるか知りたいという場合は活用してみましょう。
まとめ
このように、メルカリの売上金の利用方法は、大きく分けて3つの使い方があります。現金化するのには、毎回のように手数料がかかってしまうので、無駄な手数料を払わないようにするためにもなるべくメルペイやポイントとして利用するのがいいと思います。
ここまで解説してきた内容をしっかりと理解して、自分にあったメルカリでの売上金の使い方をしてみてくださいね。
