Suicaの払い戻しは可能?カードの返却場所や解約方法が知りたい!

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電車やバスなどの公共交通機関を利用する人にとって便利なSuica。しかし、ライフスタイルの変化などで公共交通機関の利用頻度が減ることもありますよね。そんな時、使わなくなったSuicaは払い戻しできることを知っていますか?

この記事ではSuicaの払い戻し方法を詳しく紹介、カードの返却場所や解約方法、Suicaを払い戻しする時の注意点を解説します。

「使わなくなったSuicaを払い戻したい」

「チャージ残高を現金化したい」

と考えている人はぜひ参考にして下さい。

この記事は下記のような人におすすめです!
・できるだけお得にsuicaの払い戻しをしたい
・払い戻し手続きを行う際の注意点が知りたい

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1 Suicaとは?

SuicaとはJR東日本が提供している交通系ICカードです。切符を買わなくても、カードを改札機にかざすだけで乗車料金の清算ができます。電車に乗る度に切符を購入する必要がなく、電子マネーをチャージしておくと買い物にも使える便利なカードです。

最初に、Suicaの種類や使えるお店など、Suicaがどんなカードなのかについて紹介していきます。

1-1 Suicaの種類

Suicaは「カードタイプ」と「モバイルタイプ」の2種類あります。

カードタイプは、黄緑と白でお馴染みのICカードです。カードタイプのSuicaは、さらに4種類に分けることができます。

現金をチャージして利用できる記名式の「My Suica」や無記名で使える「Suicaカード」の他、定期券としても使える「Suica定期券」もあります。学生や会社勤めの人はSuicaを定期券として利用していることも多いでしょう。これら3つのカードに加えて、乗車料金を子供料金で計算できる「こども用Suica」の4種類があります。

モバイルタイプは、スマホで利用できるアプリ「モバイルSuica」のことです。Apple Payやおサイフケータイなどに対応しているスマホで利用できます。普段持ち歩いているスマホをSuicaと同じように使えるため、荷物をできるだけ持ち歩きたくない人に人気です。

公共交通機関を便利に利用できるSuicaは、5つの方法の中から自分に合ったタイプのものを選んで利用できるということですね。

1-2 Suicaが使える場所

Suicaは、現金をチャージすることで電子マネーとして利用できます。チャージした電子マネーは、公共交通機関の運賃の他、お店での支払いにも利用できます。カードタイプ、モバイルタイプともに、Suicaに対応したお店であればタッチで支払い可能です。

モバイルSuicaを利用するとスマホから定期券や新幹線のチケット購入ができる他、エクスプレス予約もできます。さらに、一部のネットショップの支払いにも利用可能です。

ただし、こども用Suicaはモバイルタイプに対応していないため、小学生までの子どもにSuicaを持たせる場合はカードタイプを選びましょう。

カードタイプ、モバイルタイプ共に乗車料金清算や電子マネー決済で便利に利用できます。

Suicaとは|Suica:JR東日本 (jreast.co.jp)

Suicaの種類|Suicaとは|Suica:JR東日本 (jreast.co.jp)

2 Suicaの払い戻しはできる!覚えておきたいポイント3つ

便利に使えるSuicaですが、Suicaを利用する機会が減ったり、現金が必要になったりした場合、払い戻しをしたいと考える人も多いでしょう。結論からいうと、Suicaの払い戻しは可能です。

ただし、払い戻しには3つのポイントがあります。まずは、手数料やデポジット、チャージ残高の返金など押さえておきたいポイントについて詳しく解説していきます。

2-1 払い戻しにかかる手数料

Suicaの払い戻しには、一部の場合を除いて手数料が必要です。カードタイプ、モバイルタイプともにSuica払い戻し手数料は220円。ただし、手数料はチャージ残高からのみ支払われます。差額を現金で支払う必要はありません。

つまり、チャージ残高が300円であれば手数料は220円で80円が払い戻されます。チャージ残高が100円の場合は100円が手数料となり返金はされません。カードの返却を目的に払い戻しする時は、できる限りチャージ残高を使い切っておいた方がお得ですね。

自動販売機などの支払いにSuicaを利用すれば、チャージ残高を使い切りやすいでしょう。

2-2 デポジットの返金【500円】

カードタイプのSuicaは使い捨て防止のため、初めて購入する際に預かり金としてデポジット500円を支払います。このデポジットは、Suicaをみどりの窓口で返却する際に返金されることも覚えておきましょう。

Suicaを返却しない場合、デポジットも返金されないので注意しましょう。また、カードを発行しないモバイルSuicaにはデポジットがありません。

使わなくなったSuicaをそのままにしておくと、紛失してしまう場合もあります。JR東日本のエリア外に引っ越しする時など、忘れずにSuicaを返却してデポジットを返金してもらいましょう。

2-3 チャージ残高の返金

Suicaを返却するときは、チャージ残高も一緒に払い戻しができます。そのため、例えば1000円チャージしたばかりという場合でも、損することなく返却できるんです!

仮にチャージ残高が1000円残っていた場合、戻ってくるお金は下記の通りになります。

1,000円(チャージ残高)-220円(払い戻し手数料)+500円(デポジット)=1280円

払いもどし|各種手続き|Suica:JR東日本 (jreast.co.jp)

3 カードの返却や払い戻しができる場所

Suicaのカード返却や払い戻しは、どこでも対応してもらえるわけではありません。続いてはカードの返却や払い戻しに対応してもらえる場所について紹介します。

3-1 みどりの窓口

Suicaのカード返却や払い戻しは、JR東日本エリア内のみどりの窓口で対応してもらえます。ただし、みどりの窓口全てが払い戻しに対応しているわけではないようです。事前に利用したい駅にあるみどりの窓口に、Suicaの払い戻しができるか確認しておくのがおすすめです。

また、Suicaをバス定期券として利用している場合、駅内のみどりの窓口では払い戻しができません。事前にバス営業所で、バス定期券の払い戻しを済ませておきましょう。その後、駅内のみどりの窓口でSuicaのカード返却に対応してもらえます。

モバイルSuicaの場合のみ、みどりの窓口では対応していないことも合わせて確認しておきましょう。モバイルSuicaは、スマホから払い戻しができるので、その方法については後程紹介していきますね。

4 【種類別】Suicaの払い戻し方法

続いては種類によって事なる、Suicaの払い戻し方法について紹介していきます。場合によっては証明書が必要なケースもあるため、手持ちのSuicaに合わせた払い戻し方法を正確に把握しておきましょう。

4-1 My Suica(記名式)の場合

記名式のMy Suicaを払い戻しする場合、みどりの窓口で払い戻したい旨を伝えましょう。払い戻し用の申込用紙をもらえるので、必要事項を記入。身分証明書の提示を求められるので、公的な証明書を提示します。

My Suicaカードを返却する場合、チャージ残高から手数料220円が引かれた金額プラスデポジット500円が払い戻しされます。

My Suicaカードは原則、記名者本人しか払い戻し申込ができません。本人以外が払い戻しを行う際には、委任状と代理人の身分証明書が必要なので注意して下さい。

4-2 Suicaカード(無記名式)の場合

無記名のSuicaカードもMy Suicaカードと同じ要領で払い戻しに対応してもらえます。My Suicaと違って、Suicaカードを払い戻しする時に身分証明書は不要です。購入した本人以外の人が払い戻しの手続きをすることもできます。

4-3 定期券の場合

Suica定期券を払い戻しする場合、定期券分のみの払い戻し、チャージ残高のみの払い戻し、両方の払い戻しのどれにするかを選べます。ただし、定期券の残り期限が1ヵ月以上ないと、定期券分の払い戻しはできないので注意しましょう。定期券分を払い戻した場合、払い戻し後は記名式のMy Suicaとして利用可能です。

学生の場合、定期期限が残った状態で卒業を迎えた時には、直ぐに定期券分の払い戻しをすると良いでしょう。そのまましばらくはMy Suicaとして利用し、進学や就職をした際、新たに定期として利用することもできます。

払い戻しをする時は、みどりの窓口で払い戻し申込用紙を記入し、身分証明書を提示しましょう。My Suicaと同じく、本人以外が払い戻しを行う際には、委任状と代理人の身分証明書が必要です。

4-4 モバイルSuicaの場合

モバイルSuicaでも払い戻しが可能です。ただし、モバイルSuicaの場合、スマホから払い戻し申込を行い、返金分は指定金融機関への振込になります。カードタイプのように、その場で現金化できるわけではないので注意しましょう。

払い戻し申込は、モバイルSuicaアプリの「会員メニュー」をタップ。「Suica管理」から行います。払い戻しするSuicaを選び「このSuicaを払いもどす」を選んで、払い戻し金額を確認しましょう。確認後「次へ」をタップすると、払い戻し金の振込先金融機関情報を入力する画面に移ります。入力できたら「払いもどしてカードを削除する」と表示されるので選択します。最後にもう一度「払いもどして退会する」と表示されるので、タップして完了です。

モバイルSuicaで定期券を利用している場合も、同じ方法で定期券の払い戻しができます。また、Suicaグリーン券の払い戻しも対応しているので、これらの払い戻しもアプリから行ってみて下さい。

JR東日本:モバイルSuica>各種手続き>退会(払いもどし) (jreast.co.jp)

5 Suicaの払い戻し手続きを行うときの注意点

Suicaの払い戻し方法について紹介しましたが、いくつか注意しておきたい点もあります。Suicaの払い戻しで特に多いのが書類の不備です。せっかくみどりの窓口に足を運んだのに、書類不備によって払い戻しに対応してもらえない、なんてことも珍しくありません。

そうならないよう、Suicaの払い戻し手続きを行う時に注意したい必要書類について最後に解説していきます。

5-1 My Suicaや定期券の場合は公的証明書を用意する

My SuicaやSuica定期券など、本人以外が利用できない仕様のSuicaを払い戻しする際は、身分証明書が必要です。この時、利用できる身分証明書は公的証明書のみなので注意しましょう。

公的証明書は、国や都道府県など行政が発行している身分証明書です。免許証や保険証、マイナンバーカード、パスポートなどが公的証明書にあたります。学生の場合は、生徒手帳も身分証明に利用できます。

名刺、社員証、郵便物などは、住所氏名・顔写真などが記載されていても身分証明書として認められないので注意して下さい。

5-2 代理人が手続きを行う場合は委任状が必要

My SuicaやSuica定期券を、利用者本人以外が払い戻しする場合には、委任状が必要です。学生の場合は特に、親が代理で払い戻しに行くケースもあるでしょう。しかし、JR東日本には、指定の委任状書式などが用意されていません。パソコンなどで作成する、もしくは手書きなどで代理人に払い戻しを委任する旨を記載して自作する必要があります。

委任状を書く時には以下の内容を盛り込みます。

・宛先(東日本旅客鉄道株式会社)

・年月日

・委任者(Suica利用者)の住所・氏名・連絡先・捺印

・「私はMy Suica(Suica定期券)の払い戻しについて、下記の者に委任します」等の委任する旨

・代理人の住所・氏名・連絡先・捺印

委任する場合は、代理人の公的身分証明書も必要です。忘れると払い戻しに対応してもらえないので注意しましょう。

5-3 本人が死亡している場合は死亡届記載事項証明書が必要

My SuicaやSuica定期券の利用者が亡くなってしまった場合、本人による払い戻しが不可能なのはもちろんですが、委任状を書くこともできません。利用者が死亡してしまった時は、Suica利用者が亡くなったことを証明できる書類があれば、委任状がなくても払い戻しができます

死亡が確認できる書類には、死亡診断書や死亡届記載事項証明書などがあります。これらの書類と返金の申し込みを行う人の公的身分証明書を用意しましょう。

まとめ 使わなくなったSuicaは損しないためにも払い戻し手続きをしよう!

Suicaのチャージ残高を現金化したい場合や、使わなくなったSuicaを返却する際の払い戻し方法について解説しました。カードタイプでは、デポジットを支払ったことを忘れている人も少なくないでしょう。使わないSuicaを返却するだけで500円が手元に戻ってきます。

Suicaを利用しないなら、紛失してしまう前にSuicaの払い戻し手続きをしておくのがおすすめ。必要になれば再度購入できるので「しばらく使わないな」と思ったら直ぐに返却しておいても良いでしょう。必要書類の有無などを確認して、みどりの窓口で払い戻しをしてみて下さいね。