電車に乗ろうとしたときに、Suicaの残高が足りずに改札口のフラップが閉まったことはありませんか?後ろから来る人が別のゲートへ並び直さなければならず、気まずいですよね。
Suicaを駅でチャージしようと思うと、券売機が混んでいることもあり、困ってしまいます。でも実は、Suicaはコンビニなどでもチャージができるのです。
この記事では、Suicaをコンビニでチャージする方法をはじめ、Suicaの便利な使い方についてお伝えしていきます。ぜひチェックしてみてください。
この記事は下記のような人におすすめです!
- Suicaをコンビニでチャージする方法について知りたい
- Suicaでお得にJRE POINVポイント貯めたい
1. Suicaをコンビニでチャージしてみよう
交通系ICカードの草分けとも言えるSuicaは、首都圏をはじめ、全国でも使える場所が増えています。
そんなSuicaのチャージがコンビニでもできることは、先にお伝えした通りです。全部で11ものコンビニでチャージできるので、続いて詳細をお伝えしていきます。
1-1 ローソンやミニストップも!Suicaをチャージできるコンビニの一覧
では、早速にSuicaをチャージできるコンビニをリストアップしていきましょう。
- KIOSK NewDays
- セイコーマート
- セブンイレブン
- デイリーヤマザキ
- ニューヤマザキデイリーストア
- NewDays
- ファミリーマート
- ミニストップ
- ローソン
- ローソンストア100
Suicaを使用している人は、JRをよく使う人であることが推察されます。上記コンビニの中で言うと、JRの駅ナカにはNewDaysがあることも多いので、チャージには便利でしょう。
街中にあるコンビニでチャージができるのも、うれしいですね。時間に余裕があるとき、思い立ったときにゆとりを持ってチャージしておくことができます。
ほかにも、スーパーや駅ビル内、家電量販店やドラッグストアなどでもチャージができる店舗があるので、身近なお店をチェックしてみると良いでしょう。
1-2 コンビニでチャージする場合の最低金額と金額設定
コンビニでのチャージは、1,000円以上からとなります。以降、1,000円単位で金額を増やすことができ、上限が20,000円です。ただし、店舗によって設定が異なりますので、現地で確認しつつチャージしてみてください。
1,500円、1,800円などのチャージは基本的にはできず、紙幣を使用した金額でのチャージのみ可能となります。
駅の券売機でならば、500円のチャージも可能です。少額チャージを希望の場合は、そちらを利用するのが良いでしょう。
2. 【やり方】Suicaをコンビニでチャージする方法
コンビニでSuicaをチャージする方法は2通りあります。1つはレジでチャージする方法で、もう1つはセブン銀行でチャージする方法です。
続いては、それぞれの方法について、より詳しく紹介していきます。
2-1 レジでチャージする
まずは、店員に「Suicaをチャージしたい」旨を伝えましょう。すると、店員がレジの電子決済端末を操作し、チャージができるようにしてくれます。店員から案内があったら、利用者用の電子決済端末機にSuicaを置くかタッチしてください。
利用者側のレジ画面には、チャージ金額が表示され、希望額を選択するように店員から案内されます。希望の金額をタッチし、その分のお金を支払えばチャージは完了です。
コンビニでの買い物とともにSuicaのチャージを行うことができるので、効率的ですね。
2-2 セブン銀行ATMでチャージする
セブン銀行のATMは、セブンイレブンやイトーヨーカドーの店内、その他商業施設や空港、駅、オフィスビルの中などに入っています。
セブン銀行のATMには新しい第4世代機器と、その1つ前の第3世代機器とがあるのです。それぞれについて使い方を説明していきましょう。
まずは、第3世代のATMから。最初の画面で、取引の種類を選びます。そこで、「電子マネー」を選択してください。
続いて、ATMの画面左側にあるリーダーライター(読み取り部)にSuicaを置きます。モバイルSuicaの場合は、スマホを置いてください。
次に、希望の取引を聞かれるので、「チャージ」を選択。続く画面で、チャージの金額が選択肢として出て来るので、希望額の枠をタップしましょう。
そして、その金額分の現金を入れ、チャージが完了するのを待ちます。おつりがある場合は、おつりと明細票を受け取れば終了です。
第4世代機器の場合も、基本的な操作はほぼ変わりません。違うのは、リーダーライターの位置で、画面の左下辺りとなります。第3世代に慣れている方は、そこだけ気を付けてくださいね。
3. Suicaは他の方法でもチャージできる!
Suicaは、なかなか使い勝手の良い交通系ICカードです。その理由の1つが、チャージできる場所が多いこと。ここまでは、主にコンビニでのチャージ方法についてお伝えしてきましたが、続いてはコンビニ以外でのチャージ方法について紹介していきます。
3-1 駅の券売機でチャージ
交通系ICカードである以上、駅の券売機でチャージできるのは「規定演技」といったところでしょうか。
SuicaはJR東日本のICカードではありますが、「ICマーク」の付いている自動券売機や多機能券売機、またはのりこし精算機ではチャージが可能です。
基本的には現金によるチャージとなりますが、クレジットカードが使用可能な券売機もありますよ。
チャージの方法は簡単です。まずは、券売機にSuicaカードを入れてください。画面表示に従っていくと、チャージ金額を選ぶ画面になります。
チャージ金額は最少で500円から、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円の6種類。その中から1つを選び、画面をタッチします。
チャージ金額を現金で投入し、おつりがあれば受け取ってください。チャージされたカードが出てきますので、カードを受け取り、チャージは完了です。
なお、チャージ残高の上限は20,000円です。上限に達するまでは、何度でもチャージできますよ。
3-2 モバイルSuicaでチャージ
モバイルSuicaを利用している人なら、券売機や店舗に行かずにチャージができます。いつでもどこにいても、自分のスマホのモバイルSuicaアプリで操作が可能です。クレジットカードを登録しておくことで、簡単にチャージができるようになりますよ。
方法はとてもシンプル。まずは、モバイルSuicaアプリを立ちあげましょう。そして、ログインをしたらTOP画面で「入金(チャージ)」をタップします。続いて、「クレジットカード」をタップし、入金金額を設定して入金するだけです。
もし、入金後の残高を指定したければ、「入金(チャージ)」の画面で「ちょうどチャージ」を選択してください。そして残高指定をし、クレジットカード決済を指定すれば希望通りの残高にできます。
なお、モバイルSuicaに現金チャージすることも可能です。その場合はコンビニなどの店舗でチャージするか、スマホ対応している駅の券売機でチャージするか、になります。
3-3 クレジットカード(ビューカード)のオートチャージ
「ビューカード」を聞いたことがあるでしょうか。それは、JR東日本が発行しているクレジットカードです。
モバイルSuicaで登録するクレジットカードをビューカードにすると、オートチャージ機能が使えるようになります。
オートチャージを機能させるには、あらかじめ設定が必要です。たとえば、モバイルSuicaの残高が1,000円以下になったときに、3,000円チャージすると決めておきます。すると、決めた残高以下で駅の改札口を通過したときに、自動的にモバイルSuicaにチャージされ、その分がビューカードで決済される仕組みです。
オートチャージの設定をすると、もはやSuicaの残高を気にしたり、チャージのために少し早めに駅に行く必要もなくなります。
しかも、オートチャージで決済した分は、ビューカードにJRE POINTとして貯まっていくのでお得ですよ。
3-4 JRE POINTでチャージ
JRE POINTというのは、Suicaで電車に乗ったり、対象のお店で買い物をしたりすると貯まるポイントです。貯まったJRE POINTは、1ポイント=1円の換算でSuicaにチャージすることができます。
Suicaにチャージする際、まずはJRE POINT Webサイトでチャージ申し込みをしてください。1回にチャージできる上限は10,000ポイントです。
申請後、カードのSuicaの場合は、駅にあるチャージできる券売機でチャージ操作をします。モバイルSuicaにチャージするならば、モバイルSuicaアプリを立ち上げ、そこで受け取り操作をしましょう。
カードの場合は、チャージ申請をした翌日以降7日以内、モバイルSuicaの場合は8日以内に受け取りをしてください。そうでないと、自動的にJRE POINTの残高へポイントが戻ってしまいます。
4. JRE POINTの貯め方
先に簡単にお伝えした通り、JRE POINTを貯めたり使ったりするためには、まずWebでSuicaを登録する必要があります。
方法はとても簡単ですよ。JRE POINTの公式Webサイトで「新規登録」をしましょう。メールアドレスとパスワードを決めて仮登録をすると、登録したメールアドレスに本登録のためのURLが送られてきます。
本登録の際には、利用するポイントサービスを「ビューカード」「Suica・モバイルSuica」「JRE POINTカード」の中から1つ選びます。
どれも持っていない場合の選択肢もあり、その場合は登録作業のあとにスマホでJRE POINTアプリをダウンロードするように指示されます。そのアプリにはバーコードが表示され、ポイントカードの代わりとして使用できるわけです。
4-1 鉄道を利用する
SuicaやモバイルSuicaを使って電車に乗ると、JRE POINTが貯まります。電車に乗るのは、以下のパターンが考えられますよね。それぞれの場合に分けて説明していきます。
- 在来線に乗る
- 新幹線に乗る
- 定期券を買う
まず、在来線に乗る場合ですが、モバイルSuicaならば50円ごとに1ポイントもらえます。カードタイプのSuicaだと、200円で1ポイントとなるので、モバイルSuicaの方が断然お得ですね。ちなみに、それぞれ1回の利用が50円、200円に満たない場合でも1ポイントはもらえますよ。
在来線の場合、他社線への乗り換え分は金額に含まれるのか、気になりますよね。残念ながら、その答えはノーです。
もし、他社線も含む全体の乗車運賃が500円だとしても、JR東日本での乗車分が150円ならば、モバイルSuicaでもらえるポイントは3ポイントとなります。
新幹線でも同様で、モバイルSuica、カードタイプSuica、それぞれの換算率に応じて利用金額分のポイントがもらえます。ただし、自動改札でSuicaをタッチして入退場する「タッチでGo!新幹線」等の利用が条件となるので、注意してください。
最後に、定期券を買う場合のポイントについて説明します。実は、定期券の購入については、他社線を含んだ経路であっても、購入金額全体に対してポイントが付くのです。
たとえば、新宿駅から渋谷駅を経由して二子玉川駅まで、モバイルSuicaで1箇月間定期券を購入する金額は、12,470円となります。JR東日本の路線は新宿-渋谷間のみですが、ポイントは12,470円全体にかかるため、249ポイント得ることができます。
4-2 えきねっとのサービスを利用する
えきねっとを利用すると、JRのきっぷを買ったり、ツアーやレンタカーに申し込んだりできます。えきねっとを利用するためには、まずえきねっとのWebサイトで会員登録をしましょう。
それから、えきねっとをJRE POINTを連携させます。すると、「えきねっと-JRE POINT-Suica」が連携した状態となるわけですね。
えきねっとで利用したサービスごとに、ポイント付与率が異なりますので、それぞれに説明していきます。まずは、チケット購入についてまとめましたので、下の表で確認していきましょう。
乗車・お受取り方法 | 商品 | 付与率 | 対象金額 |
チケットレス乗車 | 新幹線eチケットサービス (えきねっとトクだ値含む) | 2% | 発売額 |
えきねっとチケットレスサービス | 5% | ||
えきねっとチケットレス座席指定券 | |||
えきねっとトクだ値(チケットレス特急券) | |||
きっぷを指定席券売機(みどりの券売機)で受取って乗車 | えきねっとトクだ値(在来線特急) ※(JR東日本・JR北海道) | 0.5% | 発売額 |
おトクなきっぷ(特別企画乗車券) | |||
上記以外の商品 | 料金 (特急・設備料金含む) |
JR東日本では、さまざまな割引チケットシステムがあります。えきねっとでは、チケットを安く買えて、チケットレスならばポイント付与率も大きいのでお得です。
また、えきねっとでは旅行ツアーも購入できます。「JR東日本ダイナミックレールパック」と「びゅうパッケージツアー」が販売されていますが、どちらも税込み500円につき1ポイントが付与されるシステムです。
最後に、駅レンタカーで貯められるポイントについて。こちらは、予約時の申し込み金額200円(税込み)に対して1ポイントの付与率となります。
駅レンタカーでJRE POINTを貯める|JRE POINTサービス:えきねっと(JR東日本)
4-3 お買い物でJRE POINT カードを提示、Suicaで支払いをする
JR東日本の駅ビルなどにある店舗には、「JRE POINT カードの提示で貯まる・使える」と書かれた緑色のステッカーが貼られている店舗があります。
そこで、JRE POINTカードまたはアプリのバーコード、JRE POINT会員番号が記載されているビューカードを提示すると、買い物分のポイントが付与され、お得です。
ポイントは、100円(税抜き)につき1ポイント貯まるので、還元率としても悪くないですね。
アトレやエキュートをはじめ、特に首都圏には多くの商業施設、店舗がJRの駅構内にあるので、買い物にはとても便利です。
また、Suicaによる支払いでもJRE POINTを貯められます。Suicaの場合、お店によって100円で1ポイントであったり、200円で1ポイントであったりと、換算率が異なりますので、気になる方は利用前に確認すると良いでしょう。
4-4 ビューカードを使う
JRE POINTを貯める方法として、最後にビューカード使用についてお伝えします。ビューカードは通常の買い物や飲食、公共料金の支払いなどにも使用可能です。
ビューカードにはたくさんの種類があり、VISA、JCB、Master Cardと主なブランドが揃っているので、好きなものをライフスタイルに合わせて選ぶのがおすすめですよ。
ビューカードの利用で貯める JR東日本の共通ポイントサイト - JRE POINT
5. Suicaの残高が少なくなってきたらコンビニでチャージしてみよう!
Suicaは交通系ICカードですが、買い物ができたり、JRE POINTを貯められたりと、とても便利に使えます。ですから、コンビニでのチャージも活用して、常にスタンバイOKな状態にしておけるといいですね。