キャッシュレス化が進み、さまざまな決済サービスが広がるなか、どのサービスを利用すればいいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、コンビニ各社でも独自のサービスを行っているので、よく行くお店だからこそ、お得なものを選択したいですよね。
「ファミペイ」は2019年7月にサービス開始したファミリーマートの公式アプリのこと。バーコード決済機能が付いていて、お買い物の際にレジでバーコードを提示するだけで簡単に支払いができます。
また、お得なクーポンがもらえたり、ポイントが貯められたり、「ファミペイ」アプリひとつでいろいろなサービスが利用できることが特徴です。
今回はこの「ファミペイ」について、ファミペイにチャージする際のおすすめのクレジットカードという視点を中心に紹介します。各カードの還元率なども徹底解説するので、クレジットカードで決済サービスのチャージをしたいと考えている方は参考にしてみてくださいね。

この記事は下記のような人におすすめです!
- ファミペイチャージにおすすめのクレジットカードを知りたい
なお、クレジットカードで貯まるポイントについての一覧は下記のとおりです。それぞれについては、この後詳しく紹介していきます。
▼クレジットカードで貯まるポイント一覧
※JCBブランドのカード①=『チャージでポイント還元される』カード
※JCBブランドのカード②=『チャージでポイント還元されない』カード
ファミマTカード | JCBブランドのカード① | JCBブランドのカード② | ||
---|---|---|---|---|
ファミペイチャージ時 | 貯まるポイント | ファミマポイント(※1) | クレジットカードのポイント | × |
還元率 | 0.5%還元 | カードによる | × | |
ファミペイ決済時 | (1)貯まるポイント | ファミマポイント | ファミマポイント | ファミマポイント |
(1)還元率 | 0.5%還元 | 0.5%還元 | 0.5%還元 | |
(2)貯まるポイント | Vポイント | 別途ポイント連携有の場合:vポイント・楽天ポイント・dポイントいずれか | 別途ポイント連携有の場合:vポイント・楽天ポイント・dポイントいずれか | |
(2)還元率 | 0.5%還元 | 0.5%還元 | 0.5%還元 |
(※1)ファミペイに登録したファミマTカードでチャージした場合は、ファミマポイントが還元される。ただしApple Payを経由してチャージすると、Vポイントでの還元となる。
1 ファミペイのチャージ方法

まず、ファミペイでお支払いをするためには、事前に「チャージ」をする必要があります。
ファミペイのチャージ方法は下記のとおりです。
〇店頭レジで現金チャージ
<おすすめの方>
自宅や職場の近くなど、ファミリーマートの利用が多い方
<チャージ方法>
ファミリーマート店頭では、有人レジで1,000円単位で現金チャージできる。買い物ついでにチャージできるので、ご自宅や職場などの近くにファミリーマートがある方におすすめ。
なお、セルフレジでは現金チャージはできないので注意。現金で支払うよりも、ファミペイにチャージをしてファミペイ払いをすると0.5%の還元がつくのでお得
①お店の人にバーコードを見せて、「ファミペイチャージ」と伝える
②タッチパネルに表示されている中からチャージしたい金額をタップする
③金額を支払う
④チャージ完了
<メリット>
・買い物ついでにチャージができる
・1,000円単位でチャージができる
〇銀行口座からチャージ
<おすすめの方>
24時間いつでもチャージしたい方
<チャージ方法>
①アプリ上の「チャージ」をタップする
※「FamiPayを使う」を「ON」で利用する
②「銀行口座」をタップする
③事前に設定した暗証番号を入力後、「銀行口座を登録する」をタップします。
※銀行口座の登録には本人確認が必要となる。本人確認がお済みでない方は本人確認手続きへと移行する
④登録したい金融機関を選択する
⑤必要事項を入力する。内容を確認し「OK」をタップする。金融機関のページに遷移する
⑥認証画面にて、必要事項を入力して登録が完了
※登録内容は金融機関によって異なる
<メリット>
24時間いつでもチャージできる
〇クレジットカードからチャージ
<おすすめの方>
クレジットカードで支払いを管理している方
<チャージ方法>
登録できるクレジットカードは、ファミマTカードを含むJCBブランドのカード。ファミマTカードのVisaデビット付キャッシュカードは登録できないので要注意
①ファミペイの「チャージ」をタップする
※「FamiPayを使う」を「ON」にして利用する
②「クレジットカード」をタップする
③事前に設定した暗証番号を入力後、「クレジットカードを登録する」をタップする
④カード番号、カード有効期限、セキュリティコードを入力して「次へ」をタップする
⑤「本人認証に進む」ボタンをタップする
※本人認証には本人認証サービス登録が必要。事前にクレジットカード会社の会員WEBサイトから申し込みをする必要がある
⑥本人認証サービスにて、本人確認を行う。パスワードを入力して送信をタップすると登録完了
※事前に本人認証サービスに登録したクレジットカードが必要
<メリット>
24時間いつでもどこでもチャージができる
※ファミマTカードなど、クレジットカードの種類によってはポイント還元率がアップするのでよりお得になる
FamiPay│ファミペイへのチャージ種類や方法を解説! ピッタリのチャージ方法が見つかるかも!
2 ファミペイにチャージするクレジットカードの選び方

「ファミペイ」では、JCBブランドのクレジットカードのみ、チャージに利用できます。また、クレジットカードにより、還元されるポイントの種類や還元率等が異なるので要注意です。
▼チャージで貯まるポイント
※JCBブランドのカード①=『チャージでポイント還元される』カード
※JCBブランドのカード②=『チャージでポイント還元されない』カード
ファミマTカード | JCBブランドのカード① | JCBブランドのカード② | ||
---|---|---|---|---|
ファミペイチャージ時 | 貯まるポイント | ファミマポイント(※1) | クレジットカードのポイント | × |
還元率 | 0.5%還元 | カードによる | × |
(※1)ファミペイに登録したファミマTカードでチャージした場合は、ファミマポイントが還元される。ただしApple Payを経由してチャージすると、Vポイントでの還元となる。
ここからは、それぞれの詳細を説明します。チャージに使用するクレジットカード選びの参考にしてくださいね。
2-1 ファミペイにチャージできるのはJCBのみ
国際ブランドがJCBのクレジットカードのみ、ファミペイへのチャージが可能です。(※もちろんファミマTカードでのチャージも可能です。)
VISAやMastercard®、AMEXなどは全て対象外なので注意しましょう。そのため、ファミペイへのチャージが目的でクレジットカードを選択する場合は、国際ブランドは必ずJCBを選びましょう。
2-2 JCBでもチャージでポイント還元されるのは一部のみ
ファミペイにチャージできるクレジットカードの国際ブランドはJCBのみだということがわかりました。しかし、JCBの中でも、チャージでポイント還元されるクレジットカードは限られている点に気をつけましょう。
<『ファミペイチャージによるポイント還元対象外』のカードリスト>
- Amazon Master Card
- JCB CARD W
- au PAY カード
- dカード
- 楽天カード
- リクルートカード
- ビックカメラSuicaカード
- ビューカード スタンダード
- JALカード など
(※「JCB CARD W」などのプロパーカードはファミペイにチャージ自体可能だが、ポイント付与の対象外)
上記のこれらは、チャージによるポイント還元はありません。ただし、ファミペイでお支払いする際にファミマポイントはたまります(どの支払い方法も共通)。
よりお得にお買い物をしたい人は、チャージでもポイント還元されるクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
おすすめのクレジットカードや各カードの還元率は後ほど詳しく紹介いたします。
2-3 チャージ上限金額が異なる
ファミペイにクレジットカードでチャージする場合、下記のとおり、クレジットカードの種類や本人確認の有無によって、チャージ上限金額が異なります。
ファミマTカード | JCBブランドカード | JCBブランドカード(本人確認済み) | |
---|---|---|---|
1回あたりの上限金額 | 30,000円 | 5,000円 | 30,000円 |
1日あたりの上限金額 | 100,000円 | 15,000円 | 100,000円 |
1ヶ月あたりの上限金額 | 100,000円 | 20,000円 | 300,000円 |
1日のチャージ回数 | 制限なし | 1日3回まで0時にリセット | 1日3回まで0時にリセット |
1ヶ月のチャージ回数 | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
月10万円を超える金額をチャージしたい場合は、ファミマTカード以外のクレジットカード(JCB)を選ぶ必要があるので注意しましょう。(上限30万円)
FamiPay│FamiPay(電子マネー)のクレジットカードチャージの 上限金額はありますか?
2-4 ファミペイチャージで貯まるポイントが異なる
ファミマTカードと、その他のクレジットカード(JCB)では、下記のとおりファミペイチャージで貯まるポイントが異なります。
- ファミマTカードでファミペイチャージ…ファミマポイントが貯まる
- 他のクレジットカードでファミペイチャージ…各クレジットカードのポイントが貯まる
なお、「ファミマポイント」は、ファミペイ(電子マネー)でのお支払いに応じて還元される特典のことです。通常、200円(税込)につき1円相当のファミマポイントが付与される仕組みになっています。
また、上で紹介したとおり、ファミマTカードからファミペイへのチャージでも貯まります。※旧ファミペイボーナス(7月2日より名称変更)
このように、クレジットカードによって貯まるポイントが異なるので、貯めたいポイントによって、チャージに利用するカードを決めるのも良いでしょう。
3 【5選】ファミペイチャージにおすすめのクレジットカード

ファミペイにチャージできるクレジットカードの選び方を説明しました。では、具体的にはどのクレジットカードでチャージするのが良いのでしょうか。
ここからは、還元率の高さ(お得さ)をもとに、おすすめのクレジットカードを紹介していきましょう。
<おすすめのクレジットカード5選>
- ファミマTカード
- PayPayカード(JCB)
- イオンカード(JCB)
- 楽天銀行デビットカード(JCB)
- Ponta Premium Plus
3-1 ファミマTカード
ファミペイチャージにおすすめのクレジットカードの1枚目は「ファミマTカード」です。
ファミマTカードはポケットカード株式会社が運営するクレジットカードで、年会費は永年無料、Apple Pay、Google Pay、iDに対応しています。
<ファミマTカードを利用する場合の還元率>
- ファミマポイント:1%還元(チャージ分+ファミペイ決済分)
- Vポイント :0.5%還元
⇒合計1.5%還元
3-2 PayPayカード(JCB)
「PayPayカード(JCB)」はPayPayカード株式会社が発行するクレジットカード。年会費は永年無料、スマホ決済はApple Pay、Google Pay、PayPayに対応しています。
(※ファミペイでチャージできるのはJCB決済のみなので、必ずJCBブランドを選ぶようにしましょう)
<PayPayカードを利用する場合の還元率>
- PayPayポイント:1%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
⇒合計1.5%還元
3-3 イオンカード(JCB)
「イオンカード(JCB)」はイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行するクレジットカード。年会費は永年無料、電子マネーやスマホ決済はWAON・Apple Payに対応しています。
また、イオンカードを利用する場合の還元率は下記のとおりです。さらに、AEONCARD Wポイントデーならさらにお得になるので、10日にまとめてチャージすることをおすすめします。
(※ファミペイでチャージできるのはJCB決済のみなので、必ずJCBブランドを選ぶようにしましょう)
<イオンカードを利用する場合の還元率>
▼通常時
- WAON POINT:0.5%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
⇒合計1%還元
▼毎月10日 ※AEONCARD Wポイントデー
- WAON POINT:1%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
⇒合計1.5%還元
3-4 楽天銀行デビットカード(JCB)
「楽天銀行デビットカード(JCB)」は年会費無料のデビッドカード。
※楽天カードはファミペイチャージのポイント還元対象外なので注意
※ファミペイでチャージできるのはJCBのみなので、必ずJCBブランドを選ぶようにしましょう
楽天銀行デビットカードを利用する場合の還元率は下記のとおりです。
<楽天銀行デビットカードを利用する場合の還元率>
- 楽天ポイント:1%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
⇒合計1.5%還元
3-5 Ponta Premium Plus
「Ponta Premium Plus」は株式会社ジャックスが発行しているクレジットカード。年会費は2,200円(条件により無料)。スマホ決済はApple Pay、Google Payに対応しています。
Ponta Premium Plusを利用する場合の還元率は下記のとおりです。
<Ponta Premium Plusを利用する場合の還元率>
▼一般カードの場合
- Pontaポイント:1%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
⇒合計1.5%還元
▼リボ払い専用カードの場合
- Pontaポイント:2%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
⇒合計2.5%還元
なお、一般カードの場合、下記のとおり7月・12月は利用金額に応じてカードの還元率が上がる仕組みになっています。
- 月間10万円以上利用でポイント0.5%上乗せ→還元率計1.5%
- 月間20万円以上利用でポイント1.0%上乗せ→還元率計2.0%
そのため、7月・12月は利用金額に応じて、以下の通り還元率が上がります。
<Ponta Premium Plus 一般カード>※7月・12月ポイントアップの対象となった場合
- Pontaポイント:1.5~2%還元(チャージ分)
- ファミマポイント:0.5%還元(ファミペイ決済分)
⇒合計2%~2.5%還元
4 ファミペイにポイント連携するとさらに貯まる!

「vポイント」「楽天ポイント」「dポイント」のいずれかを連携することにより、さらにポイントが貯められ、ポイント3重どりになるのでさらにお得になります。
▼クレジットカードで貯まるポイント一覧
※JCBブランドのカード①=『チャージでポイント還元される』カード
※JCBブランドのカード②=『チャージでポイント還元されない』カード
ファミマTカード | JCBブランドのカード① | JCBブランドのカード② | ||
---|---|---|---|---|
ファミペイチャージ時 | 貯まるポイント | ファミマポイント(※1) | クレジットカードのポイント | × |
還元率 | 0.5%還元 | カードによる | × | |
ファミペイ決済時 | (1)貯まるポイント | ファミマポイント | ファミマポイント | ファミマポイント |
(1)還元率 | 0.5%還元 | 0.5%還元 | 0.5%還元 | |
(2)貯まるポイント | Vポイント | 別途ポイント連携有の場合:vポイント・楽天ポイント・dポイントいずれか | 別途ポイント連携有の場合:vポイント・楽天ポイント・dポイントいずれか | |
(2)還元率 | 0.5%還元 | 0.5%還元 | 0.5%還元 |
(※1)ファミペイに登録したファミマTカードでチャージした場合は、ファミマポイントが還元される。ただしApple Payを経由してチャージすると、Vポイントでの還元となる。
さらに、期間限定で実施しているキャンペーンもあります。
また、ポイント連携についてよくある質問への回答は下記のとおりです。
【ファミマのアプリ ファミペイ限定】ポイントカード連携のお買い物で毎日ポイント2倍!
ファミペイ│よくある質問_dポイント/楽天ポイント/Vポイントをすべて連携することはできますか?
ファミペイ│よくある質問_ファミリーマート以外の街のお店・ネットのお店でFamiPay払いをした場合、dポイント/楽天ポイント/Vポイントはたまりますか?
まとめ
ファミペイは店頭での決済やファミリーマートで使えるお得なクーポンが使えるなど、スマートフォンにダウンロードしておくと普段のお買い物がお得になるアプリです。
そして、ファミペイへのチャージはクレジットカードを利用すると、それぞれのポイントも貯まるのでお得です。なお、チャージできるクレジットカードのブランドはJCBのみなので要注意。
この記事を参考に、ファミペイへのチャージでクレジットカードを活用してみてくださいね。