夏休みや年末の帰省など、多くの人が移動する“ハイシーズン”は、飛行機代が高い…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。もともと安いものではない飛行機の運賃なので、できるだけお得に乗れるとうれしいですよね。
飛行機には「早割」というお得な制度があるものの、「いつから予約できるの?」という疑問を持つ人も多いはずです。
そこで今回は、ANA・JALの早割の予約開始時期から、予約のコツ、注意点、さらには早割以外の裏ワザまで、飛行機の航空券をお得に手に入れる方法を徹底解説します。
飛行機を利用する旅行を計画している方は、必見の情報が満載ですよ。

この記事は下記のような人におすすめです!
- 飛行機の早割がいつから予約できるのか知りたい
- 早割運賃で航空券を安く購入したい
1 そもそも飛行機の「早割」とは?基本的な仕組みを解説

航空券の「早割」とは、出発日より早い段階で予約・発券することで通常運賃よりも安く利用できる割引サービスのことです。ANAでは「スーパーバリュー」、JALでは「スペシャルセイバー」といった名称で展開されており、搭乗の数か月前から、最大で約1年前までの予約が対象になることもあります。
一般的に予約時期が早いほど割引率は高く、同じ路線でも購入タイミングによって料金に大きな差が出るのが特徴です。最大で60~85%割引になることもあり、かなりお得になりますよ。
旅行や帰省の日程がすでに決まっている方にとっては、コストを抑えるために有効な方法といえるでしょう。
この仕組みの背景には、航空会社の経営戦略があります。飛行機は出発してしまえば空席分の収益がゼロになってしまうため、いかに効率よく座席を埋めるかが大きな課題です。
そこで、早割によって早い段階から予約を集めることで、需要予測を立てやすくし、販売戦略を柔軟に調整できるようにしています。
さらに、空席リスクを軽減しつつ、繁忙期や直前の需要を見越して通常運賃を維持・上乗せできる点も、早割を導入する大きな理由です。
利用者にとっては「安さ」が最大の魅力ですが、注意点もあります。早割運賃は変更や払い戻しができないため、予約後に予定が変わった場合には思わぬ負担が生じることもあります。
お得に利用するためには、メリットだけでなくこうした制約も理解したうえで、計画的に予約することが大切です。
2 【ANA・JAL】国内線の早割はいつから予約できる?

「早割」の概要についてわかりました。ここからは、JALとANAの早割について解説していきます。
2-1 JALは搭乗日の360日前から予約可能
JALの早割運賃「スペシャルセイバー」は、国内線が対象で、搭乗日の 360日前の午前0時 から予約できます。
従来は330日前からの受付でしたが、現在は約1年先のフライトまで見越して予約可能となり、帰省や長期休暇の計画を早めに立てたい人にとって大きなメリットがあると言えるでしょう。
例えば、夏休みや年末年始といった混雑期でも、販売開始直後に予約をすれば比較的安価な運賃を確保できる可能性が高まります。
予約期間は360日前から出発28日前までが基本ですが、路線や空席状況によって45日・55日・75日前が期限となる場合もあります。
注意点として、この運賃は予約後の便変更ができず、取消時には手数料が発生します。支払いも72時間以内に完了しなければ自動取消となるため、スケジュールが確実に決まっている場合に活用するのが賢い使い方です。
2-2 ANAは搭乗日の355日前から予約可能
ANA国内線をお得に利用するために見逃せないのが、早割運賃の「ANA SUPER VALUE」と「ANA VALUE」です。
これらは、搭乗日の 355日前の午前9時30分 から予約可能で、1年以上先の予定でも早めに座席を確保できる仕組みとなっています。早期に購入するほど割引率が高く設定されており、通常運賃と比べて大幅に安い料金で航空券を手に入れられるのが魅力です。
「ANA SUPER VALUE」には、予約可能期限の違いによって複数の種類が設けられています。
具体的には、出発21日前まで購入できる「SUPER VALUE21」、28日前までの「SUPER VALUE28」、45日前の「SUPER VALUE45」、55日前の「SUPER VALUE55」、そして75日前の「SUPER VALUE75」といった区分が存在します。
出発までの期間が長いほど割引率は高く、早めに予定を固められる人に有利な仕組みです。
しかし、便の変更はできず、取り消しには所定の手数料がかかるため、スケジュール変更の可能性がある人は注意しましょう。
また、「ANA VALUE」は直前まで予約できることが特徴です。例えば「VALUE 1」や「VALUE 3」といった区分があり、搭乗日の前日まで予約ができるケースもあります。
割引率はSUPER VALUEより低めですが、予定が変わる可能性がある方にとっては安心感のある選択肢でしょう。
なお、2026年5月からANA国内線運賃の体系が大きくリニューアルされる点です。現行の「ANA SUPER VALUE」「ANA VALUE」は廃止され、新しいシンプルな体系に統合されることが発表されています。
これにより、現在のように複雑な複数名称で区分されていた運賃は整理され、より分かりやすい仕組みに移行していく予定です。
まだ詳細は発表されていませんが、現在の「ANA SUPER VALUE」などは〇日前、など購入できるタイミングが決まっていましたが、新しい料金体系では空席状況に連動して価格が変動することになっています。新しい料金体系の詳細が発表されたら、情報をチェックしてみてくださいね。
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ANA│2026年5月19日搭乗分より、国内線運賃をリニューアルいたします。
3 飛行機の早割を利用する3つの大きなメリット

国内線で旅行や帰省を考える際、航空券の費用は大きな負担となります。そこで活用したいのがANAやJALが提供する「早割運賃」です。
搭乗日の数か月前から予約・購入できるこの制度には、下記のように大きく3つのメリットがあります。
①圧倒的な割引率
最大の魅力は、通常運賃と比べた際の割引率の高さです。たとえば東京~札幌間を例にすると、通常期の普通運賃が3万円前後かかるところ、ANAの「SUPER VALUE 75」では1万円台前半、JALの「スペシャルセイバー75」でも同程度の料金で購入できるケースがあります。
直前に販売される割引運賃と比べてもさらに安く、特に出発の75日前や55日前までに購入するプランは割引幅が大きいため、予定が早めに決まっている人にとっては圧倒的にお得になるでしょう。
②座席指定の選択肢が豊富
発売直後は空席が多いため、好みや目的に応じた座席を確保しやすいのも見逃せないポイントです。窓側で景色を楽しみたい、通路側で移動をスムーズにしたい、あるいは家族や友人と並び席を確保したいといった希望を反映しやすくなります。
直前の予約では座席が埋まってしまっていて、希望条件が叶わないケースも少なくありません。早割を利用することで、価格だけでなく快適なフライトも実現できますよ。
③早期に予定が確定する安心感
航空券を早めに予約しておけば、移動コストが確定するため、宿泊先や現地でのアクティビティの手配を安心して進められます。
例えば人気の観光地でホテルを予約する場合も、航空券が確定していれば余裕を持ってプランを組むことができ、結果的に全体の旅行費用を抑えることにもつながるでしょう。
ANA│ANA SUPER VALUE 早めの予約がおすすめ!
4 知っておくべき早割のデメリットと注意点

航空券をお得に購入できる早割には多くのメリットがありますが、利用にあたってはデメリットや注意点も存在します。
「ANA SUPER VALUE」「スペシャルセイバー」などは、条件を理解せずに利用すると、かえって損をしてしまう可能性があるので注意が必要です。ここからは、デメリットと注意点を紹介します。
①予約の変更が原則不可
早割運賃は、購入後の便変更が原則として認められていません。ANAの「SUPER VALUE」やJALの「スペシャルセイバー」は、予約した便を変更することができず、予定を変えたい場合はいったんキャンセルをしてから新たに予約を取り直す必要があります。
直前の変更が効かないため、スケジュールが流動的な人には不向きです。
②キャンセル料(払戻手数料)が高い
キャンセル時に発生する払戻手数料は、出発日が近づくにつれて高額になる点にも注意が必要です。
例えばJALのスペシャルセイバーは、出発55日前までは運賃の5%程度ですが、54日前以降は約50%へと大きく跳ね上がります。ANAのSUPER VALUEも同様に、出発54日前を境に手数料が高額化する仕組みです。
一方、ANA VALUEであれば出発時刻前までの取消は5%相当額で済むため、柔軟性を重視する場合はこちらの方が安心でしょう。
③マイル積算率が低い
早割運賃は価格が安い分、フライトマイルの積算率が通常運賃より低く設定されています。ANAのSUPER VALUEでは区間基本マイレージの75%、JALのスペシャルセイバーも同様に75%の積算率となるケースが一般的です。
マイルを重視している方にとっては、通常運賃やビジネス向けの運賃と比べると物足りなさを感じるかもしれません。
④人気路線は争奪戦になる
お得な料金設定になる座席数は限られているため、年末年始やお盆、ゴールデンウィークといった繁忙期の人気便は、予約開始と同時に売り切れてしまうことも珍しくありません。
特に朝夕の便利な時間帯は競争が激しく、希望の便を確保するには発売直後に素早く手続きを行う必要があります。
5 早割を活用してお得に購入するコツ

国内線の早割は上手に使えば大きな節約につながりますが、割引率の高さに目を奪われて勢いで予約してしまうと、思わぬ損につながることもあります。
ここからは、早割を賢く活用して本当にお得に購入するための3つのコツを紹介します。
〇なるべく早めに予約をする
早割の基本は「早い者勝ち」です。ANAの「SUPER VALUE」やJALの「スペシャルセイバー」は、搭乗日の約1年前から販売が始まります。
特に出発75日前や55日前までの運賃は割引率が高く、通常の半額近い水準になることもあります。
発売直後は座席数が十分にあるため、希望する便や時間帯を選びやすいのも大きなメリットです。旅行や帰省の予定が決まっているなら、できるだけ早く予約してしまうのが最も確実でお得な方法といえるでしょう。
〇無理な予定は立てない
早割運賃は「変更不可・キャンセル時は高額な手数料が発生する」という制約がつきものです。特に出発54日前を境に取消料が大きく跳ね上がるため、安さを重視して無理にスケジュールを組むのは避けるべきです。
予定が変わる可能性が高い場合は、あえて少し高めでも変更可能な運賃を選んだ方が、結果的に損を防げるケースもあります。
早割を選ぶときは、仕事や家庭の都合を踏まえて、確実に動ける日程に絞って購入することが大切です。
〇オフシーズン×早割でさらに安く
繁忙期の便は早割を使っても値下げ幅が限定的ですが、オフシーズンの早割は驚くほど安くなるのが特徴です。
例えば平日や旅行需要が落ち着く時期の便なら、通常の半額以下で購入できることもあり、LCC並みの価格で大手航空会社を利用できる場合もあります。
予定を組む際は、あえて混雑期を避けてオフシーズンを狙い、そこに早割を組み合わせることで、コストパフォーマンスを最大化できますよ。
6 【早割以外】飛行機にお得に乗るためのコツと裏ワザ

国内線を安く利用する方法として真っ先に思い浮かぶのは「早割」ですが、発売時期を逃したり、仕事や家庭の都合で日程が確定できずに活用できないケースも少なくありません。
そんなときでも、まだお得に飛行機に乗る方法はいくつもあります。ここでは、早割割引以外で役立つ裏ワザを紹介します。
①株主優待券を利用する
ANAやJALの株主に配布される「株主優待券」を使えば、普通運賃の半額で航空券を購入できます。優待券自体は株を持っていなくても、金券ショップやオンライン取引サイトで入手可能です。
株主優待券の最大の魅力は、直前でも利用できる柔軟さ。急な出張や帰省でも割引を受けられるため、予定が読みにくい人にとって心強い選択肢です。
②マイルで特典航空券に交換する
飛行機に乗るだけでなく、クレジットカードを利用した普段の買い物でも貯まるマイルは、特典航空券と交換できます。
片道5,000〜7,500マイル程度から利用可能で、うまく活用すれば現金を使わずに移動できますよ。
ただし特典航空券は座席数に限りがあり、人気路線や繁忙期はすぐ埋まるため、早めの予約がポイントです。
③LCC(格安航空会社)のセールを狙う
PeachやJetstarなどのLCCは、不定期に大規模セールを実施します。数千円台で航空券を購入できることもあり、条件次第ではANAやJALの早割より安くなるケースもあります。
LCCは運賃が安い分、手荷物や座席指定に追加料金がかかる点に注意が必要ですが、合計の費用を抑えたい人にはおすすめの選択肢です。
④旅行会社のパッケージツアーを活用する
航空券と宿泊がセットになったフリープランやダイナミックパッケージは、個別に手配するより総額が安くなることがあります。
特に観光地への旅行では、ホテル料金と組み合わせることで結果的に航空券代が実質割引になるケースも少なくありません。
⑤航空券の比較サイトを活用する
複数の航空会社や旅行代理店の料金を横断的に検索できる比較サイトも強力な味方です。出発時間や経由便を変えて調べることで、意外な格安便を見つけられることがありますよ。
まとめ
ANAやJALの「早割」を活用すれば、通常運賃と比べて最大60〜85%もの割引になることもあり、計画的に予約することで大きな節約が可能です。
ただし、変更不可やキャンセル料などの制約もあるため、事前に仕組みを理解して自分のスケジュールに合った方法を選ぶことが大切です。
さらに、株主優待券やマイル、LCCのセール、旅行会社のパッケージなど、早割以外にもお得に飛行機を利用する手段は数多く存在します。
本記事の情報を参考に、ご自身の旅行計画に最適な方法で、賢くお得に空の旅を楽しんでくださいね。









