手軽で便利なネットショッピング。近年ではさらに利用率が増えていますね。
人気の大手ネットショッピングサイトはいくつかありますが、やはり代表的なのは楽天とAmazon(アマゾン)。 ネットショッピングが好きな方には「楽天派」「Amazon派」があり、ポイ活好きさんの中には、どちらかのポイントを貯めている人も多いでしょう。
しかし「どちらも同じくらい利用してる!」「楽天ポイントもAmazonポイントも両方貯めて活用したい!」という声も少なくありません。 さらに、片方で貯めたポイントをもう片方のネットショッピングで使えればとても便利ですよね!
この記事では楽天ポイントをAmazonで使う裏ワザについて解説。換金率や交換の際の注意点についても説明します。
この記事は下記のような人におすすめです!
- Amazonで楽天ポイントを使いたい
- 楽天ポイントをAmazonで使う際の注意点が知りたい
1. 楽天ポイントはAmazonで使える?
まずは楽天ポイントとAmazonポイントの概要について改めておさらいしておきましょう!さらに楽天ポイントをAmazonで使うための方法についてもここで解説しておきます。
1-1.楽天ポイントとは
まずは楽天ポイントから見ていきましょう。
楽天ポイントは大手通販サイトの「楽天市場」によるポイントプログラムです。1ポイント=1円として使え、「楽天市場」やその他提携店舗やサービスの利用で、ポイントを貯めたり使ったりできます。ポイントが貯められる提携先はショッピングや旅行、飲食店、ドラッグストアなど幅広く、楽天銀行や楽天モバイル、 楽天トラベルなど独自のサービスも充実しています。
楽天ポイントの使い道も、上記のような店舗やサービスに加え、楽天モバイルの利用料金の支払いや 、ホテルのグレードアップ、ポイント運用などの投資系などさまざまなものがあります。
楽天スーパーセールをはじめとする各種キャンペーンもたびたび開催されており、ポイントアップのチャンスもたくさん!貯めやすく使いやすいお得なポイントプログラムなので、ポイ活好きさんをはじめ、広く支持されています。
1-2.楽天ポイントはそのままAmazonでは使えない
使いやすく便利な楽天ポイントは、ほかのポイントプログラムとの交換も可能です。しかし、楽天ポイントをそのままAmazonポイントと交換することはできません。 まず、Amazonポイントの特徴についておさらいしてみましょう!
楽天と同じく高いシェア率を誇る通販サイトのAmazonにも、独自のポイントプログラムが存在します。それがAmazonポイントです。Amazonのサイト内でポイント付与対象商品を購入した際に貯まり、楽天ポイントと同じく1ポイント=1円としてAmazonでの買い物やサービスの利用に使えます。
Amazonでの買い物に使えるポイントには、AmazonポイントのほかにJCBカードのポイントプログラムであるOki Dokiポイントがあります。これは2012年にAmazonが開始した「パートナーポイントプログラム」によるもので、Oki Dokiポイントは初の対象ポイントプログラムとして発表されました。
しかし2022年現在では、楽天ポイントとそのような提携はしておらず、楽天ポイントとAmazonポイントの直接の相互交換は不可能なんです。
1-3.電子マネー「楽天Edy」を経由することで使える
「せっかく貯めた楽天ポイントをAmazonで使えないなんて!」とがっかりする方もいらっしゃるでしょう。しかし直接交換ができないだけで楽天ポイントをAmazonで使える「裏ワザ」は存在するんです!
まずは楽天ポイントを電子マネーの楽天Edyに交換して、Amazonで支払いに使うという方法です。 Amazonでの支払いは、楽天Edyをはじめとするいくつかの電子マネーに対応しています。
次に楽天ポイントを楽天Edyに交換し、それをさらにAmazonギフト券に交換して使うという方法です。 チャージタイプに限りますが、Amazonギフト券なら楽天Edyなどいくつかの電子マネーが使えます。
楽天Edyについては次で詳しく見てみましょう♪
1-4.楽天Edyとは
楽天Edyとは、楽天が提供する電子マネーです。 コンビニやスーパー、ドラッグストア、通販サイトなど日常生活のさまざまな場面で、かざすだけで手軽に支払えるのが大きな特徴。 200円の支払いごとに1ポイントが貯められるのもメリットです♪
あらかじめお金をチャージして使う「プリペイド型」で、現金や楽天ポイント、クレジットカードとの紐付けなどさまざまな方法でチャージが可能です。専用のプリペイドカードのほかに、おサイフケータイや、クレジットカードとの一体型など、 いろんな形があるのも特徴ですね!
Amazon.co.jp「 Amazon ポイント貯め方 – 使い方ガイド」
2. Amazonで楽天ポイントを使う方法1:電子マネー払い
ここからは実際に、Amazonで楽天ポイントを使う方法について詳しく見ていきましょう!まずは2つの方法のうち、電子マネー払いを利用するものから紹介します。
2-1.楽天Edyに楽天ポイントをチャージする方法
まず最初に楽天Edyの基本的な機能から説明します!先ほども触れましたが、楽天Edyは事前にお金を入れて使う「プリペイド型」。支払いに使うためには、定期的にチャージしなければいけません。
楽天Edyへはもちろん現金でもチャージできますが、楽天ポイントも入れておくことができるんです。
おサイフケータイ搭載のスマホなら、手順は簡単。楽天Edyアプリの「ポイントチャージ」に必要な情報を入力すればポイントチャージ完了です!
カードタイプ、またはコイン型などグッズタイプへのポイントチャージをするためにはまず「ポイント設定」で登録を済ませ、「ポイントチャージ申請」をする必要があります。場合によっては申請から申請分の受け取りまで時間がかかることもあるので、 手続きは時間に余裕を持って行いましょう!
また、すべての種類の楽天Edyに楽天ポイントがチャージできるわけではありません。「Edy利用で楽天ポイントが貯まるEdyカード」に限られているので注意してくださいね。
2-2.決済時に電子マネー払いを選択する
楽天Edyにチャージができたら、いよいよAmazonでの電子マネー払いの設定に進みましょう!
お使いのスマホがおサイフケータイ対応なら「楽天Edyアプリ」で手軽に決済できます。支払い画面にて「コンビニ・ATM・ネットバンキング・ 電子マネー払い」にチェックを入れ、注文を確定すると、支払い番号をお知らせるメールが届きます。メール内のリンクより決済を行ってください。
また、詳しくは後ほど説明しますが、Edyカードを使ってのオンライン決済は専用機器が必要です。 決済は「楽天Edyアプリ」と同じく注文確定後に届くメール内のリンクから行なってください。
Amazon.co.jp ヘルプ「コンビニ払い、ATM払い、ネットバンキング払い、電子マネー払いについて」
3. Amazonで楽天ポイントを使う方法2:Amazonギフト券へ交換
楽天ポイントをAmazonで使う方法はもう一つあります。楽天Edyを利用するという点は同じですが、Amazonギフト券を購入しサイト内で使うというものです。
詳しい方法についてこれから見ていきましょう!
3-1.まずは楽天ポイントを楽天Edyへ
まずは先ほど紹介したように、楽天ポイントを楽天Edyへチャージします。「ポイント設定」の操作と「ポイントチャージ申請」を済ませておいてくださいね。
また繰り返しになりますが、楽天EdyにはEdy カードとおサイフケータイの2タイプがあり、種類によってはポイント付与の対象にならないものもあります。楽天ポイントが付与されないタイプの楽天Edyには楽天ポイントをチャージできないので注意してください!
3-2.楽天EdyからAmazonギフト券へチャージ
楽天Edyへのポイントチャージが完了したらいよいよAmazonギフト券の購入に進みましょう!
Amazonギフト券は、特定のメールアドレスに送って使う「Eメールタイプ」や、自分で紙に印刷して使える「印刷タイプ」、コンビニなどで購入できる「カードタイプ」、そしてAmazonギフト券のアカウントに直接入金して使う「チャージタイプ」があります。
ここで注意したいのは、電子マネーの支払いに対応しているのは「チャージタイプ」のみだということ。
Amazonのサイト内にあるチャージタイプのAmazonギフト券専用ページにて金額を選択し、支払い方法に電子マネー払いを選びましょう。あとは、購入後に届くメール内のリンクより決済を行います。
3-3.Amazonギフト券でチャージしたアカウントでショッピング
Amazonギフト券に無事、楽天Edyからチャージができたら、 Amazonでのショッピングに使いましょう♪
ギフト券の購入後は、Amazonサイト内のご自身のアカウントにある「ギフト券の残高」の項目を見てみましょう。ここに購入した金額が反映されていればチャージ完了です!
ちなみに、楽天EdyでAmazonギフト券を購入することでポイント二重取りができることをご存知でしたか?まず、決済に楽天Edyを使うことで楽天ポイントが、 Amazonギフト券の購入でAmazonポイントが付与されるんです。
Amazonポイントの付与率は、チャージ金額が多いほど高くなります。ポイントをより効率的に貯めたいという方はこの点も要チェックですね!
Amazon.co. jp「 Amazonギフト券チャージタイプ(直接アカウントに残高追加)」
4. 楽天ポイントをAmazonで使う際に知っておきたい注意点
ご紹介した方法を使えば、楽天ポイントがAmazonでも使えることが分かりましたね!ただし、この方法には注意点もあります。
最後に、楽天ポイントをAmazonで使う際に知っておきたい注意点について押さえておきましょう!
4-1.換金率は?
保有するポイントを電子マネーへ交換して使う場合に、一番気になるのが換金率。ポイントの種類によっては、交換したり移行することで価値が減ってしまうこともありますよね。楽天ポイントを楽天Edyとして使うとき、そしてAmazonで使うときはどうなるのでしょうか。
まず、楽天ポイントを楽天Edyにチャージするとき。 1ポイントにつき1円分、楽天Edyと交換できます。
次に、 楽天EdyをAmazonで使うとき。 楽天Edyは電子マネーなので、決済の際金額が目減りすることはありません。
つまり、楽天ポイントは1ポイント=1円でAmazonで使えるということになります。せっかく貯めた楽天ポイントの価値を減らさずに使えるのは大きなメリットですね♪
4-2.楽天Edyをネットショップで使うには専用機器が必要な場合も
ネットショップで楽天Edyを使って決済する際、専用の機器が必要となる場合もあります。
おサイフケータイが搭載されたスマホなら「楽天Edyアプリ」が使えますが、それ以外での支払いにはパソコンのUSBポートに繋いでカード情報を読み取る「楽天Edyリーダー」などの機械が必要です。
iPhoneは「Edyカード用楽天Edyアプリ」を使って楽天Edyカードへのチャージが行えますが、支払い機能は付いていないため、同様の方法を取らなければなりません。
2021年時点での楽天Edyリーダー(USB型)の価格は2,000円弱。 楽天Edyをたくさん活用したいと考えている方は、 この機会に購入しても良いかもしれませんね。
4-3.期間限定ポイントや交換されたポイントは使えない
楽天Edyのポイントチャージは、全ての楽天ポイントが使えるわけではないことも頭に入れておきましょう。期間限定で付与されるポイントや、提携しているサービス会社から交換されたポイントなどは使えないので注意してくださいね。
期間限定ポイントを確認したいときは、「楽天PointClub」のトップページか「ポイント実績ページ」を見ましょう。ポイントの有効期限年月日が表示されています。
また、提携先からの交換ポイントには、JCBカードやDCカード、Oricoカードなどの提携企業に加え、楽天証券など楽天グループから付与されたものも当てはまります。
4-4.電子マネー払いに対応していないサービスもある
Amazonでの支払いにも注意事項があります。実は、Amazonの全ての商品、サービスで電子マネー払いができるわけではありません。
たとえばAmazon定期おトク便やAmazonフレッシュでの注文、Kindle電子書籍やAmazon プライムビデオ、ゲームなどデジタルコンテンツの購入などが当てはまります。さらに、Amazonマーケットプレイス出品者の商品を購入する場合にも、一部制約が設けられていることも。
購入価格にも制限があり、合計価格が500,001円以上の注文や、高額な時計などが該当します。
ほしい物リストの商品も電子マネーでの決済が不可能なので、こちらも注意してくださいね。
Amazon.co.jp ヘルプ「前払いを選択できない商品」
まとめ Amazonでも楽天ポイントは使える。賢く使い分けを
この記事では楽天ポイントをAmazonで使うための方法や注意点について解説しました!少し手間がかかるものの、Amazonでも楽天ポイントを利用する方法があることがお分かり頂けたと思います。
楽天とAmazonでは扱う商品が少しずつ違ったり、同じ商品でも価格が違ったりと、それぞれメリットが異なりますよね。 2つの通販サイトをお得に活用するためには、紹介した方法が役立ちますよ♪
楽天とAmazonを賢く利用して、通販やポイ活をエンジョイしちゃいましょう!