ポイ活好きさんにとってはおなじみのVポイントや楽天ポイント。こうした共通ポイントはさまざまな場所で見かけるものですが、実際にその違いや特徴をはっきり知らない人も多いのではないでしょうか?
「結局どのポイントが一番お得なのかわからない!」「メインで貯めるポイントプログラムをどれにしよう…」 とお悩みではありませんか?
この記事では、四大ポイント(Vポイント、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント)それぞれの特徴を徹底解説。各ポイントと相性の良いクレジットカードや決済方法に加え、ポイントの交換方法やどんな人におすすめなのかも説明します!
この記事は下記のような人におすすめです!
- クレジットカードでお得にポイントを貯めたい
- 四大ポイントの違いや相性の良いクレジットカードを知りたい
1. 四大共通ポイントって?
そもそも、よく見聞きする「共通ポイント」とは何なのでしょうか?
共通ポイントとは、複数の企業や店舗で使うことができるポイントプログラムのこと。「独自ポイント」がそのポイントプログラムを作った店舗やサービスでしか使用できないのに対し、共通ポイントは加盟している企業や店舗全てで貯めたり使ったりすることができるんです。
また、共通ポイントへ交換することが可能なポイントもあるため、共通ポイントに集約することで効率よくポイントを貯めることもできます。様々なサービスやお買い物で貯めたり使ったり、交換が可能な共通ポイントを上手く取り入れることができれば、生活の節約にもつながります。
共通ポイントの代表的なものとしては、Vポイントやdポイント、楽天ポイント、Pontaポイントがあります。これらは四大共通ポイントと呼ばれ、共通ポイントの中でも特にシェア率の高いポイントプログラムです。
キャッシュレス決済が主流となりつつある近年では、大手企業が連携して競うように共通ポイントサービスを展開しています。つまり、それだけ共通ポイントが貯められる店舗やサービスが増えているということ!貯める・使うどちらの場面も多い共通ポイントは、ポイ活初心者の方にもおすすめです。ぜひ、この機会にご自分が初めやすい共通ポイントを取り入れてみましょう!
2. ウエル活が人気!老舗のVポイント
それでは実際に四大ポイントを一つずつ見て行きましょう!まず紹介するのはVポイント。イエローとブルーのブランドマークが目印ですね。
ポイントプログラムとしても古参の部類に入りますが、ここで改めてその特徴についておさらいしておきましょう!
2-1.Vポイントとは
Vポイントとは、TSUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が提供しているポイントプログラムです。サービスの提供が始まったのは2003年10月。日本最大のポイントプログラムを目指して開始されました。
老舗のポイントプログラムと言えるVポイントは、先発組のため加盟店が多いのが特徴です。 コンビニやレストラン、さまざまなサービスや航空会社など幅広い企業と提携しています。
さらに、Vポイントは使い道も多様で、商品や少額サンプルと交換ができる他、ポイントを使って寄付をしたり、電子マネーにチャージして使用することも可能です。
また、最近注目を集めているポイント投資ですが、Vポイントでも利用が可能です。投資信託の購入の際に貯めたVポイントを使用できるほか、預けた資産額に応じてVポイントを貯まっていきます。
Tサイト[Vポイント/Tカード]「Vポイント・Tカード初めてガイド」
2-2.Vポイントが貯まるクレジットカードは?
Vポイントといえば、思い浮かぶのはTカードですよね!カードを提示することでVポイントを貯めたり使ったりできるTカードには、いくつかの種類があります。なかには、クレジットカードなど決済機能のついたTカードも少なくありません。
Vポイントが貯まるクレジットカードの代表例としては、以下のようなものがあります。
まずはファミマTカード。大手コンビニチェーンであるファミリーマートと提携したもので、国際ブランドはJCBです。JCB加盟店での利用なら200円(税込)につき1ポイント、ファミリーマートでの利用なら200円(税込)につき最大4ポイントが獲得できます!
続いてTカードプラス。国際ブランドはJCBで、加盟店の利用なら200円(税込)につき1ポイントの還元。年会費は無料です。Tカードプラスの特徴は、TSUTAYAで使用するとVポイントが3倍貯まること。TSUTAYAの利用が多い方におすすめの1枚です。
次にTカード Prime。国際ブランドはMastercardで、基本の還元率が1%、日曜日は還元率が1.5%と一般的なポイントプログラムよりも高いのが特徴です。
2-3.Vポイントはどんな人におすすめ?
Vポイントの大きな特徴が、その加盟店・加盟企業の多さ。 コンビニやレストラン、ショッピング関連はもちろん、交通や金融機関、電気・ガスなどのライフラインからビジネス・人材サービスまで実に幅広く利用できるんです。
提携先の店舗でよく買い物や食事をするという方はもちろん、交通やライフラインといった生活に必須な支出でもがっつりポイントを貯めたい!という方にもおすすめです。
2-4.Vポイントが1.5倍に!ウエル活デーが大注目
また「ウエルシア」系列の薬局では、毎月20日にVポイントが1.5倍換算となるお得なお客様感謝デーが開催されています。つまり、1,000ポイントのVポイントで1,500円分のお買い物ができるんです!ウエルシアは薬だけでなく、日用品や食料品も扱っている総合的なドラッグストアなため、20日にVポイントで生活必需品を購入すればかなりの節約にもつながります。
貯めたVポイントを20日にウエルシアで一気に使うことは通称「ウエル活」と呼ばれていて、SNSでも話題になっているほかテレビで取り上げられたことも。開催日が毎月決まっていて、直接的なメリットが実感できるウエル活は、ポイ活初心者の方にもおすすめです。ウエル活をやってみたい!という方は、ぜひVポイントを貯めてみてはいかがでしょう。
3. ネットショッピング好きに人気!楽天ポイント
次に紹介するのが楽天ポイントです! 1997年に創業した楽天はインターネットショッピングの可能性にいち早く着目し、楽天市場を開始。
2020年までに発行した累計ポイントはなんと!2兆を突破。 広いシェアを誇る楽天ポイントについて改めて見てみましょう。
3-1.楽天ポイントとは
楽天が発行する楽天ポイントは、通販サイト「楽天市場」や提携する店舗、サービスで貯めたり使ったりできます。 楽天スーパーセールや各種キャンペーンなどが頻繁に開催されておりポイントアップのチャンスも多く、お得に利用できるので大変人気の高いポイントプログラムです。
楽天に加盟しているお店であれば、会計時に楽天カードを提示することで200円、もしくは100円につき1ポイントの楽天ポイントを貯めることができます。楽天に加盟しているお店にはレジ付近に赤いRのマークがあるので、それを目印にしてみましょう。また、公式サイトから楽天を貯められるお店を検索することもできます。
また、2016年の電力小売全面自由化に伴い、楽天でんきや楽天ガスといったライフラインサービスも開始。格安スマホの楽天モバイルもよく知られていますね。通販サイトの利用だけでなく、日常生活のあらゆる場面で貯められるのが、楽天ポイントの強みです。
ポイント払いに対してもポイントが付与されるのも大きなメリットですね。
3-2.楽天ポイントが貯まるクレジットカードは?
楽天ポイントをがっつり稼ぎたいなら楽天カードの利用は欠かせません。
基本となる楽天カードは年会費無料で作成でき、クレジットカードとしてだけでなく提携先の店舗で提示することで、楽天ポイントカードとしても利用できます。
もちろん、コストがかからずポイントを貯められるだけではありません。楽天カードを提示することで還元率がアップするなど、お得なプログラムがたくさんあります。特に楽天市場の買い物では楽天カードを経由して会計することでポイント還元が優遇されるので、楽天市場でお買い物をする機会の多い方は是非カード発行を検討してみてください。さらに、楽天ペイなどキャッシュレス決済との組み合わせで、もっとポイントが貯まりやすくなるなど、たくさんのメリットがあるんです。
年会費はかかるものの、ポイントの還元率や各種特典がさらに充実している楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードもおすすめ。旅行が好きな方は、ANAマイルが貯まる楽天ANAマイレージクラブカードもチェックしてみてください!
3-3.楽天ポイントはどんな人におすすめ?
楽天市場をはじめ、楽天ポイントと提携するネットショッピングをよく利用するという方には楽天ポイントがおすすめです!楽天カードを作ることでポイントが効率良く貯まりますよ。
また楽天トラベルや楽天でんき、楽天モバイルなど、楽天が展開する各種サービスを利用している・これから利用を考えているという人にも楽天ポイントがおすすめ。通信やライフライン系は毎月必ず支出があるものなので、生活費も無駄なくポイントに変えることができます。
先ほども触れたように、楽天とANAどちらも利用する機会が多いという方は、2社が提携した楽天ANAマイレージクラブカードも要チェックですよ。
4. ドコモユーザーはお得!dポイント
続いては、CMなどでもおなじみのdポイント。NTTドコモのユーザーが特典を受けられるのはもちろんですが、それ以外の人もdポイントを貯められるってご存知でしたか?
元々の名前はドコモポイントでしたが、2015年にdポイントに名前を変え、携帯電話の利用料金だけでなく買い物など幅広く使えるようになりました。
4-1.dポイントとは
NTTドコモの提供するdポイント。ドコモユーザーはもちろん、携帯電話の契約会社に関わらず誰でも貯められるのが大きな特徴です。
ドコモの携帯電話の購入や月々の利用料金で貯まるだけでなく、コンビニやレストラン、ファーストフードといった、日常でよく立ち寄るお店でもポイントを貯めたり使ったりできるんです。dポイントも加盟店であれば100円~200円につき、1ポイントを獲得することができます。
dポイントを利用するためには、まずdポイントクラブに入会してdアカウントを作る必要があります。 ポイントカードを入手しなくても、「dポイントクラブ」をスマホにインストールすれば、あとは支払いの際にアプリを提示するだけです。
手軽に利用開始できるのもdポイントの嬉しいメリットですね!
ドコモユーザー限定のお得な還元キャンペーンなども開催されているので、ぜひこうしたお得な還元機会も取り入れてみてください。
4-2.dポイントが貯まるクレジットカードは?
dポイントと相性の良いクレジットカードとしては、以下のようなものがあります。
まずは基本のdカード。年会費無料で利用できるdカードは、ポイントカードと電子マネークレジットカードを兼ねた優れもの。国際ブランドはMastercard、VISAで基本的なポイント還元率は1%です。
「dカードドコモポイントモール」を介して買い物をすればポイント還元率がアップするほか、工夫次第でポイントの二重取り、三重取りも可能ですよ!
ドコモユーザーに特におすすめなのがdカード GOLD。毎月のスマホやドコモ光の利用料金へのポイント還元率は10%となるため、ドコモのサービスを利用している方なら効率よくポイントが貯められます。
4-3.dポイントはどんな人におすすめ?
dポイントがおすすめなのは、まずドコモユーザー。すでに使っているけれど、dポイントにそこまで注目していなかったという方は、この機会にポイント残高をチェックしてみてください♪
dカードやd払いを使っている人は、ぜひポイントの二重取り、三重取りにも挑戦してみましょう!
まずd払いにdカードを紐づけておき、支払いでd払いを使うタイミングでdポイントカードを使うことで、ポイントが三重に!2.5%という高還元率になるので、これは見逃せませんね。
dポイントを活用する方法として、購入でdポイントが付与されるdショッピングの利用もおすすめです。日用品や食料品、コンタクトレンズなど定期的に買い足す品を購入すれば、効率よくポイントを稼げますよ。
日用品のまとめ買いはお特に通販【dショッピング】「まとめ買い特集」
5. JALマイルも貯められる!Pontaポイント
四大共通ポイントの最後に紹介するのは、ローソンをよく使う人にとっては特におなじみのPontaポイント!可愛いたぬきのPonta(ポンタ)が目印ですね。
KDDIとの資本業務提携によって、 auの共通ポイントとしても使えるようになりました。
5-1.Pontaポイントとは
Pontaポイントとは、ロイヤリティ マーケティングが提供するポイントプログラムのことです。
2010年春からサービスの提供が始まったPontaポイントは、ローソンをはじめ大手通販サイトや飲食チェーン、JALなどの旅行会社から医療・保険関連、スポーツなど幅広い分野と提携しています。
また、求人広告や人材派遣でもよく知られるリクルートと提携しているので、旅行情報の「じゃらん」や無料クーポンマガジン「ホットペッパー」などリクルート系サービスとの相性が良いのも特徴です。
dポイントと交換できることでも話題になりましたが、残念ながらそちらのサービスは終了。しかし、auの共通ポイントと統合されたので、「au PAY」や「au PAY カード」の利用でもポイントが貯められるようになりました!
また、「au PAY」では「たぬきの大恩返し」という大型のキャンペーンが年に数回ほど開催されています。この期間に対象の店舗やサービスで「au PAY」を使ったお支払いをすると、Pontaポイントが大量還元されるという超お得なキャンペーンになっています。こうしたキャンペーンも活用してどんどんポイントを貯めていきましょう!
KDDI「auのポイントは5月21日から共通ポイント「Pontaポイント」へ、国内最大級の1億超の会員基盤誕生」
5-2.Pontaポイントが貯まるクレジットカードは?
Pontaポイントと提携するクレジットカードはいくつかの種類がありますが、その中でも特に相性が良い2つについて解説します!
まずは、Ponta Premium Plus。基本のポイント還元率が1%である上、Ponta提携社での決済の場合、+αのポイントが付く高還元率が特徴です。またローソンやローソン100の利用に限らず、Pontaと提携している場所で幅広く使えるのもうれしいポイントです。
次にJMBローソンPontaカード。ローソンやローソン100で使うと200円(税抜)につき4ポイントと、こちらもは高還元です。また、PontaポイントはJALのマイルと相互交換できるので、マイルを貯めている方も必見ですね。
Ponta Web「Pontaポイントが貯まるクレジットカード・電子マネー特集」
5-3.Pontaポイントはどんな人におすすめ?
Pontaポイントがお得に活用しやすいのは、やはりPontaと提携しているサービスや店舗をよく利用する方です。 ローソンやスーパーマーケットのライフなどが代表的ですね。コンビニやスーパーのように、日常的に利用する店舗ではポイントが貯めやすいですよ♪
また、先ほども説明したようにリクルートと提携しているため、リクルートが提供している「じゃらん」や不動産住宅サイト「SUUMO」、結婚情報の「ゼクシィ」などに関連するサービスで、Pontaポイントが使えたり貯まったりします。
さらに、JALマイルと相互交換できるため、2種類のポイントを使う機会が多く、同時に貯めたいと考える人にもおすすめです!
6. いつものコンビニやスーパーで使える?ポイントの選び方
ここまで、それぞれのポイントの特徴や代表的なクレジットカードについて詳しく解説しました。それぞれのポイントに強みやメリットがありましたね。
この中からどの共通ポイントが最適なのか迷う方もいらっしゃるでしょう。大切なのは自分に合った共通ポイントを選ぶこと。それぞれポイントの還元率にやや差はあるものの、基本的には大きく変わらないと考えて良いでしょう。
そうなると、重視するべきは日常生活で貯めやすいポイントであるかどうか。自分がよく使うお店やコンビニ、スーパーで取り扱っている共通ポイントであることはもちろん、定期的にお得なキャンペーンが開催されているかどうかもあわせてチェックしてみてください。
また、多くの共通ポイントでは提携クレジットカードやスマートフォンを所有することで、よりポイントが貯まりやすくなりますよね。これらを選ぶ際も、ご自身のライフスタイルに合ったものであるかどうかが一番大切です。
まとめ 四大共通ポイントを比較してお得に使えるサービスを選ぼう
この記事では Vポイント、楽天ポイント、dポイント、そしてPontaポイントの四大共通ポイントについて徹底解説しました! それぞれ提携サービスが違うため、貯めやすい場所や方法が異なるのがポイントですね。
ポイ活をする上で、この四大共通ポイントはぜひとも押さえておきたいものです。自分のライフスタイルや目的に合ったポイントやサービスを利用して、お得に楽しくポイ活をしちゃいましょう♪