みなさんは「マイル」って貯めているでしょうか。
マイルは、航空会社が提供するマイレージサービスのことで、飛行機に乗ることでマイルを貯めることができます。その中で、日本の航空会社であるJALのマイルを貯めている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんなJALマイルの概要について解説するとともに、JALマイルの有効期限やその有効期限を伸ばす方法についても解説していきます。また、その他の航空会社のマイルについても説明していくため、ぜひ参考にしてみてください。
この記事は下記のような人におすすめです!
- JALマイルの有効期限を知りたい
- JALマイルの有効期限を延ばす方法を知りたい
1 JALマイルについて
JALマイルは、JALの飛行機の利用などでマイルが貯まるマイレージプログラムのことです。また、JALマイレージバンクという貯めたマイルを航空会社の特別航空券と交換できるサービスがあります。JALマイレージバンクは、特別航空券と交換できるだけでなく、各種電子マネーやクーポン券にも交換することができ非常にお得です。
1-1 JALマイルの貯め方
JALマイルは、提携航空会社での飛行機を利用することで、マイルを貯めることができます。JALマイルは、単純にご利用金額に対して付与されるのではなく、飛行機で移動した距離などにより算出されます。具体的には、羽田と沖縄の往復便を利用することで1,968マイル、成田とパリの往復をすることで、12,388マイルを貯めることができます。
また、飛行機に乗るだけでなく、対象のホテルの宿泊やクレジットカードでのショッピングでもマイルを貯めることができます。クレジットカードの利用でのJALマイルの還元率は各カードにより異なり、 JALカードなら、最大で100円の利用で1マイルが還元されます。
また、カードによっては、搭乗ボーナスなどでボーナスマイルがもらえるカードもあり、さらにお得にマイルを貯めることができます。
1-2 JALマイルの使い方
貯めたJALマイルは、JALの特別航空券はもちろん、提携会社の特別航空券にも交換することができます。また、マイルを使って航空券を購入するだけでなく、エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードなどの、座席のアップグレードにもマイルを使うことができます。
JALマイルは、お得に航空券と交換できるだけでなく、電子マネーやJALクーポンや航空券の購入で使える「e JALポイント」に交換することもできます。
電子マネーはWAONに交換ができ、全国のイオンやコンビニなどで利用することができるので、日常的に使いたい人にはおすすめです。
1-3 JALマイルの有効期限
ここまでJALマイルの概要や貯め方、使い方を解説していきましたが、ここからはそんなJALマイルを失効しないために、JALマイルの有効期限について解説していきます。
JALマイルの有効期限は、搭乗日の36ヶ月後の月末までになります。また、マイルの失効期日は日本時間が基準になるので、海外に住んでいるJAL会員の方は注意してください。しかし、JALの会員ランクである「JMBダイアモンド/JGCダイアモンド」または「JGCプレミア」のカードを持っている人は、会員資格がある限りマイルの有効期限はありません。これらの会員資格を持っている人は、マイルの有効期限がないので、無期限にマイルを貯め続けることができます。
JALマイルを貯めていて有効期限が気になる人は、JALのホームページで簡単に確認することができるので、失効する前に確認してみてください。マイルの失効期日が近づき、飛行機で旅行にいく予定を立てることができないときは、速やかに電子マネーやJALクーポンなどに交換をするようにしましょう。
1-3-1 JALマイルの有効期限を確認する方法
JALマイルの有効期限を確認する方法としては、JALのホームページから確認することもできるのですが、マイル実績報告付 JALメールニュースに登録すると良いでしょう。マイル実績報告付 JALメールニュースに登録することで、毎月マイルの有効期限が一目でわかる実施報告メールが届くので、うっかり失効してしまうリスクを軽減することができます。
定期的にメールをチェックしている人であれば、マイルを失効してしまうことはないでしょう。このように、マイルの失効を防止してくれるシステムがあるのでぜひ活用してみると良いと思います。
1-3-2 JALマイルの有効期限を延長する方法
マイルの有効期限が迫ってしまうと、失効させないために提携サービスと交換しなければいけません。
電子マネーWAONなどに交換して街の利用で使うのもいいのですが、e JALポイントに交換することで、実質的にマイルの有効期限を延長させることができます。
e JALポイントは、JALの航空券の購入やツアー代金、燃料サーチャージの支払いに1ポイント1円相当として利用することができ便利です。e JALポイントの有効期限は、交換した日の翌年の同月末になるので、実質的にマイルの有効期限を1年間延長することができます。
JALマイルとe JALポイントの交換レートは、5,000マイル交換する際は、5,000e JALポイントに交換、10,000マイルを交換する際は、15,000e JALポイントと1.5倍での交換になります。5,000マイルだと等価交換になってしまうので、できるだけ10,000マイル単位で交換した方がお得になります。こうやってe JALポイントに交換することで、最大1マイル1.5円相当として、期限を1年間延長して利用することができます。
旅行の日程が組めずにマイルの有効期限を迎えてしまいそうな場合は、e JALポイントに交換し、次回の旅行の際にお得に旅行を楽しむと良いでしょう。
2 その他の航空会社のマイル
ここまでは、JALマイルの概要やマイルの使い方などを解説してきましたが、JAL以外の航空会社もそれそれのマイレージサービスを展開しています。
ここからは、JALマイルの他に、ANA、デルタ航空、ユナイテッド航空の各マイレージプログラムについて順番に解説していきます。
2-1 ANAのマイレージプログラム
ANAには、ANAマイレージクラブというマイレージプログラムがあります。ANAの飛行機への搭乗や提携ホテルでの宿泊、ANAマイルが貯まるクレジットカードを利用して、街でのお買い物をすることで、ANAマイルを貯めることができます。
ANAマイルの使い方としては、航空券の購入や座席のアップグレードはもちろん、提携ホテルに宿泊したり、ANAのオプショナルツアーに参加したりすることもできます。また、ANAが運営するECサイトA-styleでも利用することができ、ANAのオリジナルグッズやファッションアイテム、家具家電などの生活用品も購入することができ便利です。ANAマイルは楽天ポイントやTポイントなどの提携ポイントにも交換することができるので、頻繁に旅行に行かない人でもマイルを有効活用できます。
2-1-1 ANAマイルの有効期限
ANAマイルの有効期限はJALマイルと同様に搭乗日の36ヶ月後の月末になります。しかし、ANAマイルでは新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応として、マイルの有効期限の延長を発表しています。2023年2月28日までに期限を迎えるANAマイル及びANAスカイコインについて、2023年の3月31日まで、有効期限を延長させることができます。有効期限の延長には事前の登録が必要になりますので、対象期間に有効期限を迎えるANAマイルやANAスカイコインを保有している人は、登録するようにしましょう。
ANAダイヤモンドサービスの会員については、会員資格がある間はマイルの有効期限がありませんので、無期限でマイルをため続けることができます。
2-1-2 ANAマイルの有効期限を確認する方法
ANAマイルの有効期限は、公式サイトや、ANAアプリでいつでも確認することができます。ANAのメールマガジンに登録をすれば、月に1回ANAマイルなどの保有数をメールにて連絡してくれます。毎月マイルの残高と同時に有効期限を確認することで、マイルの失効防止になるのでおすすめです。
また、年に最大4回まで郵送でマイルの残高や有効期限の通知を受け取ることができますが、1回の送付に付き500マイルの手数料がかかってしまうので、注意しましょう。
2-1-3 ANAマイルの有効期限を延長する方法
有効期限の迫ったANAマイルは、ANAスカイコインに交換することで実質的に有効期限を延長することができます。
ANAスカイコインは、航空券の購入やANAのツアーでの利用が可能なコインです。ANAスカイコインを使って購入した航空券の搭乗に対してもマイルの還元を受けることができるので、非常にお得です。
ANAスカイコインの有効期限は、交換した日の12ヶ月の月末になるので、失効目前のANAマイルをスカイコインに交換することで、実質的に有効期限を1年延長できることになります。
ANAマイルとANAスカイコインの交換レートは、会員ランクや交換マイル数によって異なります。会員ランクが高ければ高いほど、交換マイルが多ければ多いほど交換レートは高くなり、最大で1.7倍になります。また、1度に交換できるマイル数は、200,000マイルまでになり、10,000マイル以上の交換は10,000マイル単位になります。9,999マイル以下は、1マイル単位で交換できるので、1マイルも失うことなく交換できるのは嬉しいポイントです。
ANA SKY コイン ご利用条件 | ANAマイレージクラブ
2-2 デルタ航空のマイレージプログラム
アメリカのジョージア州に本社を置くデルタ航空にもスカイマイルというマイレージプログラムがあります。
デルタ航空のスカイマイルは、デルタ航空の飛行機に搭乗するだけでなく、 エールフランス航空/KLMオランダ航空や大韓航空など7つの提携航空会社の飛行機に搭乗することでも貯めることができます。
マイルの還元レートはデルタ航空の会員制度であるメダリオン会員のランクによって異なります。上級会員になることで、マイルをより効率的に貯めることができます。
また、貯めたマイルは、デルタ航空での航空券の購入はもちろん、提携航空会社の航空券の購入にも利用することができ便利です。さらに、スカイマイルは、デルタ航空ギフトカードやパッケージツアーの予約にも利用することができるので、誰かにプレゼントとして渡したり、お得に旅行を楽しむこともできます。
デルタ航空と提携しているクレジットカードを利用することで、普段の買い物でもスカイマイルを貯められます。デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを発行すれば、普段のショッピングでマイルを貯めることができるだけでなく、入会後1年間ゴールドメダリオン会員の資格も持つことができお得です。年会費はかかるものの、上手に活用すれば年会費以上の恩恵を受けることができるので、ぜひチェックしてみてください。
2-2-1 デルタ航空のマイルの有効期限
デルタ航空のスカイマイルには、JALマイルやANAマイルと違い有効期限がありません。有効期限がないので、忙しくて旅行にいけない時期などでも、気にせずコツコツとマイルを貯めることができます。有効期限に縛られたくない人は、デルタ航空のスカイマイルを貯めてみるのもいいかもしれません。
2-3 ユナイテッド航空のマイレージプログラム
ユナイテッド航空は、アメリカのシカゴに本社を置く航空会社でマイレージプラスというマイレージプログラムがあります。
ユナイテッド航空は、26社の航空会社が加盟しているスターアライアンスに加盟しており、マイレージプラスはこのスターアライアンスに加盟している航空会社の飛行機の搭乗でも貯めることができます。ANAもこのスターアライアンスに加盟していて、ANAの国内便への搭乗でもマイレージプラスを貯めることができるので、日本人にとっては嬉しいです。また、マリオットホテルなどの提携施設への宿泊や、提携クレジットカードの利用でもマイレージプラスを貯めることができます。
MileagePlusセゾンカードは、年会費1,500円(税抜)と安いですが、マイル還元率は0.5%を誇ります。マイルアップメンバーズに年額5,000円(税抜)で入会することで、基本還元率を1.5%まで上げることができるので、他の提携カードと比較してもコスパがいいです。
マイレージプラスで貯めたマイルは、ユナイテッド航空の航空券やスターアライアンスに加盟している航空会社の航空券と交換ができます。また、提携ホテルの宿泊や楽天ポイントの交換にも利用することができます。ただし交換できる楽天ポイントは、有効期間6か月の期間限定ポイントになるため注意が必要です。
このように、マイレージプラスはANAの搭乗でも貯めることができたり、楽天ポイント交換したりもできるので、日本にいながらでも十分活用することができます。
2-3-1 ユナイテッド航空のマイルの有効期限
ユナイテッド航空のマイレージプラスにも、デルタ航空のスカイマイルと同様に有効期限がありません。しかし、ユナイテッド航空のマイレージプラスは、スターアライアンスに加盟しているANAでも貯めたり利用できたりするので、日本に住んでいる人にはおすすめです。有効期限がない分ANAマイルを貯めるよりもストレスなく貯めることができます。
3 マイルはこまめに有効期限のチェックを
このように、アメリカのデルタ航空やユナイテッド航空のマイルには、有効期限がありませんが、JALマイルやANAマイルには有効期限があります。
JALマイルやANAマイルを貯めている人、これから貯めようと思っている人は、せっかく貯めたマイルを無駄にしないためにも、こまめに有効期限の確認を行いましょう。