街中の店舗でお買い物をしたとき、店員さんから「Tカードをお持ちですか?」と尋ねられた経験がある人も多いのではないでしょうか。Tカードで貯められる「Vポイント」は、数あるポイントの中でもかなり身近なものです。
本記事では、すでにVポイントを貯めている人、いつの間にか貯まっていて使いたい人、これから貯めたいと考えている人に向けて、Vポイントのさまざまな使い道をご紹介します。
この記事は下記のような人におすすめです!
・Vポイントをお得に使いたい
・Vポイントの貯め方についても知りたい
1.Vポイントとは?
まずはVポイントがどんなものなのか、ざっとおさらいしておきましょう。Vポイントとは、カルチュア・コンビニエンス・クラブが展開するポイントプログラムです。一番の特徴といえば、企業の枠を超えて使ったり貯めたりできること。DVDやゲームソフトを取り扱う「TSUTAYA」、コンビニの「ファミリーマート」、ドラッグストアの「ウエルシア」など、多くの店舗で使用できます。
貯め方も簡単で、基本的にはお買い物をして会計する際にイエローとブルーのデザインでおなじみの「Tカード」を提示するだけです。スマートフォンの「Vポイントアプリ」でもTカードと同様に貯められます。
貯まるポイント数は、ほとんどの店舗で「200円=1ポイント」です。もちろん例外もあるので、どれくらい貯まるかは利用する店舗や頻度、ライフスタイルによって異なりますが、生活に必須の支払いとうまく絡ませて貯めている人も少なくありません。
2.Vポイントの種類
Vポイントには、普通の「Vポイント」と「期間固定Vポイント」の2種類があります。違いを意識していない人も多いかと思いますが、ポイントを無駄にしないためにも、2種類のポイントの特徴を把握しておきましょう。
2-1.普通のVポイント
普通の「Vポイント」は、Vポイントが使える提携先ならどこでも「1ポイント=1円」で使えるポイントです。有効期限は最後にVポイントを貯めたり使ったりした日から1年間で、日常的に貯めていれば失効してしまうことはほぼありません。使い方は、支払いのときに使いたいポイント数を指定するだけです。使うときに、普通のVポイントと使用可能な期間固定Vポイントを持っている場合は、期間固定Vポイントのほうが先に消費されます。
通常のショッピングやサービスの利用で貯まるのは、こちらの普通のVポイントです。使える場所が多く、1年に1回以上ポイントを利用すれば消えてしまうこともないので、貯めやすく使いやすいのが特徴です。ただし、期間固定ポイントの獲得では普通のVポイントの有効期限を延ばすことができないので、その点は注意しておきましょう。
2-2.期間固定Vポイント
期間固定Vポイントは、名前が示す通り、使える期間(有効期限)が定められているポイントです。有効期限を延長させる方法はなく、ポイントごとに決められている期限を過ぎれば問答無用で消えてしまいます。さらに使える場所も限定されていて、どこの提携先でも使えるというわけではありません。
使い方は、普通のVポイントと同じく支払いのときに使いたいポイント数を指定するだけで、「1ポイント=1円」で使える点も同様です。ただし、普通のVポイントとは有効期限がまったく別なことと、すべての提携先で使えるわけではないという点に注意しておきましょう!
期間固定Vポイントは、各企業が実施するキャンペーンなどで獲得できます。また、ポイントを使う際に普通のVポイントより先に消費されるのはすでにご紹介した通りで、さらにその中でも、有効期限の短い期間固定Vポイントから優先して使われます。
普通のVポイントは、日常的にVポイントを貯めている限り有効期限を意識する必要はほとんどありません。一方で期間固定ポイントは、期限内にしっかり消費することを意識しておくのが大切です。
3.Vポイントの貯め方
Vポイントは「貯める」と「使う」が一体となっているもの。まずはVポイントの主な貯め方をまとめましたので、参考にしてください。
- 提携先の店舗でショッピングをする
対象店舗は「TSUTAYA」や「ファミリーマート」など多岐にわたります。
- ネットショッピングをする
対象店舗は「LOHACO」や「Yahoo!ショッピング」などです。
- キャンペーンに参加する
キャンペーンでVポイントをもらうには、新規申し込みや会員登録など各企業が設定した条件を満たす必要があります。
- クレジットカード機能付きのTカードで支払いをする
カードで支払った金額に応じてポイントが貯まります。
- ゲームに挑戦する
Tモールにあるパズルやすごろくなどのゲームに挑戦しましょう。
- アンケートに答える
簡単なアンケートに回答するだけです。
- ほかのポイントから交換する
ANAのマイルやNTTグループカードのポイントなどをVポイントに交換できます。
3-1.Vポイントの使い道はたくさんある!
それではいよいよ、Vポイントの使い道をご紹介します。どうやって使うのがお得なのか知りたい人や、自分に合った使い方がないか探している人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
3-2.コンビニやドラッグストアなど街のお店で使う
コンビニやドラッグストアなどのVポイント提携店では、支払い時にお金の代わりにVポイントで支払うことができます。レジでTカードやTカードアプリを提示して、ポイントを使いたいことを伝えましょう。ただし、どんな支払いにも使えるというわけではありません。公共料金の支払いやタバコの購入、チケット代金の支払いなどには利用できないので、注意が必要です。Vポイントが使えるお店で、日常的に利用しやすいお店をご紹介します!
<コンビニ・スーパー>
- ファミリーマート
- マルエツ
- 東武ストア/フエンテ
<ドラッグストア>
- ウエルシア
- ハックドラッグ
- ドラッグユタカ
<ホームセンター>
- 島忠・ホームズ
- ジョイフル本田
<飲食店>
- ガスト
- バーミヤン
- ジョナサン
- ロッテリア
<書籍・音楽・ゲーム>
- TSUTAYA
- 蔦屋書店
- 新星堂
3-3.通販などネットショッピングで使う
Vポイントが使えるのは実店舗だけではありません。ネットショッピングでも利用できます。ネットショップで使うには、あらかじめアカウントにTカード番号を登録し、Vポイントの利用手続きをしておく必要があります。手続き方法はサイトによって異なるので、決済する前に確認しておきましょう。Vポイントが使えるネットショップを一部ご紹介します。
<総合通販>
- Yahoo!ショッピング
- LOHACO
<書籍・音楽・ゲーム>
- TSUTAYAオンラインショッピング
<ドラッグストア>
- ウエルシアドットコム
<アパレル>
- SHOPLIST
<カメラ用品>
- カメラのキタムラネットショップ
3-4.株や仮想通貨などVポイント投資をする
Vポイントは、ショッピングのほか投資にも活用できます。Vポイント投資は、「株」「投資信託」「FX」「仮想通貨」といった投資に、現金ではなくVポイントが使えるのが特徴。元手がお買い物のオマケとして付いてくるVポイントですので、「投資の経験がないので試しにやってみたい」「興味はあるけれど、現金を使うのは不安」という人から人気を集めています!
ポイント投資は、株なら1株から、投資信託なら100円から、FXなら5円からスタートできる手軽さも魅力のひとつです。窓口は株とFXは「ネオモバ(SBIネオモバイル証券)」、投資信託は「SBI証券」、仮想通貨は「bitFlyer」と分かれているので、自分に合った投資方法を選んでから口座やアカウントを作成してみましょう。
3-5.気になる商品と交換する
Vポイントは、限定グッズや商品と交換することもできます。ラインナップはキッチン家電や美容家電、有名店のスイーツ、牛肉や魚介類、防災用品など、バラエティー豊か。子ども向けのおもちゃやアウトドア用品、漫画の全巻セットなんかもあります。交換できるアイテムは、Tサイトの「商品交換」のページに掲載されているので、気になる人はチェックしてみてください!
交換方法は、一覧からほしい商品を選んで「Vポイントで交換する」のボタンを押し、配送先情報を入力して申し込むだけです。オンラインクーポンなどの一部の商品は、メールでクーポンコードが送られてきます。配送先の住所や登録済みのメールアドレスに間違いないか、念のため確認しておきましょう。
3-6.Vポイントを募金する
Vポイントは、募金にも活用できます。募金方法は非常にシンプルで、Tサイトにログインし、募金先を選んで募金するポイントを入力するだけ。1ポイントから募金することができ、集まったポイントは1ポイント=1円として寄付されます。「人の役に立ちたい!」「社会貢献したい!」という人はもちろんのこと、「中途半端に余ってしまったポイントを消費したい」なんていうときにもチェックしてみてください。
これまでに、東日本大震災やニュージーランド地震、熊本地震など、国内外で発生した大規模な災害を支援するための募金が数多く実施されてきました。また、子どもの教育のための支援、ユニセフや国境なき医師団といった団体への支援も行えます。おまけに付いてくるポイントで世界中にやさしさを届けられる、有意義な使い道だといえるでしょう。
3-7.Tマネーにチャージする
Tマネーとは、Tカードにチャージして使える電子マネーのことです。電子マネーのチャージといえば現金やクレジットカードを使うのが一般的ですが、Tマネーなら「1ポイント=Tマネー1円」のレートでチャージして、利用可能な店舗で使うことができます。Tマネーで支払うと、ショッピングで付くポイントに加え、「Tマネー決済ポイント」が500円につき1ポイント貯まります。つまり、普通にVポイントを使って支払うよりもお得になるので、上手に活用しましょう。
チャージする際は、まずTサイトの「Vポイントからチャージ」のページから「チャージ(入金)する」のボタンを押します。チャージ可能なポイント数が表示されるので、チャージするポイント数を入力しましょう。確認ページで金額を確認して「チャージする」を押せば完了です。1ポイント単位でチャージできて、上限金額は30,000円です。
ただしTマネーが使えないTカードもあるので、その点は要注意。Tマネー使用不可のカードを持っている場合は、Tマネーの残高ページに「Tマネーサービスがご利用いただけません」と表示されます。
3-8.ANAマイルと交換する
Vポイントは、ANA(全日空)のマイルに交換することができます。ANAのマイルは、ANAのフライトやサービスを利用することで貯まるポイントのことです。貯めたマイルは航空券に交換することが可能で、お得に旅行ができることで知られています!
交換レートは「1ポイント=0.5マイル」で、500ポイント単位で交換可能。たとえば1000ポイントを交換すると、500マイルが手に入ります。交換にはまとまったVポイントが必要ですが、マイルを積極的に貯めている「マイラー」なら、Vポイントをマイルに集約させるのもひとつの方法です。
3-9.PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)で換金する
「ポイントのままだと使いづらい」「使えるお店が近くにない」という人は、思い切って現金にしてしまいましょう。その際に必要なものは、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の銀行口座です。まず口座を開設し、Yahoo!ウォレットの受取口座情報にPayPay銀行の口座を登録してください。そのうえでWEBから現金化を申請すると、2週間程度で登録した口座に振り込まれます。
交換レートは「100ポイント=85円」で、交換単位は1,000ポイント以上、100ポイント単位です。ポイントのまま利用する場合よりもレートが低くなってしまうので、その点は承知しておく必要があります。
4.よりお得にお買い物がしたい人はウエルシアで使うのがおすすめ!
Vポイントをできるだけ有効活用したい人は、「ウエルシア」での利用がおすすめです。ウエルシアは、関東地方を中心に東北から四国まで各地にチェーン展開しているドラッグストア。ここではなんと、毎月20日にはポイントを使うときに1.5倍分のお買い物ができるキャンペーンを行っています!
条件は、お会計の際にVポイントを200ポイント以上利用するだけ。貯まるポイント数がアップするキャンペーンは珍しくありませんが、使うときにポイントの価値がアップするキャンペーンはかなり貴重です。たとえば1,000ポイント使って1,500円分の買い物ができるので、お得にサプリやコスメを揃えたい人は狙い目です。ぜひ積極的に利用してみてください!
まとめ.Vポイントはさまざまな使い道がある!自分にぴったりな使い方を見つけよう
Vポイントをショッピングでお得に使うなら、毎月20日に「ウエルシア」で使うのが一番おすすめです。とはいっても、近くにお店がなかったり、時間を取れなかったりすることもありますよね。Vポイントはさまざまな使い方ができることが魅力のポイントですので、この記事を参考に、自分にぴったり合う使い方を探してみてください。