最近、多くの人がクレジットカードを複数枚持つことが一般的になっています。実際、クレジットカードを2枚持つことで、ポイントの還元率を最大化したり、急な出費にも対応しやすくなったりといったメリットがあるため、これは自然な流れだと言えるでしょう。
しかし、「クレジットカードを2枚持つと具体的にどんなメリットがあるのか?」「どのように上手く活用すれば良いのか?」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、クレジットカードを2枚持つことについて、メリットや注意点も含めて解説します。2枚目のクレジットカードの選び方もあわせてお伝えするので、もう1枚クレジットカードを作ろうか検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事は下記のような人におすすめです!
- 2枚目のクレジットカード発行に悩んでいる方
1 クレジットカードを2枚以上持つメリット

クレジットカードを2枚持つことは、そもそもどういったメリットがあるのでしょうか。ここからは、カードを2枚持つメリットについて詳しく解説していきます。
1-1 ポイント還元を最大限に受けられる
クレジットカードの種類によって、特定のお店で還元率が高くなる場合があります。さまざまなお店で買い物をする際に「あのカードを持っていれば、もっとポイントを貯められるのに」と思った経験のある方も多いのではないでしょうか。
そこで、2枚以上のカードを使い分けることで、ポイント還元を最大限に受けられるわけです。以下、一例です。
「JCB カード W 」も「 楽天カード」もどちらもポイント還元率は1.0%です。しかし、JCB カード WはAmazon、楽天カードは楽天市場でそれぞれポイントアップします。楽天カードしか持っていない場合、Amazonで買い物をすると、損をしてしまうというわけです。両方とも持っていれば、上手く使い分けることでポイントがザクザク貯まります。
1-2 様々な優待サービスを受けられる
クレジットカードには、さまざまな優待サービスが用意されています。空港ラウンジの無料利用や映画館やカフェ、ホテルの優待サービスやコンシェルジュサービスなど、サービスは多岐に渡ります。流通系のカード、交通系のカードなど、母体のジャンルによってもサービスは異なるので、2枚以上のカードを持つことで、優待サービスの幅が広がるでしょう。
また、2枚以上持っているクレジットカードのそれぞれに旅行障害保険が付帯していた場合、傷害死亡・後遺障害保険は保有しているカードのうち、最も高い金額を限度として支払われるというのもポイントです。
1-3 複数の国際ブランドを使い分けられる
クレジットカードは、国際ブランドによって利用できるエリアや店舗が異なります。いざ、決済をしようとした時に、持っているクレジットカードのブランドが対応していなかった、という経験のある方も多いのではないでしょうか。
そこで、別々の国際ブランドのクレジットカードを複数枚持っておくことで、利用シーンを増やすことができるのです。
例えば、メインカードは国内でのシェア率の高いVisaブランド、2枚目以降はVisa以外の国際ブランドにしておけば、より幅広い範囲で決済ができるので安心でしょう。
1-4 利用可能枠を拡大できる
クレジットカードを発行する際は、申請している人の年齢や職業、年収などに応じて利用可能枠が設定されます。そして、そのカードの利用額を全部使ってしまうと、もちろんそれ以上は使えなくなります。
しかし、カードを2枚以上持っていれば、他のカードは個別に審査されているため、それぞれ利用可能枠が設定されているのです。そのため、クレジットカードで利用できる金額はすべてを合算した額ということになります。
例えば、1枚目のカードが限度額100万円で、2枚目も100万円であれば、合計200万円分の決済ができるわけです。
もちろん、すべて使い切ってしまうのは避けなくてはいけませんが、利用できる金額が大きいと、急な大きな出費が必要な時や旅行先での緊急事態の際などは安心ですよね。
2 クレジットカードを2枚以上持つデメリット

クレジットカードを2枚以上持つメリットがわかりました。ポイント還元を最大限受けられたり、利用可能枠を拡大したりできることがメリットですが、デメリットはないのでしょうか。
ここからは、クレジットカードを2枚以上持つデメリットについて紹介します。
2-1 利用金額や支払日などの管理が大変
2枚以上のクレジットカードを利用している場合、利用金額や支払日などの管理が大変になります。カード会社によって支払日も異なるので、それぞれに間に合うようにしっかり口座にお金を用意しておく必要があり、うっかり支払い忘れてしまっていた、といった事態も起こってしまいがちです。クレジットカードは信頼が大切なので、延滞は防ぎたいですよね。また、ついついカードを利用し過ぎてしまい、支払い能力を越えてしまう場合もあるかもしれません。
そのため、利用状況はこまめにチェックしておきましょう。特に、下記のような内容は必ず確認することが大切です。
- 利用金額
- 支払日
- 暗証番号
- 年会費
- ポイントの使用期限など
2-2 盗難や紛失のリスクが高まる
クレジットカードは特にコンビニやスーパーなどの少額の決済が多い場所では、暗証番号の入力やサインが不要なサインレス決済が主流となっています。そのため、カードを複数持っていてうっかり紛失してしまった時などに、不正利用されてしまう恐れが高まります。
クレジットカードを複数持っていれば、それだけ盗難や紛失のリスクが高まるので気をつけましょう。
カードが手元にあるかこまめに確認して、なくなっていれば、すぐにカード会社に連絡するようにしましょう。
2-3 各カードの特典を無駄にしてしまう可能性が高まる
クレジットカードには、さまざまな特典が用意されています。しかし、2枚以上持っていると、それぞれのカードの特典を把握できず、特典を無駄にしてしまうことが起こるかもしれません。
お得な特典は期間限定の場合も多いので、うっかり期日が過ぎてしまっていた、といった場合はショックですよね。
そのため、クレジットカードは1枚ずつ発行することをおすすめします。1枚のカードに慣れてきた頃に次のカードを発行すれば、カードのことを把握しやすくなるでしょう。
3 クレジットカードを2枚以上持つ際の注意点は?

クレジットカードを2枚以上持つメリットやデメリットについてわかりました。ここからは、クレジットカードを2枚以上持つ場合の注意点について解説していきましょう。
3-1 同時期の申込は審査が厳しくなる可能性がある
同時期に複数のクレジットカードを申し込むと、審査が厳しくなる可能性があります。その理由は、クレジットカードの申し込み記録は信用情報機関に保管されているため、カード会社は審査の際に必ずその信用情報を確認します。
そのため、短期間で複数のカードに申し込んでいると、お金に困っているのではないか、キャンペーン目当てで申し込んでいるのではないか、といった疑いを持たれてしまうかもしれません。
印象が悪くなると審査が通らない恐れもあるので、まずは1枚作ってみて、しっかり利用や支払いを繰り返した後、半年後くらいに2枚目の申請をすることをおすすめします。
3-2 使いすぎやポイント有効期限の超過に気を付ける
2章のデメリットの説明でも取り上げたように、クレジットカードを2枚以上持つと、利用金額やポイント有効期限などの管理が大変になります。
そのため、お金の使い過ぎや、気づいたらポイントの有効期限が切れていた、といったことがないように気を付けましょう。
ポイントの有効期限については、カード会社が専用のアプリを作っていることも多いので、アプリ上で簡単に確認できます。有効期限が近いポイントがあればお知らせしてくれることも多いので、しっかりチェックしておきましょう。
4 クレジットカードを2枚以上保有する場合の選び方

クレジットカードを2枚以上保有する場合、メインカードとサブカードの使い分けが重要です。「メインカード」は日々のお買い物で日常的に利用するもので、「サブカード」は特定のお店やサービスで利用するもの、と考えるとわかりやすいでしょう。
メインカードとサブカードをうまく使い分けることで、カードの利用がより充実したものになります。ここからは、メインカードとサブカードそれぞれの選び方を説明していきます。
4-1 メインカードの選び方
クレジットカードのポイント還元率は、0.5%~1%のものが多いですが、メインカードは還元率1%以上のものを選びましょう。
例えば、10万円分の決済をする場合、還元率0.5%であれば500円相当のポイントが還元されます。それに対し、還元率1.0%であれば1,000円相当。これは大きな違いですよね。ポイント還元率は高ければ高いほどお得になるのです。
ただし、自身がよく利用する場所でポイント還元率が大幅にアップする場合、通常利用時のポイント還元率がそこまで高くなくても、メインカードに適している場合もあります。
自身がよく利用する店舗やサービスで、ポイント還元率が高い、特典が豊富といった視点で選ぶのも大切でしょう。
4-2 サブカード(2枚目以降)の選び方
2枚目以降の「サブカード」は、下記のような点を意識して選びましょう。
- メインカードにはない特典があるか
1枚目のカードを利用してみて、「こんな特典があるとうれしい」という点を整理してみましょう。よくいくお店の還元率が高い、旅行保険が充実している、電子マネーの機能も搭載されている、など、さまざまなカードがあるので、自分に合ったものを選びます。
- メインカードと異なる国際ブランドにする
ブランドによって利用できる店舗やサービスが異なるので、複数の国際ブランドのカードを持っていれば、いざという時に安心です。
- 年会費に注意する
年会費は永年無料のものもあれば、2年目以降は必要なものもあります。年会費とサービスのバランスを見て、お得なものを選びましょう。
5 クレジットカード2枚持ちの例

クレジットカードを2枚以上持つ場合の、クレジットカードの選び方がわかりました。しかし、クレジットカードはたくさんの種類があるので、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
ここからは、クレジットカード2枚持ちのおすすめの例を紹介します。
5-1 JCBカード W × 楽天カード
「JCBカード W × 楽天カード」はネットショッピングをよくする方におすすめの組み合わせです。具体的には、下記のような使い方をするとお得になります。
◆おすすめの方:Amazonと楽天市場をよく利用する人
- メインカード:JCBカード W
- サブカード :楽天カード
※楽天カードは公共料金や税金の支払いのポイント還元率が0.2%と低い
◆おすすめの理由
- どちらも基本ポイント還元率1%と高い(※)
- JCBカード WはAmazonやスターバックス等、楽天カードは楽天市場でポイント還元率が高くなる
- どちらも年会費無料
◆注意点(※)
- JCBカード Wは、ポイント交換先によって還元率が変わる。1ポイント=5円の交換先(ビックポイント、ベルメゾン・ポイント、ジョーシンポイント、セシールスマイルポイント、JCBプレモカードへのチャージ)の場合、還元率1%となる。1ポイント=3~4円の交換先の場合は、還元率0.6~0.8%となる。
- ポイント交換先によっては、楽天カードの方が基本ポイント還元率が高いため、自身の利用目的に合わせてメインカードを選ぶ必要がある。
JCBカードのOki Dokiポイントのおトクな使い方とは?ため方や交換方法も紹介
5-2 JCBカード W × 三井住友カード(NL)
「JCBカード W × 三井住友カード(NL)」は基本還元率が高いことと、発行のスピードが早いことが魅力です。
◆おすすめの方:Amazonやコンビニ・飲食店をよく利用する人
- メインカード:JCBカード W
- サブカード :三井住友カード(NL)
※三井住友カード(NL)は基本ポイント還元率が0.5%のため、基本ポイント還元率が1%のJCBカード Wをメインとするのがおすすめ
◆おすすめの理由
- JCBカード W:Amazonやスターバックス等での決済でポイント還元率が高くなる
- 三井住友カード(NL):対象のコンビニや飲食店でポイント還元率が高くなる → セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、ガストなど身近な店舗が多いく、ポイントが貯まる機会もおのずと多くなる。
- どちらも年会費無料
5-3 リクルートカード × JCBカード W
「リクルートカード × JCBカード W」は旅行好きの方におすすめの組み合わせです。
◆おすすめの方:国内・海外旅行の手厚いサポートを受けたい方
- メインカード:リクルートカード
- サブカード :JCBカード W
※基本還元率が高いリクルートカードをメインにするのがおすすめ
◆おすすめの理由
- リクルートカード:基本還元率が1.2%、さらにリクルート関連のサービスでポイント還元率が高くなる
- JCBカード W:Amazonやスターバックス等でポイント還元率が高くなる
- どちらも年会費無料なうえに、旅行傷害保険やショッピング保険が充実している
まとめ
クレジットカードを2枚以上持つと、それぞれのカードが持つ優待サービスを活用できたり、ポイント還元を最大限受けられたり、さまざまなメリットがあります。しかし、利用可能額が増える分、使いすぎたり、すべてのカードの特典を使いこなせなかったり、といったデメリットがあるのも事実です。
クレジットカードを2枚以上持つ場合は、自分に必要な機能やサービスをしっかり見極め、無理のない範囲で使っているか、しっかり確認するようにしましょう。
そうすれば、今よりますますお得にお買い物ができますよ。









