最近CMでよく見る「Vポイント」。三井住友カードグループが発行するポイントサービスですが、一体どんなサービスなのでしょうか。
今回は、Vポイントの基本やおすすめの交換先、貯め方などの詳細を解説します。なお、Vポイントの交換の際は、想定の交換レートよりも低くなってしまう場合もあるので、注意が必要。それぞれの交換先の交換レートも紹介するので参考にしてみてくださいね。
最後にVポイントがもっとも貯まるカードも紹介するので、Vポイントをよりお得に貯めたい方はぜひチェックしてみてください。

この記事は下記のような人におすすめです!
- Vポイントのもっともお得な交換先を知りたい
- Vポイントのお得な貯め方を知りたい
1 Vポイントの基本情報

「Vポイント」とは、三井住友グループが発行するポイントサービスのこと。2020年6月に、三井住友銀行の「SMBCポイント」と三井住友カードの「ワールドプレゼントポイント」が1つになり、誕生しました。
VポイントはSMBCグループ共通のポイントで、銀行の各種サービスやお得なキャンペーンなどで貯まります。貯まったポイントは振込手数料割引や景品交換で利用できるほか、Vポイントアプリを使えば街のお店やネットショッピングでも利用可能。また、ポイントアップするサービスがとても多いので、お得に利用できることが魅力です。
1-1 Vポイントの貯め方は?
Vポイントは三井住友カードの利用や三井住友銀行の取引などで貯まっていきます。ポイントの還元率はカードの種類によって異なります。三井住友カードを例にあげるとポイント還元率は0.5%で、200円の利用ごとに1ポイントが貯められます。
ポイントアップ特典のほか還元率の高い店舗が用意されているため、そうした特典や利用店舗を絞ることでポイントをどんどん貯めていくことが可能です。
貯まったVポイントは「Vポイントアプリ」に移行すると1ポイント=1円で買い物などに使うこともできます。
効率の良い貯め方や使い方はこの後詳しく説明するので、参考にしてお得に活用してみてくださいね。
1-2 基本的には交換レートは1ポイント=1円
Vポイントは1ポイント1円で買い物などに利用できます。ポイントの利用方法はたくさんありますが、交換先によって1ポイント1円以下になってしまう場合があるので気を付けましょう。どのような交換先があるかについても、このあと詳細を紹介していきます。
- 常時ポイント還元率1%!
- 特約店での利用で最大9%還元!
- 新規入会&利用で40,000ポイント進呈!
- 継続利用で最大40,000ポイント進呈!
2 Vポイントのお得な交換先
Vポイントは三井住友カードと三井住友銀行の利用で貯まり、貯まったVポイントは1ポイント1円で買い物などに利用できるなど、Vポイントの基本情報についてわかりました。
ここからは、Vポイントのお得な交換先について説明していきます。
2-1 最もお得なのはVポイントアプリでお買い物に利用
もっともお得なVポイントの使い方は、公式アプリ「Vポイント」を使って買い物に利用することです。その理由は、他のポイントやギフト券への交換の場合はほとんどが1ポイントが1円以下になってしまうから。せっかくポイントを貯めたなら、なるべくお得に活用したいですよね。
ここからは、Vポイントアプリを使ってVポイントをお買い物で利用する方法について紹介します。
2-2 Vポイントアプリの使い方
Vポイント公式アプリ「Vポイント」について説明します。iPhoneを利用している人は「AppStore」、Androidを利用している人は「GooglePlay」から「Vポイント」をインストールします。
アプリ起動後、以下の手順で利用登録を行います。3ステップで簡単に登録できます。
- 電話番号を入力してSMS認証を行う
- 氏名、生年月日、国籍を入力
- パスコードの設定
※登録内容の確認までに数日かかる場合があります
2-3 Vポイントを残高へ移行
Vポイントアプリをインストールした後は、Vポイントを「Vポイント(移行前)」から「残高」へ移行すると、金額分の買い物ができます。
移行の仕方は下記のとおりです。
- Vポイントアプリのホーム画面「Vポイントを連携」をタップする
- 「Vpass」か「SMBCダイレクト」を連携する
(両方持っている場合は「Vpass」の方が連携がスムーズ) - 「Vポイントを移行」をタップし、貯まっているポイントから移行したいポイント数を入力する
- 完了
※「Vpass」は三井住友カードの会員向けインターネットサービス
※「SMBCダイレクト」は三井住友銀行のインターネットバンキング
ポイント移行した後、お買い物で使うには次の2つの方法があります。
●「タッチ決済で払う」
VポイントアプリをApple PayやGoogle Payに設定しておき、お店のタッチ決済を利用する
※対応するスマートフォンが必要
●「クレジットカードの代りに使う」
Vポイントアプリ上の「ネットショッピングで使う」をタップすると、カード番号や期限、カード名義が表示されるので、それらをネットショッピングのサイトで入力し、購入手続きを行う
Google Play Store | スマートフォンアプリ「Vポイント」- かんたんポイント支払い
スマートフォンアプリ「Vポイント」の使い方|クレジットカードの三井住友VISAカード
3 お買い物での利用以外でのVポイント交換先

Vポイントを使うにはVポイントアプリでお買い物に使うのがもっともお得であることを紹介してきました。
しかし、Vポイントの交換先はキャッシュバック、マイルへの交換、賞品に交換するなど他にもたくさんあります。それぞれのメリットもたくさんあるので、自分に合った交換先を見つけてください。
3-1 カードの支払いへの充当
Vポイントはクレジットカードの支払いにも充てられます(キャッシュバック)。お買い物と同様に1ポイント1円で利用でき、ポイントを支払いにそのまま利用できるので手間がかからないのがメリット。
カードの支払いに充てるためには、会員専用サイトの「Vpass」にログインして、使いたいポイント数を指定すれば、翌月の支払い金額に充当されます。
なお、支払う金額が指定したポイント数より少ない場合は、残ったポイントは次月の支払いに繰り越されるようになっています。
充当したポイントの有効期限は3か月間なので、4か月目以降は残高が残っていても失効してしまうという点は予め注意しておきましょう。
そして、クレジットカードの支払いに充当すると、充当分も支払い金額に応じたポイントが貯まります。貯まったポイントを使ってまたポイントが貯まるというのはうれしいですよね。
一回払いだけでなく、分割払いやリボ払いの支払いも、Vポイントの充当が使えます。
お支払い金額に「キャッシュバック」|クレジットカードの三井住友VISAカード
3-2 ANAマイルへ交換
VポイントはANAマイルに交換することもできます。また、三井住友カードが発行するANAカードを持っていると還元率が高くなるのもポイント。
所持しているANAカードによって還元率が変わります。それぞれの還元率をまとめると次のようになります。
対象カード | 交換レート |
---|---|
ANAプラチナカード | 1Pt → 3マイル |
ANAゴールドカード | 1Pt → 2マイル |
ANA一般カード(2倍コース) | 1Pt → 2マイル |
ANA一般カード(通常コース) | 1Pt → 1マイル |
ANAカードなし | 1Pt → 0.5マイル |
上記のとおり、ANAカードの種類によりポイントがどんどん貯まります。ANA VISA 一般カードであれば年会費2,200円で、ANAカードを持っていない人と比べ、交換率が2倍になるというわけです。ANAを利用していてANAカードを持っている人は、Vポイントをマイルに交換することをおすすめします。
3-3 他のポイントへ交換
Vポイントは他社のポイントに交換することもできます。ただし交換レートが1ポイント1円以下になってしまうので注意が必要です。
ポイントサービスごとに還元率は異なるので、交換前にきちんとチェックしておきましょう。代表的なものが次のとおりです。(Vポイント→他社ポイントの順で記載しています)
対象ポイント | 交換レート |
---|---|
Tポイント | 500Pt→500Pt |
楽天ポイント | 500Pt→400Pt |
dポイント | 500Pt→400Pt |
Pontaポイント | 500Pt→400Pt |
nanacoポイント | 500Pt→400Pt |
3-4 ギフト券や商品券に交換
Vポイントは数多くのギフト券や商品券にも交換ができます。その中から代表的なものをいくつか紹介しましょう。(Vポイント→他社ポイントの順で記載しています)
〈オンラインギフトカード〉
ギフトカード | 交換レート |
---|---|
Amazonギフト券 | 1Pt→0.8Pt |
Google Play ギフトコード | 1Pt→0.8Pt |
Apple Gift Card | 1Pt→0.8Pt |
スターバックスカード | 1Pt→0.8Pt |
〈各種ギフト券・商品券〉
ギフト券・商品券 | 交換レート |
---|---|
モスカード | 1,500Pt→1,000円分(1P=0.8円相当) |
ハーゲンダッツギフト券 | 1,200Pt→ハーゲンダッツ2個分(1P=0.7円相当) |
マックカード | 1,500Pt→1000円分 (20人に1人、3,000円分当たる/1Pt=0.67円相当) |
QUOカード | 1,500Pt→1000円分 (20人に1人、3,000円分当たる/1Pt=0.67円相当) |
お支払い金額に「キャッシュバック」|クレジットカードの三井住友VISAカード
- 常時ポイント還元率1%!
- 特約店での利用で最大9%還元!
- 新規入会&利用で40,000ポイント進呈!
- 継続利用で最大40,000ポイント進呈!
4 Vポイントのおトクな貯め方は?

ここまで、Vポイントの使い方や交換先をご説明してきました。VポイントはVポイントアプリでお買い物に利用するのが一番お得ですが、ANAマイル、他社ポイント、ギフト券・商品券に交換など、さまざまな交換方法があるので、自分に合った交換方法を見つけましょう。
では、ここからはVポイントのお得な貯め方についてご説明します。
4-1 セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで最大7%還元
三井住友カードではセブンイレブン、ローソン、マクドナルドなど、対象の店舗での支払いでポイントが最大7%還元になる特典があります。
なお、7%還元されるには条件を満たしている必要があります。その条件は下記のとおりです。
「基本の還元ポイント…0.5%」+スマホを使った「Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済…6.5%」=合計7%還元
※Apple Watchでのお支払いも対象です
※Google PayでMastercardタッチ決済はご利用いただけません
タッチ決済とは、クレジットカードを決済端末にかざして支払う方法のこと。VISAでは「タッチ決済」、Mastercardでは「Mastercardタッチ決済」という名称になっていて、店頭の端末にかざすだけで決済できます。
7%還元の対象となるのはスマートフォンによるタッチ決済(Apply Pay / Google Pay) が条件となっている点にご注意ください。カード現物によるタッチ決済の場合、合計の還元率は5%となります。
最大7%還元の対象となる店舗は以下のとおりです。
- セイコーマート
- セブン-イレブン
- ポプラ
- ミニストップ
- ローソン
- マクドナルド
- モスバーガー
- サイゼリヤ
- ガスト
- バーミヤン
- しゃぶ葉
- ジョナサン
- 夢庵
- その他すかいらーくグループ飲食店
- すき家
- はま寿司
- ココス
- ドトールコーヒーショップ
- エクセルシオール カフェ
- かっぱ寿司
対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!|クレジットカードの三井住友VISAカード
4-2 「家族ポイント」で最大12%還元
三井住友カードでは、家族と一緒に三井住友カードを使うと最大12%ポイントが還元される「家族ポイント」という制度があります。
家族ポイントの条件と還元率は次のとおりです。
「基本の還元ポイント…0.5%」+スマホを使った「Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済での支払い6.5%」+「家族1人あたり+1%(最大5人まで適用・最大+5%)」=合計12%還元
家族ポイントは最大5人まで適用されるので、家族みんなで三井住友カードを持つとますますお得ですね。
4-3 選んだお店でポイント+0.5%還元
【2024年7月追記】2024年3月27日をもって、「選んだお店でポイント+0.5%還元!」はサービス終了となりました。
街のよく利用するお店をあらかじめ登録しておくことで、店頭で買い物すると通常のポイントにプラス0.5%が還元されるという仕組みもあります。
登録できるお店は3店舗までなので、特によく利用するお店をチョイスしておきましょう。
下記のような店舗が対象になっています。
デイリーヤマザキライフイズミヤマツモトキヨシココカラファインスターバックス カードオンラインチャージプロントファーストキッチン など
4-4 ココイコで対象店舗がポイント倍増
街のお店の利用でポイントをお得に貯めるなら「ココイコ」がおすすめです。「ココイコ」とは、事前にエントリーした街のお店で買い物をすると多くのポイントやキャッシュバックを受け取れるサービス。
飲食店や家電量販店、ホテルなど100店舗以上の対象店舗があるので、よく行くお店もきっと見つかりますよ。エントリー数には制限がなく、30日間有効。毎月、「ココイコ」に登録するお店を見直しましょう。
「ココイコ」の使い方は下記のとおりです。
- Vpassアカウントでログインする
- 好きなショップの「エントリーする」をタップ
- エントリーしたショップに実際に行く
- 三井住友カードで買い物をする
「ココイコ」には下記のような対象店舗があります。
- 高島屋
- ビッグカメラ
- びっくりドンキー
- かっぱ寿司
- ブックファースト
- ACTUS など
4-5 学生ポイントの利用
三井住友カードでは、学生限定の「学生ポイント」というサービスが展開されています。
「学生ポイント」を利用すると、対象のサブスクリプションサービスの利用で10%還元が受けられるほか、携帯料金の支払いでも2%の還元対象となるなど、お得なサービスが盛りだくさんです。
以下は10%還元の対象となるサブスクリプションサービス例です。
- Amazon audible
- Amazon
- DAZN
- dアニメストア
- Hulu
- U-NEXT
- LINE MUSIC
携帯料金で2%還元の対象となるサービスは以下のとおりで、3大キャリアだけでなく格安simまで対象となっているのが特徴です。
- au
- povo
- UQ mobile
- docomo
- ahamo
- SoftBank
- LINEMO
- Y!mobile
- LINEモバイル
- y.u mobile
さらに、LINE Payに三井住友カードを登録し「チャージ&ペイ」を行うと、通常ポイント(0.5%)だけでなく、利用金額200円(税込)につき+2.5%ポイントが還元されます。
【学生ポイント】クレジットカードの三井住友VISAカード|三井住友VISAカード
5 Vポイント貯めるなら ポイント特化型プラチナカード プラチナプリファード

Vポイントをお得に貯める方法などがわかりました。では最後に、Vポイントを貯めるのにおすすめのカードをご紹介します。それが「三井住友カード プラチナプリファード」です。
このカードを使えば、さらにポイントを貯めることができるので、ぜひ利用してみてください。
5-1 三井住友カード プラチナプリファードの特徴
「三井住友カード プラチナプリファード」は「ポイント特化型プラチナカード プラチナプリファード」といわれるカード。
年会費33,000円(税込)、還元率1.0%で、入会キャンペーンや継続特典で年会費以上のポイントがもらえる可能性があるプラチナカードです。
年会費が高額でステータスが高いカードは、ポイント還元率よりもサービス特典を充実させているものが多い傾向にありますが、三井住友カード プラチナプリファードはステータス感がありながら、ポイントもしっかり貯まるというのが魅力。カード特典よりも、ポイント重視の方におすすめのカードです。
あらゆるポイントや特典を駆使し、月に17万円程度のカード利用がある方であれば年会費以上にお得になる可能性がありますよ。
なお、入会初年度の特典は入会月から3ヶ月後の月末まで、となっているので入会をできるだけ月初にすることで最初の月の日数が多くなり、対象期間を目一杯使うことができます。
- 常時ポイント還元率1%!
- 特約店での利用で最大9%還元!
- 新規入会&利用で40,000ポイント進呈!
- 継続利用で最大40,000ポイント進呈!
まとめ
Vポイントのおすすめの交換先などについて紹介してきました。Vポイントの利用は、Vポイントアプリを使ってお買い物のお支払いに使うのが最もお得になるのでおすすめです。
また、効率よくVポイントを貯めるには、ポイント還元率が上がる対象店舗での買い物や、家族ポイントなどの制度を活用するとよいでしょう。クレジットカードの利用料金が高い方はポイント特化型のプラチナカードもあるので、自分に合ったポイントの貯め方を見つけて、Vポイントをお得に活用してみてくださいね。