Tマネーって聞いたこと、ありますか？Tマネーとは、Tカードと同じくカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（CCC）が提供している電子マネーサービスのことなんです。TカードやVポイントは知っていても、Tマネーについては良く知らないという人も多いかもしれません。
この記事では、Tマネーがどういうものなのか、どうやって始めたらいいのか、どうやって使ったらいいのか、そしてお得な使い方とはどのような方法か、についてしっかりお伝えしていきます！新しい電子マネーに興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。
この記事は下記のような人におすすめです！
- Tマネーの使い方やチャージ方法、還元率を知りたい
- Tマネーをお得に使いたい
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1. Tマネーの基本情報
Tマネーの使い方や、どうしたらお得になるのかなどを早速お伝えしていきたいところですが……まずは、Tマネーが一体どういうものなのかについて、概要を説明するところから始めましょう。
電子マネーも自分の財産となるものですから、信頼のおけるサービスかどうかを知るのも大切です！
1-1 Tマネーとは
Tマネーは、TSUTAYAを運営していることで知られるCCCが提供している電子マネー。同じくCCCが提供しているサービスとして、ポイントカードの雄として知られるTカードがあります。
CCCの発表によれば、Tカードのアクティブユーザー数は7000万人を越えるそう。何と、日本の人口の約半分がTカードを使っていることになります。Tマネーは、そんなTカードの基盤を利用できる電子マネーシステムなので、多くの人にとって始めるハードルの低いサービスと言えるでしょう。TマネーはTカードにチャージして利用することができますから、日本人の半数はすでTマネーを始める準備ができている、ということです！
どうですか？「簡単に始められそう！」という実感が湧いてきたのではないでしょうか？
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1-2 Tマネーを使える加盟店は？
Tマネーの決済機は、全国に120万台以上普及しています。つまり、それに近い数の幅広い店舗で利用できると考えて差し支えないでしょう。さすが、Vポイントで地ならしをしていただけありますね。ちなみに、Tマネーを使えるお店には2タイプあります。1つ目はチャージと決済の両方ができるお店。そして、もう1つは決済のみ可能なお店です。
具体的に、どんなお店で使えるのかを紹介していきましょう。コンビニエンスストアで言えば、ファミリーマートです。そして、ウエルシアやハックドラッグなどのドラッグストア、TSUTAYAや蔦屋書店はもちろんのこと、東武ストアや吉野家などでも使えます。以下の公式サイトにTマネーに対応しているお店の一覧がまとめられているので、ぜひチェックしてみてください。
また、モバイルTカードのアプリをダウンロードしていれば、アプリを起動すると地図で加盟店がわかるようになっているので便利です。付近の店舗や出先でTマネーに対応しているお店を探したいときは、まずは地図を見てみるといいですよ。
2. Tマネーのメリットや特徴
Tマネーがどんなものなのか、なんとなく見えてきたでしょうか。ですが、今や乱立している電子マネー業界の中で、一体どのような特徴を持ち、どのようなメリットがあるのか…というと、まだちょっと分かりづらいかもしれません。そこで次は、もう少し詳しくTマネーのメリット、特徴をお伝えしていきます。
2-1 Tカードやアプリで手軽に始められる
2003年にサービスを開始したVポイント。そのポイントを貯めるTカードは、先にお伝えしたようにとても広く普及していて、慣れ親しんでいると感じる人が多いはず。そのTカードさえあれば始められるのが、Tマネーの手軽さであり、利点です。
Tカードは、プラスチックカードかアプリで利用できる仕組みになっています。初めてのものにトライするのが億劫だと感じる人にとっても、ハードルが低い電子マネーシステムと言えるでしょう。
ちなみに、Tカードをすでに複数枚持っている人もいるのではないでしょうか。そんなときは、ポイントを統合することもできます。ポイントは分散すればするほど、無駄が出てしまいやすいもの。Tマネーをスタートさせる前に、一度ポイントを整理しておくといいかもしれませんね。
2-2 時短＆おつりのやりとりなく決済可能
Tマネーを使うメリットの2つ目は、時短決済ができることと、お金のやり取りをしなくて済むことです。Tマネーを使いたいときは、TマネーにチャージをしたTカードまたはアプリを表示すればOK。
買い物時間をできるだけ短く済ませたい、できるだけおつりのやり取りなどをしなくて済ませたい、そのような気持ちで買い物や飲食をしている人が多い昨今においては、Tマネーは便利なツールとなります。
これはTマネーに限らず、キャッシュレス決済全般に言えることですね。
2-3 移行や交換もしやすい！Vポイントが貯まる
Tマネーを使えば、Vポイントを効率良く貯めることができます。そもそも、Vポイントに加盟している会社は、日本全国に1200社以上、そして17万店舗もあるのです。業種も幅広く、コンビニ、ドラッグストアや飲食店からガソリンスタンドなどさまざまなお店やサービスの利用で貯められます。
Ｔポイントは日本国内では代表的なポイントプログラムと言えますから、使える場所も多く、便利なことは間違いないのです。
そんなＴポイントを貯められるＴマネー。Tマネーで決済をすると、月額利用料金に応じてちょっとしたボーナスがもらえる仕組みです。月額利用料金500円につき1ポイントが加算されるので、たくさん使う人ほどお得になります。
2-4 Apple Payにも対応！かざして支払いも可能
実は、2021年4月からはＴマネーの利用方法がさらに拡大しました。ApplePayにも対応するようになったのです。それにより、｢iD｣または｢MasterCardコンタクトレス｣でも決済が可能となりました。
iDの普及状況はは日本全国で約200万台以上となっており、TマネーをApple Payに登録すればさらに便利になることは間違いなさそうです。
2-5 500円で1ポイント。ポイント還元率はあまり高くない
Tマネーのメリットの1つがVポイントを貯められること、というのはすでにお伝えした通りです。ですが、実はポイント還元率はあまり高くはありません。
Tマネーは月額利用料金に応じて500円ごとに1ポイント還元されます。1ポイントは1円分として利用できますので、1÷500×100＝0.2％の還元率ということになります。
一般的なクレジットカードなどでは、0.5％程度の還元率があり、還元水準の高いものだと1％以上のものもあるので、やはりTマネーの還元率は高いとは言えなさそうです。
3. まずはTカードを準備しよう
Tマネーの基本情報とメリットについて、だいたいお伝えできたかと思います。続いては、詳しい使い方について解説していきましょう。
Tマネーを利用するには、この記事の中でもたびたび登場しているTカードまたはアプリのモバイルTカードがあればOKです。もしまだ持っていないという人は、どちらかを用意してください。
3-1 プラスチックカードの場合
Tカードユーザーとしての歴が長い場合、プラスチックカードを使っている人も多いでしょう。すでに手持ちのTカードを、そのままTマネーの媒体として使えることが多いのですが、一部例外があります。
そのうちの1つは、2014年6月1日以降に発行されたTカードで、裏面にTマネーの記載のないもの。または2018年11月1日以降に発行されたVisaブランドのＴカードの場合も、Tマネーが利用できません。後者の方は、カードの裏面にTマネーについての記載があっても、Visaブランドの方針変更のため利用不可となっていますので、気を付けてください。
3-2 モバイルTカードの場合
もし、VポイントアプリでモバイルTカードを利用している人ならば、話はとても簡単です。アプリ上でTマネーが使えるように設定するだけで、Tマネーが使えるようになります。
これからモバイルTカードを使いたいと思っているならば、まずはVポイントアプリをダウンロードしましょう。手持ちのプラスチックカードがあるなら、そのカード番号を入力することでポイントをアプリへ引継げます。
モバイルTカードならば、たくさんのカードを持ち歩かず、スマホ1台で済むので便利です。
4. Tマネーの使い方
Tカードが用意できたら、あとはチャージして使うだけです！チャージ方法と店舗での使い方について説明していきますので、早速チェックしてください。
4-1 チャージする
Tマネーのチャージ方法は大きく分けて5パターンあります。それぞれについて、表にまとめましたので、見てみてください。
| チャージ方法 | 特徴 | WEB入金 |
|---|---|---|
| クレジットカード | オートチャージ設定可1タップチャージ設定可WEBで即時入金ができるクレジットカード機能付きＴカードに限る | 〇 |
| 後払い（paidy） | 200円の利用で1ポイント貯まる（還元率0.5％）後払い制なので使いすぎに注意 | 〇 |
| Ｔポイント | 貯まったポイントで買いものができるので節約に向いている | 〇 |
| Ｔマネーギフトカード | TSUTAYA /3,000円/5,000円/10,000円の固定金額カードファミマ・ウエルシア 3,000円～30,000円の範囲で自由設定可能なカード有効期限を過ぎるとチャージできなくなる | 〇 |
| 現金 | チャージ可能な店舗へ行き、レジに並ばなければいけない | × |
クレジット機能付きTカードによるチャージでは、クレジットカードを登録しておくことでオートチャージを設定可能。残高不足の心配なく、Tマネーを使えます。1タップチャージを選ぶと、チャージするかどうかを自分で決めることができるので、気づかぬうちに使いすぎてしまうことを防げます。クレジットカードのブランドはJCBかマスターカードです。
後払いチャージはpaidyによるサービスです。WEB上でチャージし、後払いの際はコンビニ払い、銀行振込、口座振替のいずれかより選べます。
4-2 店舗での使い方
チャージができたら、いざお店へ！まず、Tマネーが使えるお店には、入口やレジ回りなどにTマネーのマークが表示されているので、確認してみてください。
Tマネーのマークがあるお店で買い物やサービスを利用したら、お会計時にTマネーを使って支払うことを店員さんに伝えましょう。そして、カードまたはモバイルアプリを提示すればTマネーでの決済ができます。
または、Apple Payに対応しているお店でも使用可能です。そのような店舗で使いたいときは、あらかじめApple PayにTマネーを設定しておくのを忘れないようにしましょう。
5. もっとお得にTマネーを使うには？
Tマネーについて使い方はわかったものの、ポイ活好きさんならば、もっとお得に使える方法がないのか気になるのではないでしょうか？最後に、そんな人に向けて、少しでもお得にTマネーを使えるコツを紹介していきます！
5-1 Tマネーを使える加盟店ではポイントをチャージして使う
Tマネーを使おうと考えている人の中には、Vポイントユーザーも多いでしょう。もし、今Vポイントが貯まっているならば、そのままポイントを使ってしまうのはもったいないですよ。
どうせVポイントを使うならば、ぜひTマネーにチャージして使ってください。そうすれば、ポイントを二重取りすることができるからです。まず1つ目は、通常のお買い物で貯まるVポイントがもらえます。さらに、Tマネーで月間に決済した金額に応じてもらえるTマネーがあります。Vポイントを使うなら、Tマネーにチャージと覚えておいてください！
5-2 「チャージの日」を利用する
Tマネーには、「チャージの日」が設定されている店舗があります。その日にチャージをすると、チャージの日のポイントやボーナスがもらえるのです。
たとえば、ドラッグストアのウエルシアでは、毎週土曜日がチャージの日として設定されています。その日に店頭でTマネーを3,000円チャージすると30ポイントが、5,000円をチャージすると75ポイントがもらえるのです。
そのほか、TSUTAYAでも土曜日がチャージの日となっており、5,000円チャージするとチャージの日のポイントとして5ポイントがつきます。せっかくチャージするなら、そんなお得な日を狙いたいですね！
5-3 Tマネーギフトカードのキャンペーンを利用する
最後に、Tマネーギフトカードのキャンペーンについて簡単にお伝えします。Tマネーギフトカードは、これまでに割引販売のキャンペーンを行っていたことがあります。割引率は10％ほどです。
Tマネーギフトカードは、ファミリーマートやウエルシアでは上限30,000円までチャージすることができます。30,000円分のTマネーを27,000円で買えたら、お得感は大きいのではないでしょうか！チャージすればスーパーやドラッグストアだけでなく、写真館などでも使用可能です。
ただ、この割引キャンペーンは不定期に実施されているようで、近年では実施された形跡がありません。もし、キャンペーンを見かけたときには、迷うことなくギフトカードを購入するのが吉です。
まとめ Tマネーは工夫してお得に使おう！
Tマネーは、今すでに持っているTカードを使って始められる電子マネーです。その分、気軽に始められますがポイント還元率は0.2％とあまり高くはありません。ですが、Ｔポイントをチャージしたり、Ｔマネーチャージの日を利用するなど、還元率を引き上げる使い方もあります。この記事で紹介してきた工夫を駆使することで、お得にポイントを貯めていきましょう！
