キャッシュレス化が進み、さまざまな決済サービスが広がるなか、どのサービスを利用すればいいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、コンビニ各社でも独自のサービスを行っているので、よく行くお店だからこそ、お得なものを選択したいですよね。
「ファミペイ」は2019年7月にサービス開始したファミリーマートの公式アプリのこと。バーコード決済機能が付いていて、お買い物の際にレジでバーコードを提示するだけで簡単に支払いができます。
また、お得なクーポンがもらえたり、ポイントが貯められたり、「ファミペイ」アプリひとつでいろいろなサービスが利用できることが特徴です。
今回はこの「ファミペイ」について、ファミペイにチャージする際のおすすめのクレジットカードという視点を中心に紹介します。各カードの還元率なども徹底解説するので、クレジットカードで決済サービスのチャージをしたいと考えている方は参考にしてみてくださいね。

この記事は下記のような人におすすめです!
- ファミペイチャージにおすすめのクレジットカードを知りたい
なお、ファミペイチャージにおすすめのクレジットカード一覧は下記のとおりです。それぞれについては、この後詳しく紹介していきます。
ファミマTカード ※~2025年8月31日 | Famima Card ※2025年9月1日~ | PayPayカード | イオンカード | |
---|---|---|---|---|
国際ブランド | JCB | JCB | JCB | JCB |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ファミペイチャージ時の特典 | 0.5% ファミマポイント(※1) | 不明(※2) | 1% PayPayポイント | 0.5% WAON POINT |
ファミリーマートでファミペイ決済時の特典 | 0.5% ファミマポイント+0.5% Vポイント | 0.5% ファミマポイント+5%割引 | 0.5% ファミマポイント+連携ポイント 0.5%(※3) | 0.5% ファミマポイント+連携ポイント 0.5%(※3) |
特典合計 | 1.5% | 5.5% | 2% | 1.5% |
補足 | ー | Vポイント付与は終了。請求時割引サービスに移行。JCB加盟店利用時は1%割引。 | PayPayステップの条件達成で、1.5% PayPayポイント還元 | 毎月10日AEONCARD Wポイントデー |
(※1)ファミペイに登録したファミマTカードでチャージした場合は、ファミマポイントが還元される。ただしApple Payを経由してチャージすると、Vポイントでの還元となる。
(※2)2025年6月30日公式サイト確認時点では、チャージによるファミマポイントの還元有無が不明
(※3)連携ポイント:「vポイント」「楽天ポイント」「dポイント」のいずれかと連携可能
1 ファミペイのチャージ方法

まず、ファミペイでお支払いをするためには、事前に「チャージ」をする必要があります。
ファミペイのチャージ方法は下記のとおりです。
<おすすめの方>
・買い物ついでにサクッとチャージしたい方
・自宅や職場の近くにファミリーマートがある方
<チャージ方法>
ファミリーマート店頭では、有人レジで1,000円単位で現金チャージできる。
なお、セルフレジでは現金チャージはできないので注意。
①お店の人にバーコードを見せて、「ファミペイチャージ」と伝える
②タッチパネルに表示されている中からチャージしたい金額をタップする
③金額を支払う
④チャージ完了
<メリット>
・買い物ついでにチャージができる
<おすすめの方>
・クレジットカードを持っていない方
・時間に関係なく自宅から手軽にチャージしたい方
<チャージ方法>
①アプリ上の「チャージ」をタップする
※「FamiPayを使う」を「ON」で利用する
②「銀行口座」をタップする
③事前に設定した暗証番号を入力後、「銀行口座を登録する」をタップします。
※銀行口座の登録には本人確認が必要となる。本人確認がお済みでない方は本人確認手続きへと移行する
④登録したい金融機関を選択する
⑤必要事項を入力する。内容を確認し「OK」をタップする。金融機関のページに遷移する
⑥認証画面にて、必要事項を入力して登録が完了
※登録内容は金融機関によって異なる
<メリット>
・24時間いつでも自宅からチャージできる
<おすすめの方>
・お得にチャージをしたい方
・クレジットカードで支払いを管理している方
<チャージ方法>
登録できるクレジットカードは、ファミマTカードを含むJCBブランドのカード。ファミマTカードのVisaデビット付キャッシュカードは登録できないので要注意。
①ファミペイの「チャージ」をタップする
※「FamiPayを使う」を「ON」にして利用する
②「クレジットカード」をタップする
③事前に設定した暗証番号を入力後、「クレジットカードを登録する」をタップする
④カード番号、カード有効期限、セキュリティコードを入力して「次へ」をタップする
⑤「本人認証に進む」ボタンをタップする
※本人認証には本人認証サービス登録が必要。事前にクレジットカード会社の会員WEBサイトから申し込みをする必要がある
⑥本人認証サービスにて、本人確認を行う。パスワードを入力して送信をタップすると登録完了
※事前に本人認証サービスに登録したクレジットカードが必要
<メリット>
・24時間いつでもどこでもチャージができる
・カードの種類によってはクレジットカードのポイントが貯められる
FamiPay│ファミペイへのチャージ種類や方法を解説! ピッタリのチャージ方法が見つかるかも!
2 ファミペイにチャージするクレジットカードの選び方

「ファミペイ」では、JCBブランドのクレジットカードのみ、チャージに利用できます。また、どのクレジットカードを使うかによって、チャージでもらえるポイントの種類や還元率などが異なります。
ここからは、ファミペイにチャージするクレジットカードの選び方を説明します。
2-1 ファミペイにチャージできるのはJCBのみ
国際ブランドがJCBのクレジットカードのみ、ファミペイへのチャージが可能です。もちろんファミマTカードでのチャージも対象です。
VISAやMastercard®、AMEXなどは全て対象外なので注意しましょう。そのため、ファミペイへのチャージが目的でクレジットカードを選択する場合は、国際ブランドは必ずJCBを選びましょう。
2-2 JCBでもチャージでポイント還元されるのは一部のみ
ファミペイにチャージできるクレジットカードの国際ブランドはJCBのみだということがわかりました。しかし、JCBの中でも、チャージでポイント還元されるクレジットカードは限られている点に気をつけましょう。
<『ファミペイチャージによるポイント還元対象外』のカードリスト>
- Amazon Master Card
- JCB CARD W
- au PAY カード
- dカード
- 楽天カード
- リクルートカード
- ビックカメラSuicaカード
- ビューカード スタンダード
- JALカード など
(※「JCB CARD W」などのプロパーカードはファミペイにチャージ自体可能だが、ポイント付与の対象外)
上記のこれらは、チャージによるポイント還元はありません。ただし、ファミペイでお支払いする際にファミマポイントはたまります(どの支払い方法も共通)。
よりお得にお買い物をしたい人は、チャージでもポイント還元されるクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
おすすめのクレジットカードや各カードの還元率は後ほど詳しく紹介いたします。
2-3 チャージ上限金額が異なる
2025年8月6日(水)から、ファミマTカードを除くJCBブランドカードについて、チャージ上限金額が変わります。ファミマTカードのチャージ上限が最も高くなるため、ファミペイの利用頻度が多い方は、ファミマTカードを利用するのが良いでしょう。
▼2025年8月5日(火)まで
ファミペイにクレジットカードでチャージする場合、下記のとおり、クレジットカードの種類や本人確認の有無によって、チャージ上限金額が異なります。
月10万円を超える金額をチャージしたい場合は、ファミマTカード以外のクレジットカード(JCB)を選ぶ必要があります。(上限30万円)
【参考】FamiPay│FamiPay(電子マネー)のクレジットカードチャージの 上限金額はありますか?
上限金額 | ファミマTカード | JCBブランドカード(本人確認無し) ※ファミマTカード以外 | JCBブランドカード(本人確認済み) ※ファミマTカード以外 |
---|---|---|---|
1日あたり | 100,000円 | 15,000円 | 100,000円 |
1ヶ月あたり | 100,000円 | 20,000円 | 300,000円 |
▼2025年8月6日(水)から
JCBブランドカード(ファミマTカードを除く)のチャージ上限金額が以下のように変更となります。本人確認の有無にかかわらず、一律のチャージ上限金額となります。
【参考】ファミペイチャージ JCBブランドカードのチャージ上限金額変更について
上限金額 | ファミマTカード | JCBブランドカード ※ファミマTカード以外 |
---|---|---|
1回あたり | 100,000円 | 15,000円 |
1ヶ月あたり | 100,000円 | 20,000円 |
2-4 チャージで受けられる特典が異なる
2025年9月1日以降、ファミマTカード→Famima Cardへのリニューアルに伴い、「Vポイント還元」は終了し、「割引」サービスへ変更となります。本変更点を踏まえて、変更前後の特典について説明します。
▼2025年8月31日まで
ファミマTカードと、その他のクレジットカード(JCB)では、下記のとおりファミペイチャージで貯まるポイントが異なります。
- ファミマTカードでファミペイチャージ…ファミマポイントが貯まる
- 他のクレジットカードでファミペイチャージ…各クレジットカードのポイントが貯まる
「ファミマポイント」(旧ファミペイボーナス)とは、ファミペイでのお支払いに応じて還元される特典のこと。通常、200円(税込)につき1円相当のファミマポイントが付与される仕組みになっています。この「ファミマポイント」が、ファミマTカードなら【チャージ】でも貯まるというわけです。
このように、クレジットカードによって貯まるポイントが異なるので、貯めたいポイントによって、チャージに利用するカードを決めるのも良いでしょう。
▼2025年9月1日から
Famima Cardへのリニューアル後も、【チャージ】による「ファミマポイント」の還元は継続されるのか、公式サイトでは情報を確認できませんでした(2025年6月30日確認時点)。もし仮に無くなったとしても、ファミリーマートでの決済時に5%割引となります。割引率が非常に高く、直接商品が安くなるため、これまで以上のメリットを受けられるでしょう!
※2025年9月1日以降は、「ファミマTカード」を所有の場合でも、変更後の特典が適用されます。
3 ファミペイチャージにおすすめのクレジットカード【3選】

ファミペイにチャージできるクレジットカードの選び方を説明しました。では、具体的にはどのクレジットカードでチャージするのが良いのでしょうか。
ここからは、還元率の高さ(お得さ)をもとに、おすすめのクレジットカードを紹介していきましょう。
<おすすめのクレジットカード3選>
- ファミマTカード(Famima Card)
- PayPayカード(JCB)
- イオンカード(JCB)
<受けられる特典の種類> ※クレジットカードにより異なります。
- 商品直接割引サービス(Famima Cardのみ)
- クレジットカードのポイント還元(PayPayカード・イオンカード)
- ファミペイ決済によるファミマポイント還元(共通)
- ポイント連携によるポイント還元(vポイント・楽天ポイント・dポイントいずれか)※4章にて後述
3-1 ファミマTカード(Famima Card)
ファミペイチャージにおすすめのクレジットカードの1枚目は「ファミマTカード」です。
ファミマTカードはポケットカード株式会社が運営するクレジットカードで、年会費は永年無料、Apple Pay、Google Pay、iDに対応しています。
2025年9月1日以降、ファミマTカード→Famima Cardへのリニューアルに伴い、「Vポイント還元」は終了し、「割引」サービスへ変更となります。『商品を安く購入』できるようになるというわけです。割引率が非常に高い(ファミリーマートでの決済時に5%割引)ため、ファミマをよく利用する人はFamima Card一択でしょう!
ファミマTカードは2025年9月1日「Famima Card」に生まれ変わります
▼2025年8月31日まで
<ファミマTカードを利用する場合の還元率>
- ファミマポイント:1%還元(チャージ分+ファミペイ決済分)
- Vポイント :0.5%還元
⇒合計1.5%還元
▼2025年9月1日から
<Famima Cardを利用する場合の割引特典>
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
- チャージによる還元があるのか、現時点の公式情報からは不明(2025年6月30日確認)
- 決済時割引 :5%割引 ※ファミリーマート利用時
⇒合計5.5%お得
※2025年9月1日以降は、「ファミマTカード」を所有の場合でも、変更後の特典が適用されます。
3-2 PayPayカード(JCB)
「PayPayカード(JCB)」はPayPayカード株式会社が発行するクレジットカード。年会費は永年無料、スマホ決済はApple Pay、Google Pay、PayPayに対応しています。
(※ファミペイでチャージできるのはJCB決済のみなので、必ずJCBブランドを選ぶようにしましょう)
また、毎月のご利用状況(利用頻度・利用金額)に応じて、PayPayポイントの付与率が1.5%にあがる「PayPayステップ」という制度があります。1.5%という還元率は非常に高く魅力的ですね。
<PayPayカードを利用する場合の還元率>
- PayPayポイント:1%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
- 連携ポイント:0.5%還元(vポイント・楽天ポイント・dポイントいずれか連携済の場合)
⇒合計2%還元
3-3 イオンカード(JCB)
「イオンカード(JCB)」はイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行するクレジットカード。年会費は永年無料、電子マネーやスマホ決済はWAON・Apple Payに対応しています。
また、イオンカードを利用する場合の還元率は下記のとおりです。さらに、AEONCARD Wポイントデーならさらにお得になるので、10日にまとめてチャージすることをおすすめします。
(※ファミペイでチャージできるのはJCB決済のみなので、必ずJCBブランドを選ぶようにしましょう)
<イオンカードを利用する場合の還元率>
▼通常時
- WAON POINT:0.5%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
- 連携ポイント:0.5%還元(vポイント・楽天ポイント・dポイントいずれか連携済の場合)
⇒合計1.5%還元
▼毎月10日 ※AEONCARD Wポイントデー
- WAON POINT:1%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
- 連携ポイント:0.5%還元(vポイント・楽天ポイント・dポイントいずれか連携済の場合)
⇒合計2%還元
4 ポイント連携(vポイント・楽天ポイント・dポイント)について

ファミペイアプリに「vポイント」「楽天ポイント」「dポイント」いずれかのポイントカードを連携することで、さらにポイントが貯められます。ポイント3重どりも可能になるので、対象のカードを所有している場合はぜひ登録するようにしましょう。
ポイントの登録・連携方法は以下の通りです。
さらに、ポイント連携したファミペイで決済をするとお得になるキャンペーンも実施しています。
ポイント連携についてよくある質問への回答は下記のとおりです。
- Qdポイント/楽天ポイント/Vポイントをすべて連携することはできますか?
- A
それぞれ1枚ずつカードの登録が可能。ただし、利用時にためることができるポイントは1種類のみです。(※会計前に、利用するポイントの設定変更が可能)
- Qファミリーマート以外の街のお店・ネットのお店でFamiPay払いをした場合、dポイント/楽天ポイント/Vポイントはたまりますか?
- A
たまりません
【ファミマのアプリ ファミペイ限定】ポイントカード連携のお買い物で毎日ポイント2倍!
ファミペイ│よくある質問_dポイント/楽天ポイント/Vポイントをすべて連携することはできますか?
ファミペイ│よくある質問_ファミリーマート以外の街のお店・ネットのお店でFamiPay払いをした場合、dポイント/楽天ポイント/Vポイントはたまりますか?
まとめ
ファミペイは店頭での決済やファミリーマートで使えるお得なクーポンが使えるなど、スマートフォンにダウンロードしておくと普段のお買い物がお得になるアプリです。
そして、ファミペイへのチャージは対象のクレジットカードを利用すると、それぞれのポイントも貯まるのでお得です。なお、チャージできるクレジットカードのブランドはJCBのみなので要注意。
この記事を参考に、ファミペイへのチャージでクレジットカードを活用してみてくださいね。