電子マネー「iD」とは?メリット・デメリットと基本の使い方を解説

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キャッシュレス決済が普及する中、街中で見かけるiD対応のステッカー。普段iDを利用しない人の中には「iDとは何?」「どうやって使うの?」という疑問を持ったことのある人も多いでしょう。

この記事ではiDがどのようなサービスなのかを分かりやすく解説!利用方法やメリット・デメリット、お得に使うポイントなども紹介しています。サクッと時短で決済できる方法を知りたい人やiDの利用を検討しているという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事は下記のような人におすすめです!
・「iD」はどんなサービスか知りたい人
・「iD」をお得に使いたい

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1. iDとは

iDとは電子マネーの一種で、三井住友カードとNTTドコモが提携して発行・運営しています。2005年から開始され、キャッシュレス決済の中でもはかなりの長い歴史を持つサービスです。

iDはポストペイ(後払い)プリペイドデビットの支払い対応しています。支払い方法が多様なのも嬉しいポイントですね。

iDは、非接触型(タッチ型)IC決済サービスと呼ばれるもののひとつ。この決済方法の最大の特徴は読み取り機器に「かざすだけ」で決済ができること。店員さんや読み取り機器に全く触ることなく決済ができるんです。

「非接触型IC決済って何?」といまいちピンとこない方、交通系電子マネーカードを利用したことはありますか?非接触型IC決済とは、JR東日本が提供しているIC乗車券「Suica」のような、改札でカードをかざすだけで決済可能なサービスのこと。その他「楽天Edy」なども有名です。

世界的に感染症が流行している近年、非接触型の決済は感染症対策としても注目を集めている存在なんです。

2. iDの基本的な使い方

すでに私達の生活の一部になりつつある決済サービスのiD。iDはカードで決済する方法や端末を利用して決済する方法など使い方がいくつかあり、利用した金額の支払い方法も様々。自分の利用している決済方法や支払い方法以外は詳しく知らないという人も少なくありません。

そこで、まずはiDの基本的な使い方を解説!iDの支払い方法や始め方、使えるお店についても紹介するので「iDってなんだか難しそう」と思って利用を控えている人は、まずここをチェックしてみてください。

 2-1 iDの支払い方法は3つ

iDを利用するには、iDに対応したカードを用意するのが一般的です。iD機能搭載のプラスチックカードかモバイル端末に紐づけして利用するモバイルカードを用意しましょう。

iDの支払い方法は以下の3つの方法の中から選択できます。

ポストペイ型(クレジットカード型

決済に利用した金額がクレジットカードと一緒に請求される。後払い形式の支払い方法。iDに対応し ているクレジットカードは70社以上。

プリペイド型

事前にチャージした金額をiD決済で利用する。前払い形式の支払い方法。使いすぎ防止に有効。

デビット型

iDで決済すると同時に登録した銀行口座から利用金額が引き落とされる。即時払い形式の支払い方法。購入と引き落としのタイミングを一緒にしたい人におすすめ。

どのカードでも好きな支払い方法を選べる訳ではなく、支払い方法に対応したカードを用意する必要があります。iD機能搭載カードを作る際には、まず支払い方法を決めてから専用のカードを申し込んでくださいね。

2-2 iDの始め方

iDの始め方は、カードをそのまま利用する場合はカードを用意するだけでOK。モバイル端末で利用する場合は、iD対応のモバイルカードを用意してカード情報を端末に登録します。

モバイルカードは「Apple Pay対応カード」「Google Pay対応カード」「おサイフケータイ対応カード」があるので、利用したいモバイル端末に対応したカードを用意しましょう。

iPhoneの場合は「Apple Wallet」アプリにApple Pay対応カードの情報を登録、Androidの場合は「iD」アプリにGoogle Pay対応カード、もしくはおサイフケータイ対応カードの情報を登録して利用します。どちらも、アプリをダウンロードすればガイドに従って利用登録ができるので、「機械に弱いからスマホで使えるか不安」という人もトライしてみてください!

2-3 iDが使える場所

iDを使う準備ができたところで、「どこで使えるのか」についても知っておきましょう!iDは全国100万店以上のお店で利用可能。コンビニやスーパー、飲食店や家電量販店など様々なお店で使えます。たとえば、以下のようなお店がありますよ!

・セブンイレブン

・ミニストップ

・ローソン

・イオンモール(一部店舗)

・マクドナルド

・ドトールコーヒーショップ(一部店舗)

・紀伊国屋書店(一部店舗)

・BIGECHO

上記のお店以外にも様々なジャンルのお店でiDを利用できます。普段利用しているお店でiDが使えるか知りたい人は公式サイトから提携ショップを調べてみてくださいね。

2-4 iDの使い方

iDはとても簡単なステップで利用可能!お店でiDを利用する際には、まずiD決済対応ステッカーがあるか確認しましょう。見つからない場合にはスタッフに尋ねてみても良いでしょう。

支払いの際に「iD決済でお願いします」と伝えて、専用読み取り機器にiD機能搭載カードまたはモバイル端末をかざすだけでOK。カードの読み取りや暗証番号入力も不要なので、まさに「非接触」での支払いが可能なんです。

キャッシュレス決済と一口に言ってもさまざまな決済サービスがあり、たとえばQRコードやバーコードを表示するアプリを起動して支払いを行うタイプも多数。iDはそれらのサービスと比較すると、「かざすだけ」のワンステップで決済が可能です。

3. iDのメリット

2018年に経済産業省が発表したキャッシュレス・ビジョン。日本のキャッシュレス決済率を向上させる取り組みがはじまり、様々なキャッシュレス決済サービスが誕生しました。

それに伴い、PayPayやd払い、メルペイやLINE Payなど色々な決済サービスが増えてキャッシュレス決済がぐっと身近なものになってきましたよね。

続いては、様々な決済サービスが普及する中で、iDはどんな面が優れているのか、メリットを解説していきます。

3-1 決済が時短・カンタン!

キャッシュレス決済にはiDのような非接触型IC決済の他、クレジットカード決済、QRコード(バーコード)決済などがあります。

どれも便利ではありますが、クレジットカード決済は暗証番号や署名を面倒に感じる人が多く、QRコード(バーコード)決済は、QRコード(バーコード)を表示するためにアプリの起動時間がかかるデメリットがあります。

iD決済をはじめとする非接触型IC決済は、面倒な暗証番号入力や署名も必要なく、カードや端末をかざすだけの決済方法が特徴。簡単で手早く済む点が大きなメリットになっています。また、決済方法が簡単で手早く済むからこそ少額の決済に利用しやすいのもメリットの1つです。

たとえば、レジで支払いをする時を想像してみてください。後ろに行列ができている中、クレジットカード決済での暗証番号入力や、QRコード決済の決済画面を表示させるのに手間取ってしまうと刺さるような視線を感じることも…。その点、iD決済ならカードやスマホをかざすだけなので、行列のレジでもスムーズに決済できますよ。

3-2 支払い方法が選べる

iD決済は支払いを、自分に適した方法で選べるのもメリットとして注目されています。

ポストペイ型(クレジットカード型)、プリペイド型、デビット型にはそれぞれにメリットがあるので、支払い形式やライフスタイルに合わせた方法を選びましょう。

ポストペイ型は限度額が高く設定されているので、高額の買い物にも利用可能。クレジットカードによっては後からリボ払いにするなど、様々な支払い方を選べて便利です。

プリペイド型は事前に必要額をチャージするため、お金の使い過ぎを防ぐことができます。

デビット型は銀行口座から即時引き落としされるので、使い過ぎて後から請求額に驚くこともないでしょう。また、銀行口座の残高以上の金額は決済できないので、請求額を支払えないといったトラブルを避けることもできます。

3-3 電子マネーの中では使える場所が多い

QRコード(バーコード)決済などの比較的新しい決済方法は2018年以降急激に増えてきました。一方でiDのサービス提供開始は2005年。サービス開始以降対応店舗も増え続けているため、スマホ決済の中では比較的iD決済対応のお店が多いのもメリットの1つ。

いくら便利なスマホ決済でも、お店側が対応していないと利用できません。全国100万店舗以上が対応しているiD決済なら、全国展開のチェーン店から街のお店まで様々なシーンで利用できます。

普段よく行くお店がiD決済に対応しているなら使わない手はありませんね。行きつけのお店がiD決済に対応しているかチェックしてみてはいかがでしょうか。

3-4 ポイントが貯まる

iD決済でポストペイ型の支払い方法を選択した場合、実質クレジットカードからの支払いになります。つまり日々のお買い物での支払いによってクレジットカードのポイントを貯められるということ。クレジットカードの種類によっては現金還元や商品券などに交換することも可能です。

クレジットカードの支払いが躊躇されるようなちょっとしたお買い物の場合も、iDであれば気軽にお支払いができます。日々の少額のお買い物でもiDを使っていると、いつの間にかポイントがたくさん貯まっていた、なんてことも。クレジットカードのポイントを貯めたいという人にはポストベイ型のiD決済がおすすめですよ。

3-5 セキュリティ面で安心

スマホ決済で心配なセキュリティ面。紛失や盗難に遭った際に、不正利用のリスクが心配だという人も少なくないでしょう。その点iDは、利用を制限するICカードロック機能が遠隔操作でも設定可能。紛失や盗難に遭った際に、すぐICカードロックを設定すれば不正利用を防ぐことができます。

その他、iD決済を利用することでクレジットカードの暗証番号を入力する必要がないため、暗証番号を不正に取得する犯罪などに巻き込まれるリスクを抑えることができます。クレジットカードや現金を持ち歩かないことで紛失や犯罪に巻き込まれる心配も少なくなるでしょう。

4. iDのデメリット

何事にもメリットがあればデメリットがあります。続いてはiDのデメリットについて解説。メリットだけでなくデメリットもしっかりと把握することで、iDが自分に適した決済方法か検討することができるでしょう。

4-1 クレジットカードよりは加盟店が少ない

スマホ決済の中では対応店舗の多いiDですが、クレジットカード決済と比較するとまだまだ加盟店が少ないのはデメリットと言えるでしょう。クレジットカードに対応していてiDに対応していないお店はあっても、その逆は殆どありません。ネットショップにおいてはiD対応のショップが少なく、クレジットカードの方が広く普及しています。

普段から暗証番号の入力を面倒と思わず、少額でもクレジットカード決済を利用している人にとっては、iDの魅力は感じにくいかもしれませんね。

4-2 ポイントの二重取りができない

キャッシュレス決済を利用する場合、ポイントが貯められることをメリットと感じる方も多いと思います。その決済サービスを使うことによるポイントと、紐付けるクレジットカードのポイント、いわゆる「二重取り」でお得に使っている方も少なくないでしょう。

では、iDは?というと、残念ながらiDという電子マネー自体にポイントサービスはありません。使い方によってクレジットカードのポイントをゲットすることはできますが、ポイントの二重取りをしてよりお得に使いたいという人にはちょっと残念かもしれません。

4-3 カードの発行が前提となる

iDを利用する際には一般的にiD機能搭載の専用カードが必要。事前にiD機能搭載のカードのいずれかを用意する必要があります。スマホ決済サービスの中には、アプリをダウンロードするとすぐに使い始められるものもあるため、iDを使い始める際にやや面倒に感じる方もいるでしょう。

カードによっては発行までに時間がかかることもあるので、利用し始めたいと思った時すぐに利用できないのもデメリットの1つと言えます。

4-4 一回払いのみ

iDを搭載したクレジットカードを利用する場合、支払い回数は一回払いのみとなります。複数回に分けた支払いや、リボ払いも利用ができなくなるためその点に注意が必要です。

5. iDでポイントが貯まる?お得な使い方

キャッシュレス決済を利用する人の中には、ポイント還元を受けられてお得に利用できるという理由でキャッシュレス決済を選んでいる人もいるでしょう。そんな人にとってポイント還元などのサービスがないiDは魅力を感じにくいかもしれません。

ただ、iDのポイントが貯まる訳ではありませんが、使い方次第ではiD以外のポイントを貯めることができます。それらのポイントを活用することでiDはもっとお得に利用できるようになるでしょう。

最後に、iDで貯められるポイントやお得な使い方について紹介します。

 5-1 iDで貯まるポイントは?

iDで貯めることのできるポイントは、クレジットカードのポイントです。多くの場合クレジットカードは0.5%程の還元率で付与されるので、iDで日常的な支払いを全てクレジットカードから行えば毎月多くのポイントがもらえることになるでしょう。

クレジットカード会社によってポイントの使い道は異なりますが、多くの場合で【支払いに充当・交換用カタログ内の商品と交換・クレジットカード会社の提携しているポイントやマイルと交換】などに利用できます。

まずはiD機能搭載クレジットカードのホームページなどから、ポイントでどんな事ができるのか確認してみると良いでしょう。様々な商品やポイントと交換できるので、何に交換するのか考えるだけでも楽しめます。欲しい商品のためにコツコツポイントを貯めても良いですね。

5-2 お得にポイントを貯めるには

iDを使ってお得にクレジットカードのポイントを貯めるには、日々の小さな支払いなどをiD決済に一元化する方法がおすすめです。

高額の買い物をする時にポイント還元を受けられるクレジットカードやスマホ決済を利用する人は多いですが、実は日々の少額支払いも1ヵ月分を換算すると大きな金額になっていることが多いんですよ。

iDは、少額のお買い物にも気軽に使いやすいことが特徴。コンビニでの支払いや自動販売機で飲み物を買う時など、少額の支払いを全てiD決済にすることで毎月のポイント付与数は増えることでしょう。

通常0.5%程の還元率が多いクレジットカードですが、カード会社やカードの種類によっては1%以上の高還元率でポイントが付与されるカードもあります。今からiD機能搭載のクレジットカードを作るのであれば、ポイント還元率の高いカードを選ぶのがおすすめです。

まとめ iDの基本を押さえて便利に使おう!

手軽に使えて、支払い方法も選べるiD。利用できる店舗も多いので、iD決済を日々の支払いに利用すると時短&非接触でスムーズな会計ができるようになります。一度慣れるととっても便利ですので、ご自身のライフスタイルに合いそうな方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

クレジットカードでの支払いを選べば、ポイントも貯められるiD。上手に使ってお得に利用してみましょう!